俺達が知らなかったこと4
つくし「じゃ、明日世界が消えて無くなるとしたら、何をする?」と、あきらに顔を向けて、返事を催促する、、、
あきら「俺は、好きな女に告って振られて、家族に慰めてもらう、、、」
つくし「え~!
美作さん、本当に好きな女性がいるなら、ちゃんと告白しなくちゃ!
美作さんを振る女性なんて居ないんじゃ、、?
いや、いるか、、、
問題は、美作さんの女性遍歴よね!
美作さんの愛情を信頼してもらえるか、、そこが問題だわ、、、」
あきら「・・・牧野なら、、、
俺が牧野を好きだと言ったら、信じるか?」
つくし「キャハハ! 無理無理!
美作さんが好きになる女性って、大人の女性じゃないの!
私のようなお子ちゃまじゃ、相手にならないでしょ!?
それに、私は、若紫役をするつもりも無いしね♪」
あきら、苦笑いで撃沈!
《はあ~、あきら、可哀想~♪
あきらにしては、一世一代の告白だったろうに、チョー鈍感牧野相手には通じないよ♪》
つくし「西門さんは?」
総二郎「そうだな、、、
つくしちゃんがO.K.してくれれば、一日中ベッドで抱き合って、、痛っ!
何すんだよ、止めろよ!」
司もあきらも、類も、つくしちゃんまで、丸めた雑誌で総二郎をスコーンパコーン!
つくし「つくしちゃん、言うな!
いつもいつも、そうやってオチャラケでごまかして~
本当は、生真面目で寂しがり屋さんなのに、、、」
総二郎「寂しがりって、あんだよ!?」
つくし「ほらほら、本当の事言い当てられたからって、慌てない、慌てない♪
F4って、人を信じられない、信じられないから孤独になる、、
美作さんと西門さんは、孤独や寂しさの癒しを女性に求めている、、、
所詮、一時的な関係では無理な話なのにね!?
道明寺は 物や人にあたることで解消しようとしているし、、、
類は、一時的な関係では満足出来ないし、そうかと言って永遠の愛を信じようともせずに、排他的になっているし、、、」
言い当てられて、気まずく顔を見合わせるF4、、、
つくし「で、孤独で寂しがり屋の司君は、何をしたいの?」
つくしちゃんが、司君と名前で呼んだことに、F4全員が反応し、司君はニヤけてどっかり腰掛け余裕の構え、、、
《あきら、総二郎、ざまあみろ!
つくしが『司君』だぞ♪
『司君』て名前呼びだぞ♪
お前らが、名前で呼ばれないのは、クズ女を弄んでるからだぞ!
俺様みたいに、本当に好きな女しか相手にしなければ良かったんじゃね♪》
司「お、俺様は、つくし、お前と一緒に居たい、、、
側に居てくれるだけでいいんだ!
で、出来ればベッドで抱き合っ、、、
いてえな! バカ! 止めろって!」
F3とつくしちゃんが、パコーンスコーンパコーンスコーン!
特に総二郎は、先程の恨みとばかりに滅多打ち~
つくし「呼び捨てにすんなって言ったばかりでしょ!」(←そこかい!)
つくし「もう! バカ言ってるばっか!
あれ? 思わず韻を踏んでる、ふ~ん♪」
類「つくし、今のも、韻を踏んでるんじゃない?」
つくし「あっ!
踏んでるとふ~んね! キャハ♪」
類「ご機嫌直ったところで、俺の番だね♪
俺は、世界中の奴らに叫ぶな♪」
つくし「叫ぶって、なんて?」
類は、つくしちゃんに分からないように、他の3人を見回して、ニヤリとすると、いきなり立ち上がり、大声で、、、
類「つくし、世界中で一番愛してる!!!」
つくし「ちょ、ちょっと!〃〃〃
まだ明日世界は消えないってば!
冗談でも恥ずかしいから、止めてってば!
座ってよ♪」
類「つくし、冗談なんかじゃないよ♪
俺は、本気でつくしを愛してる♪」
つくし「る、類、、、〃〃〃」
《ちくしょう! 先を越された!!
鈍感つくし相手には、直球勝負で行くべきだった!
それにしても、類の奴、こんなに感情露に大声で叫ぶとは!!
俺らは、拒否られるのが怖くて、真っ向勝負出来なかった、、、
俺らの負けだな、、、ただし今のところは、、、》