俺達が知らなかったこと6
翌日、非常階段で、、、
つくし「あっ、類、寝てるの?
お弁当作ってきたのに、、、
でも、類って本当に綺麗♪
実は、どこかの国の王子様だったりして?
王子様のお相手には、お姫様じゃないと、、、
私なんかじゃ、釣り合わないよね、、、」
類「俺は王子様じゃないし、俺の相手は つくしじゃなきゃダメだから♪」
つくし「きゃっ、類~
起きてたの?」
類「お弁当の匂いで起きたよ♪
早く食べさせて♪」
つくし「こんなボンビー食が、類のお口に合うのかな?
ラウンジに行った方が良いんじゃない?」
類「ダ~メ!
あいつらが、寄って集ってお弁当食べちゃうもん!
つくしの手料理を食べられるのは、俺だけでいいの!」
つくし「3つ星シェフの料理をいくらでも食べられるのに、私の料理を食べたいだなんて、、、
私は、食べて貰って嬉しいけど、、、
類って、変わってるよね♪」
類「つくしのことなら、何でも知りたいし、何でも受け入れるよ♪
つくしにも、俺のことをもっと知って貰って、受け入れて欲しい、、、」
つくし「る、類、、、〃〃〃」
類「この間の3番目の質問だけど、俺の答えは、、」
つくし「ダメ!
あの時、1週間後に答えを聞くからって言ったでしょ?
今言ってはダメ!
私もその時に、話したい大事なことがあるの、、、」
俺にダメ出しするつくしの顔が、必死過ぎて、、、
類「ふっ、分かったよ、、、」と、悲しげな顔をしてみせる、、、
つくし「あっ、あの、る、類?
あのね、私、嬉しかったんだよ♪
『無人島で1つ』の類の答、、、
それに『明日世界が』の答も、、、
私の家族を好きでいてくれて、ありがとう♪」
類「うん、俺、つくしの家族が大好きなんだ♪
楽しくて暖かくて、、、好きだよ♪
そして、つくしのことは、愛してる♪」
つくし「・・・〃〃〃」
類「チュッ♪
ふふ、チュッ♪
つくしが止めてくれないと、俺、止められないよ♪
チュッ♪ チュッ♪ チュッ♪」
真っ赤になって、固まっていたつくしが、慌てて類から離れます、、、
類「チェッ!
仕方ない、今は逃がしてあげるよ♪
じゃ、来週ラウンジでね♪」
コクコク頷いて、後退りしていくつくし、、、
何を思ったのか、戻ってきて、類の頬にチュッ♪
顔を赤くして固まった類に、つくしが背中を向けて去り際に、、、
つくし「私も、類が好き♪ 愛してる♪」
一人残された類は、ニヤニヤしまりの無い顔に、、、