loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

慟哭8

類「先生! 牧野は!」



ドクター「手術は、難しかったですが、成功です、、、


バイタルも安定していますし、目覚めるのを待つばかりです、、、


後遺症については、目覚めを待たないと、何とも、、、」



類「ありがとうございます」





病室で、、、



類「早く目覚めて、俺のお姫様♪


目を開けて、類って呼んで!?」



願いが叶ったのか、パチッと目が開き、大きな黒い瞳に、類自身が映っていた、、、



類「つくし! 目が覚めた?」



つくし「え~と、私、どうしたの?」



類「突然倒れて、緊急手術したんだよ、、、」



《記憶は? 記憶は大丈夫なのか?》



つくし「どうして、そんなに見つめるの?〃〃〃」



類「どうしてって、俺の奥様は可愛いいなって♪」



つくし「!!! 奥様って?」



類「手術の前に、入籍したの、覚えていない?」



つくし「?


あの私、牧野つくしですけど、どなたかと間違えていませんか?」



つくしの戸惑う瞳に嘘は無かった、、、



《しっかりしろ、類!


これも予想しなかった訳じゃない!


何が有ろうと、つくし、お前を離さないよ♪》



類「今、ドクターが来るから、診察してもらってから、ゆっくり話そう!?


心配無いよ!?


俺がずっと付いているから♪


あっ、俺、類、花沢類、


で、あんたは、今は花沢つくしだよ♪


とにかく、お帰り、俺の奥様♪


愛してるよ♪」



つくし「その言葉、聞いたことがあるわ、、、


それに、類、花沢類、、、


つっ!、、、」



類「無理するな!


ゆっくり思い出せば良いんだよ、、、


俺が手伝うよ♪


思い出せなければ、これから思い出せを作れば良い、なにしろ、これからの人生の方がずっと長いんだから、、、」



つくし「ありがとう、類♪


でも、類と何処で出会ったのかな?」



類「英徳で、つくしが高校二年生の時だよ、、、」



つくし「えっ! 私、英徳に通っていたの?」




ドクター「お話はその辺で、、、


花沢つくし様、目覚められて良かったですね、、、


ご主人が、それはそれは心配なさって、片時も離れず見守ってらしたんですよ♪


こんなに想われて、奥様はお幸せですね♪


では、診察します、、


今、聞こえてしまいましたが、記憶に少し問題があるようですね!?


そちらの専門医にも診察させましょう、、、」






類「先生! どうでしたか?」



ドクター「術後の画像検査も問題無いですし、身体的には心配なさる事は有りません、、、


しかし、やはり記憶に少し問題がありますね、、、


高校時代からの記憶が抜け落ちていらっしゃる、、、


高校時代に相当酷い目に遭われたようで、無意識に記憶を閉じ込めてしまったようです、、、


ただ、非常階段のことを仰ってましたが、ご主人に思い当たりがございますか?」



類「ふっ、その非常階段で初めて出会って、恋に落ちたんです♪


それだけを覚えていれば、あとはなんとかなりそうです♪」



ドクター「そうですか、ほっとしました、、、


『非常階段、ビー玉の瞳』と呟いてらしたので、ご主人の事でしょうとは推測したのですが、、、」



類「誰か他の男の記憶だけを覚えているとしたら、私がショックを受けるんではと?」



ドクター「ハハ、、いえいえ、そんな事があろうはずが、、、」



類「よろしければ、つくしを連れて帰りたいのですが、、、


邸の方が記憶の回復の助けになるはずなので、、、」



ドクター「そうですね、24時間ナースを付ければよろしいですよ、、


何かの時は、私に連絡くだされば、すぐ対応いたしますので、、、」



類「ありがとうございます。


今後もよろしくお願いいたします、、、」



ドクター「いえいえ、この度も多大なご寄付を頂戴いたしまして、反って恐縮でございます、、、」