loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

俺達が知らなかったこと16

類「??? 、、、!!!



「進です、、、その節は、ご無礼いたしました、、、」



類「進!? 会えて良かった!


パパやママは元気?


君達まで、事故で亡くなったって聞いた時、どれだけ俺達が、絶望したか!


つくしの代わりに、俺達で、君達を守って行こうと誓っていたのに、それすらも叶えることが出来なかったと、、、


見たところ、進も遺伝子治療を受けたようだけど、病気だったの!?」



進「姉ちゃん、いえ、アンジュ様とは違う病気でしたが、スイスへの入国審査で病気が発覚して、ノーザン伯爵に助けて頂きました、、、」



類「なんか、嫌だな、、、」



進「へっ?」



類「そうそう、その反応じゃなくちゃ!


他人行儀な話し方は止めろよ♪


進は、俺の弟も同然なんだから♪」



進「でも、、、」



類「つくしと血が繋がっていないと知ったから?


俺にとっては、進はつくしの弟、牧野のパパママもつくしの家族、と言うことは、俺の家族なんだよ!


進には、花沢に入ってもらって、田村の下で修行して、行く行くは、つくしと俺の子供をサポートしてもらいたいと思っているんだ、、、


ところで、進の病気も完治したんだよね?


で、牧野のパパママは、ここに居ないと言うことは、スイスにいるの?」



進「いえ、両親は日本で暮らしたいと、沖縄に居ます、、、


槙田と名前を変えて、民宿をやっています、、、


ちなみに、俺は、ノーザン伯爵家の遠縁のフランスのモラン子爵の息子スタンを名乗ってます」



《セキュリティのために、親子が離れなくてはならなかったとは!》



進「あっ、親子が離れ離れになったことを、可哀想に思わないでください、、、


両親のためには、却って良かったんです、、、


父さんは人が良すぎて、姉ちゃんに迷惑をかけることが多かったし、、、


母さんは、ノーザン伯爵から預かったお金を、父さんが使い込みするんじゃないかと恐れて、銀行の貸金庫に入れたままにしていたし、、、


英徳に入学の際に使っただけで、それも、父さんには、なけなしのヘソクリと偽ったくらいで、、、


我が家の貧困さのために、どれだけ姉ちゃんに無理をさせていたか、、、


恥ずかしい話だけど、姉ちゃんに甘えられなくなって、父さんがやっと独り立ちしたと言うか、、、


とにかく、姉ちゃんも俺も治療出来て、父さん達は、独り立ち出来て、、、


まあ、独り立ちとは言っても、民宿のスタッフはセキュリティのためにSPなんですが、、、


父さん達は、知らないで、一生懸命働いているんで、、、」



類「じゃ、今度一緒に訪ねよう♪


それで、フランスに住むのかな?、、、」



進「俺、ずっとスイスで姉ちゃんに付き添っていたから、早く沖縄に行きたいな♪


フランスには、その後で行くようになると思います、、、」



類「つくしを見守ってくれてありがとう♪


これからは、俺が、つくしと進達を守るよ♪


進が、いや、スタンが、フランスに住むのなら、花沢を手伝ってよ♪


住まいも花沢邸にすれば良いし、、、


そう言えば、スイスで言葉の問題とか、大丈夫だった?」



進「それが、ノーザン伯爵の治療後、全てがクリアで言葉も勉強もすんなり身に付くんです、、、


ノーザン伯爵が、研究の手伝いをしないかと言ってくれる程、頭がクリアになっちゃって、、、


でも、あんな閉じ込められた生活は、俺には無理なんで、申し訳なかったけど、断ったんです、、、


それにしても、ノーザン伯爵は、本当に凄い人です、、、


ねえちゃ、いや、アンジュのために自分の人生を投げ打って、研究に専念しているんですから、、、


俺とアンジュの治験は、症例リストに乗せないで、存在しない治験にする事を条件に、これからも究極に専念従事するんです、、、


俺達が、自由に人生を送ることが出来るように、ノーザン伯爵は自分を犠牲にしたんです!」



類「娘の為に自分の人生を研究室で費やす、、、


つく、いや、アンジュの父親は本当に素晴らしい♪


スイスと言う永世中立国を選んだ見識眼も!


研究を悪用されないためには、究極の選択だよね♪」



ノーザン伯爵「おいおい、私が居ないかのように、私の事を話すなんて!


しかも、目の前で私を持ち上げ過ぎだよ♪


私は、犠牲になったなんて思ってもいないよ♪


一生をかけるに相応しい研究に身を委ねることは、私の悲願でもあるんだ♪


しかも、大好きな研究で、アンジュやスタンを救えるなんて、これ程幸せなことは他に無いよ♪


だから、私を誉める時間があるなら、自分達の人生を楽しんでおくれ♪


じゃ、ここでの仕事を片付けてくるので、君達はディナーまでゆっくり過ごしておくれ♪」



類「じゃ、俺は、アンジュの様子を見てくるね♪」



進《きっと類さんはディナーまで部屋から出て来ないな~、、、


類さんは、姉ちゃ、アンジュに溺れてるから、、、


姉ちゃ、アンジュも類さんも幸せになって、本当に良かった♪》