愛は惜しみ無く奪い与える24
ブルブル、ブルブル、、、
煩いなぁー
ブチッ
zzzzzzzzz......
dondondon 、、、
「オーイ、類!
いい加減起きてこいっ!
もう昼過ぎだぞ!?
出て来ないと 叩き起こしに入るぞー」
「起きて、ちゃんと説明しろー
いきなり婚約って、どうなってんだー
お前、大丈夫なのかー!?」
あー、やっぱり来たかー
「つくし、起きて♪ 」
チュッ、、
「ほら、着替えさせてあげる♪」
夢うつつのまま、下着も着けずに類の選んだ服に袖を通し、、、
渡された歯ブラシで歯を磨き、顔を洗っても まだぐったりしたまま、、、
「仕方ないなぁ♪」
と、やけに嬉しそうにお姫様抱っこで リビングへ、、、
「よっ!」
「遅いぞ!」
「来たんだー」
「来たんだじゃないだろ!心配して来てやったのに!」
「心配することなんて無いのに、、、
つくし、こいつら、西門、美作だよ。
総二朗、あきら、この子が、俺の婚約者の牧野つくし、ならぬ、つくし・アンジュ・マッキーノ♪
可愛いいでしょ♪
手を出したら赦さないよ!!」
まだお姫様抱っこのつくしは、早く挨拶を済ませてこの場から逃げようと、、、
クスクス、あんたの本名をどうして知っているのか、、、
疑問を感じない程、思考回路も働かないなんて、、、
可愛がり過ぎたかな?
でも、ごめん、俺、つくしに夢中で止まんない♪♪
「〃〃〃〃あの、はじめまして、よろしくお願いいたします。〃〃〃
る、類、下ろして〃〃〃
私、まだ髪の毛を、、、
だから失礼して、、、」
「あー、ごめん、今、やってあげる♪
つくしの髪の毛は、艶々で綺麗だから、ブラッシングしがいがあるね♪ 」
つくしを大切な大切な宝物のように、そっとソファーに座らせると、ポケットから出したブラシで(←ドラえもんのポケットかい?)、つくしの髪を漉き始める、、、
そんな初めて見る類に あんぐり見とれる二人、、、