俺達が知らなかったこと2
つくし「ねえ、無人島に1つだけ持っていくとしたら、何を持っていく?」
司「んだよ、いきなりダサい質問だな!」
つくし「司に聞いてない!
ねえ、美作さんは、何を持っていく?」
あきら「えっ! お、俺か!?」
《勘弁してくれよ!
そんな可愛いい質問は、司にしてやってくれよ!》
つくし「ねえ、早く!」
あきら「う~ん、バラの苗かな、、、
暇にあかして、バラを育てよう♪」
つくし「わあ、ロマンチック♪
まるで星の王子様みたい、、、
そう言うところが、マダムに受けるんだね♪
でも、どんなにロマンチックでも、不倫は不倫、、、
現実からの逃避に過ぎないわ!
本気で相手と恋愛しているですって!?
自分に嘘をついてはいけないわ!
既婚者が相手なら分かれ易いとか、結婚を迫ってくる心配がないとかって、、、
それって、言葉をどんなに飾っても、相手を弄んでるだけでしょ?
今の美作さんは、人の妻を弄んでる盗人よ!
5、6歳歳上の人の知識教養の豊富さが良くて相手を選ぶのなら、若紫を探して自分の望み通りに育てれば、人のものを盗まずに済むんじゃない?
このままでは、いつか怒り狂った夫に刺されちゃうんじゃないかと心配なの!
そして、もっと心配なのは、美作さんが、本当に愛する女性に出会った時に、美作さんの恋愛遍歴で、その女性が傷付くんじゃないかと、、、
もし、愛する女性と結婚出来たとして、今の美作さんがしているみたいに、誰かに妻を盗まれて、自業自得って言われても文句を言えないよね!?
夢子さんが、美作さんの行動にどれだけ心を痛めているか、悲しんでいるか、考えたことがないんじゃない?
美作さんのご両親は、政略結婚なんて考えてもいないのよ!?
一度ちゃんと話し合ってみたら?」
つくしちゃんの真剣さに、考え込んでしまったあきらを放置して、、、
「じゃ次、西門さんは?」
《げっ、今度は俺かい!?》
総二郎「う~ん、茶道具だな♪
無人島でイケメンが一人茶を点てる、、、
スゲエ絵になるシチュエーションだろ!?」
つくし「《イケメン、絵になる》ってとこを否定出来ないのが悔しい~
でも、カサノバ気取って反抗期している西門さんだけど、思っていた通り、本当は純粋に茶道を愛しているんだね♪
いつもいつも、冗談にしてごまかしてしまう西門さんは、心の奥底では真剣過ぎるほど真剣に考えているって、分かってるよ♪
西門さんも、そろそろカサノバの仮面を捨てて、本当の自分の姿で生きていけば良いのに、、、
3回ルールなんてバカやってると、いつか刺されるんじゃないかと、一番心配しているの!
西門さんは、日本の宝になる人だから、もっと自分を大切にして欲しいの♪」
総二郎も、つくしちゃんの言葉が深く心に染み入って、、、