宇宙戦艦トマト10
ゴールディが、これ迄の一部始終を伝えられたのは、7回の夜と7回の朝を迎えた後でした、、、
ゴールディの弟や両親も召し使いとして乗船していたが、変身を解き、戦艦を降り、アルカザールにより、身分を取り戻した、、、
今回のすり替えは、つくし姫により保護されたゴールディ家を、安全に密かに連れ戻すために、一芝居打ったのだと、後世の美談に仕立てあげられ、事態は丸く収まった、、、
そうこうする内に、、、
既に、優希とつくし姫を乗せた戦艦トマトは出立し、優希とドクター西門、つくしと副艦長類は、式を挙げ艦内に新居を構えておりました、、、
愛されて、美しさに磨きがかかったつくしに、類は気が気じゃなくて、、、
無関心無感動無愛想な類が、つくしに振り回される姿に、誰もが笑いを誘われていた、、、
優希も愛されて、更に美しくなり、ドクター西門が、カサノバの異名を返上して、優希一筋になったことは、皆を驚かせていた、、、
そんなある日、宇宙間通信が、、、
遥か彼方から、1本の通信線が、、、
『助けて、マスタードラゴン♪
この通信がマスタードラゴンに届きますように♪』
『助けて、マスタードラゴン♪
この通信がマスタードラゴンに届きますように♪』
司「・・・・・」
類「艦長!
これはドラゴン星からのSOS!」
あきら「俺らの仲間のSOSだ、行くんだろ!?」
総二郎「医務室の救助体制は整っているぞ♪」
司「ふっ、悪い! 類、総二郎、お前達、短い新婚生活だったな・・・」
類「片付けたら、長期休暇を貰うさ!」
司「だな! では、進路変更!
117117.09 マーク917917.33 」
類「アイアイサー!
進路変更! ドラゴン星へ!
117117.09 マーク917917.33」
『宇宙歴2626.1228.0330
宇宙戦艦トマト 艦長記録
我々は、ドラゴン星からの救助通信を受け、先ず状況把握のために、ドラゴン星に向かう。状況によっては、敵対行為に対し応戦する準備がある。以上』
遥か彼方のりぼん銀河に想いを馳せ、一人佇む司、、、
《あの声は、、、》