つくしちゃんと7人の仲間達11
μ「φ~、お腹空いた~」
φ「O.K.
そこの宿屋のレストランで食事がてら、情報をまとめよう」
τ「μは何食いたいんだ?
何でも奢ってやる!」
φ「μの好きなものは、俺が知ってるから、俺のと一緒に注文するよ!」
τを睨み付けて、φが宣言します、、、
ζθν《これはこれは、、今回は楽しい旅になりそうですわね♪》と顔を見合わせる3人、、、
ρ「落ち着け、τ!」
χ「おまっ、ププッ、諦める事を知らない奴だな♪
そのネチッこさを、情報集めに役立ててくれよ♪」
レストランで食事が終わり、女性達はスイーツを堪能する、、
ρ「集めた情報だが、、、
総合すると、団子屋の女将が敵の連絡係りらしい、、、」
τ「なら、行って、チャッチャと締め上げようぜ!」
χ「ところが、ことは複雑で、その女将は二重スパイで潜入捜査官らしいんだ!」
μ「お団子食べたい!」
τ「まだ、食うのかよ!?」
ζ「うん、まだ余裕だよ! ネッ♪」
μ「φ、お団子買ってぇ~♪」
φ「そだね♪
敵の正体も分からず、敵と見なす理由も分かっていない状態で、ただ情報を集めろって、あり得ない課題だから、団子屋に向かいながら、町の人が困っている事を収集しよう!」
途中で、泣いている子供が、、、
ν「坊や、どうしたの?
迷子になっちゃったの?」
「バーカ、俺が迷子になる訳がない!」
ζ「じゃ、虐められたんだ!?」
「バーカ、俺を虐めることが出来る奴なんていねえよ!」
θ「わかった! お母さんに叱られたんでしょ!?」
「うちの母ちゃんは優しいから、叱られたことなんて無いやい! バーカバーカ!」
μ「クスッ、君はガキ大将だけど、良い子なんだね♪
じゃあ、お姉さんが、解決してあげましょう♪
君の大事な犬が行方不明になって見付からないんでしょ?」
「スゲエ! お姉ちゃん、なんで分かったの?」
目をハートにして、μを見上げる、、、
μ「君の洋服に、犬の毛が付いてるし、そのポケットから犬のガムが顔を覗かせているし、何より君が手に持っている袋はお散歩用具でしょ!?」
話を終えたμが微笑みかけると、真っ赤な顔で ウンウン頷く子供、、、
μ「安心して! お姉さんの仲間が一緒に捜しに行ってくれるからね♪」
「うん! ありがとう♪」
μ「と言うことで、τ!」
τ「な、なんだよ!」
μ「この子と一緒に捜しに行ってね♪」
可愛くお願いされて、鼻の下が伸びているτ、、、
μ「この一見無愛想だけど、本当はめちゃめちゃ優しいお兄さんが、一緒に捜しに行ってくれるからね♪」
「うん、ありがとう!
綺麗で頭の良いお姉ちゃん♪」
μ「ちょっと待って、τ!」
μが 踊るように軽く手を振ると、きらきらの蝶が現れ、、、
μ「はい、探索蝶♪
この蝶を追いかけて行けば、ワンちゃんが見付かるからねっ♪」
τと子供は、μの優雅な手振りに見とれてポカーン、、、
φ「ほら、早く追いかけないと見失うよ!」
τをシッシッと追い払うφ、、、
ρとχは、やれやれと飽きれ顔、ζθνは肩を震わせ楽しそう♪
少し進むと、お婆さんが困り顔で井戸を覗いていました、、、
μ「どうしました? お困りですか?」
「あ~、お爺さんにもらったブローチが、水汲みの時に井戸に落ちてしまってね、、、」
μ「大丈夫ですよ、お婆さん♪
すぐに取ってきてあげますから♪」
「いや、悪いねえ、今会ったばかりの人に、、、」
μ「井戸の底に魔物がいる可能性があるから、χにお願いします!
魔物ハンターでもあったχなら、魔物を捕まえて仲間にすることも出来るでしょ!?
じゃあ、行ってらっしゃい♪」
ν「私も行きます!
強い魔物の場合、回復魔法が必要になるかも、、、〃〃〃」
ζ「あ~ら、νはχのことが心配なんだ~♪」
θ「ζ、そこ、からかってはダメですよ!?
νの仕返しが怖くないんですか?」
ζ「ああ、そうでした!
普段大人しいだけに、νが怒ると、一番厄介でした!」
μ「待ってるから、二人で行ってきて♪」
χ「おしっ! じゃ、行きますか!」
ν「はい、、、〃〃〃」