loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

愛は惜しみ無く奪い与える61



慎一郎「家元、家元夫人、お邪魔いたします、、、


いえ、おやじ、おふくろ、ただいま♪


今日は、親と子としてお願いに来ました、、、」



家元「・・・・・」



家元夫人「その時がきたのですね、、」



慎一郎「そういうことです、、、


しかも、事は急を要するのです!」



総二郎「家元、家元夫人、いえ、お父さん、お母さん、お願いですから、私が探している絵を見せてください!


お願いします!」



家元夫人「分かりましたわ、、、


でも、その前に約束して頂戴、、、


必ず帰ってくると!


危険な事には近付かないと!」



家元「『この絵の秘密を解く者、危険を省みず未知なる旅に出るであろう』


私達は、お前の一本気でいざという時は死も辞さない男気を、心配しているんだ、、、


決してお前の能力を疑ったり、お前を蔑ろにしている訳ではない、、、


ただ、私達の手の届かない所で、お前が危険な目に遭うのではと、居ても立ってもいられない思いなんだよ、、、」



家元夫人「総二郎、貴方は慎一郎の補欠だと思っているようですけど、貴方が次期家元であることは、貴方がお茶を始めた時に決まっていたのよ♪


それほど、貴方の才能は素晴らしいのよ、、、


私達は、幼子の貴方にプレッシャーを掛けないために、慎一郎の申し出もあり、しばらくの間、慎一郎が次期家元の振りをしていたのよ、、、


ただ、貴方の才能が素晴らし過ぎて、慎一郎が次期家元をおりる時期が、予定より早くなったの、、、


そのせいなのか、貴方はプレッシャーを女性との付き合いで誤魔化そうとしているわね、、、


生涯をともにしたい女性が現れた時に、後悔しなければ良いのだけど、、、」



総二郎「それって、私は、好きな女と添い遂げられるってことですか!?」



家元「ああ、私達は、1度も縁談を強要したことがないだろう?


以前から、お前に縁談話は降るほどあったが、全部私達が断っていたんだ、、、


お前の才能は、政略結婚など必要がないほど素晴らしいんだぞ!


もっと精進して、堂々と好きな女性を連れてこい!」



総二郎「俺、勝手に思い込みしていたんだな!


自分で自分を殴りたい気分です、、、


俺、マジ好きな子がいるんです!


その子が俺のものになることは、決して無いけれど、、、


俺の生涯を賭けて、その子とその子が好きな奴を守っていきたいんだ!


今回のお願いも、その二人を守るためなんです!


お願いします!


どうか、絵を見せてください!」



司「お前の好きな子って、、、」



総二郎「ああ、牧野、牧野つくしだよ、、、」



司「マジか!?」



総二郎「ああ、お前も薄々気が付いていたんじゃないか?


けど、類を意識し過ぎていたから、俺達には被害が無かったがな、、、」



司「テメ! ん? 俺達って?」



総二郎「あきらもだよ!


F4揃って、牧野に岡惚れ♪


最強な女だぜ、牧野つくし、、、


でも、牧野は 類一筋だ!


だから、俺達は牧野つくしの笑顔を守るために、生涯を費やすんだよ!


まあ、類がヘマしたら、俺は黙っちゃいないがな♪」



家元夫人「やっぱり、牧野さんだったのね♪


貴方達の女性を見る目は、誉めてあげるわ♪


つくしちゃんが、西門に来てくだされば、万々歳なのだけど、あの類君が、つくしちゃんを手離す筈が無いわよね、、、」



家元「君達の気持ちは重々分かったから、そろそろ移動しないかね?


確か、急いでいるのでは?」



家元夫人「流石、要所要所を押さえている家元、素敵ですわ♪


では、参りましょうか?」



顔を赤らめて、業とらしく咳などしながら、立ち上がる家元、、、



総二郎「って、全員で見に行くんですか?」



家元夫人「当たり前です!


総二郎、貴方の一大事なのに、のほほんとしていられますか!」



司「俺んちと違って、お前んとこは、ちゃんと愛に溢れているんだな、、、


羨ましいぜ、総二郎!


ほら、ボヤボヤしてないで、行くぞ!」