司「滋！ ドラゴン星に回線を開け！」

滋「宇宙チャンネルオン！」

司「こちら、戦艦トマト 艦長の道明寺司です！

そちらからの救難信号を受け、救助に来ましたが、そちらの状況は？」

ドA「こちら、ピー、ドラゴン星防衛庁長官、ピー、姿の見えない敵が、ピー、至急救助を、ピー、ガガガ、、、」

滋「回線が切れました！」

司「類、周辺に機影は？」

類「全方向に機影は見つかりません！」

司「機影が《無い》ではなく、《見つからない》と！？」

類「現状から、ステルス機能の戦艦が存在すると判断します！」

司「流石だ、類！ で？」

類「原子レベルで敵機のエンジンから僅かに漏れ出ていると思われる物質を解明！」

あきら「スクリーンオン！

敵機は 3機、音波探査で推測出来る機影から、エンシュロンでは無いかと、、、」

司「亜門！ ドラゴン星のシールドの強化に協力しろ！

あきら！ 敵機に向けて 低周波を当てろ！

桜子！ 待機！」

類「敵機のシールドに乱れ！

姿を現しました！」

司「チャンネルオン！」

滋「敵機、応答します！」

司「こちら、宇宙戦艦トマト、艦長の道明寺司！

貴公の敵対行為は、宇宙連邦法違反に値します！

即刻、撤退を要求します！」

エX「司、久し振りだな！

まだ宇宙の保安官気取りか！？」

司「懲りずに、まだ埒も無い事をやらかしているのか、バラン？」

バラン「ドラゴンの血は、レアメタルより価値があるからな！

しかも、司自ら、ノコノコと罠に掛かるとは、司のゴールデンドラゴンの血も衰えてしまったか！？」

司「まだ、ドラゴンの血で永遠の命を得られると信じているのか！？」

バラン「ふん！ ドラゴンの血をひくお前に、俺の気持ちが分かるもんか！

今日こそ、お前の血を飲み干してやる！」

司「ふっ、飲み干すには、お前の寿命が持たないと思うぞ♪

類！」

類「あい！シールド120％！

総員戦闘体制！」

バラン「ふん、司、これを見ても、俺に抵抗出来るかな？」

スクリーンに 囚われの娘が、、、

司「鸞！」

鸞「マスタードラゴン、どうか私は捨て置いて、ドラゴン星をお救いください！」

司「バラン！ 鸞を害する事があれば、容赦しないぞ！」

バラン「遠吠えなんぞせずに、奪い返しに来い！」

司「鸞、必ず助ける！」

滋「回線切れました！」

司「桜子！」

桜子「読み取れた事は、バランは、勝利を確信しています、、、

例え艦長が降伏しても、人質ばかりか我々もドラゴン星も、無事では無いでしょう！

何か秘密兵器があるようです！」

類「敵艦から漏れ出てくる微量分子から 、更なる成分を解析しました！

極秘情報でも、現実に存在しないただの噂に過ぎないとされたΩ波動砲の可能性があります、、、ざっと計算して可能性は90％です！」

司「類が、90％と言うなら、Ω波動砲に間違いないだろう！」

類「Ω波動砲の攻撃を有効にするためには、3方向からの攻撃が必要です！」

司「ふむ、だから３機なのか、、、」

あきら「先ず一機をダウンさせれば、当面危機回避出来るんでは？

艦長！ 乗り込みの許可を下さい！

私が、一機ダウンさせます！」

類「３機同時に乗り込むほうが、確率が高いでしょう！

艦長！ 私にも、乗り込みの許可を！」

亜門「Ω波動砲をダウンさせるには、私が適任です！

艦長！ 私に乗り込み許可を！」

司「あきら、亜門と行け！

類は、総二郎と行け！」

類「司は？」

司「バランは、俺が一人で来るのを待っている！

転送開始！」

料理長「これはこれは、つくし様、何の御用でしょうか？」

つくし「急ぎこのレシピで作って頂きたいの、お願いできますか？」

料理長「こ、これは！？」

つくし「貴方のシルバードラゴンの血にかけて、この事は内密に、、、」

料理長「は、はい！ 只今！」

《何故、俺がシルバードラゴンだと見破れたのか！？》

料理長「つくし様、ご存知でしょうが、これは、、、」

優希「承知の上です、扱いには充分気を付けますから御心配無く♪」

つくし「ええ、使う相手は、厳選いたします、、、」

料理長「では、これ以上何も申しあげません。

お気を付けて！」

つくし「貴方のご好意に感謝いたします♪」

つくし「優希、類は必ず艦長を助ける為に、無茶をするわ！

きっと総二郎さんもね！

それに、あきらさん、亜門さんも、、、

そうよね、そこで隠れたつもりの滋さん、桜子さん？」

桜子「やはり、バレてましたね♪」

滋「つくしや優希も同種だなんて、今まで良く隠していられたね！？」

優希「それを言うなら、滋さんや桜子さんもでしょう！？」

つくし「まっ、お互い様と言うことで、、、」

桜子「いいえ、そちらの秘密のほうが大きいんでは？

でも、今は急いでますから、敢えて追及しませんわ」

優希「では、参りましょう♪」