愛は惜しみ無く奪い与える18
「花沢様、ハンサムで凛々しい類様とこんなに可愛らしくて素直なつくしちゃん、二人は、実にお似合いですな~」
「ああ、こんなに可愛らしい子が、こんなに早くお嫁に来てくれるとは♪♪」
「あなた、婚約発表は打ち合わせ通りで良いわよね?
お式も早くしないと、、、
この類の様子では、早々にベビーが、、、」
〃〃〃うっ、何?〃〃〃
ファムファタル?
ファムファタルって何?
それって美味しいの???
嫁?
嫁って、誰が? 誰の?
ベビー?
ベビーって?
あっ!ミィたんが赤ちゃんを産むの?
子猫だと思っていたけど、妊娠中だったの?
あっ、だから無暗に動かしちゃいけなかったの!?
で、婚約?
婚約って?
コンニャク?
コンニャクの田楽って美味しんだよね♪
いやいや、そうじゃなくって、、、
そ、そう、そうよっ♪
空耳、全部空耳に決まってる!、、はず、、
そうじゃなきゃ、夢! 夢よ!
それもとびきりの悪夢!
そ、そうよ! お腹がいっぱいになって 私、寝ちゃってるんだわ!?
な~んだ、そうか、そうか、夢か~♪
「失礼だね、悪夢だなんて!
ほら、眠いんでしょ!?
おいで♪♪」
ジュースと思わせて、カクテルを飲ませた腹黒エロエロエロエロエロ(←5回言ってみました)王子様、、、
嬉しそうにしっぽを高速回転させながら、つくしを抱き上げて自室、いえ、二人の部屋へ、、、