つくしちゃんと7人の仲間達36
後日、美作邸で、、、
あきら「うわあ、司!
何なんだよ、そのご一行様は!?」
司「あっ? ただの助っ人だよ!
材料もどうせ足りねえだろうから、持って来てやったし、、、」
あきら「うおぅ! 今度は大河原か!
お前達、一体何考えてんだよ?」
滋「何って、優勝することしか無いでしょ!?
皆、練習通りチャッチャと動いてね♪
失敗したら、ケーキをホールで10個一気食いだからね~♪」
あきら「はあ、お前ら、早く仕上げて場所を空けるようにしてくれ!
この調子で、総二郎達が助手とやらを引き連れて来たら、足の踏み場もねえからな!」
総二郎「よっ! 、、、って、なんだこりゃ!?」
あきら「すまん、予想外の事態だ、しばらく待機してくれ!」
桜子「お邪魔します!?
!!!、、、お茶頂けます?」
あきら「双子も参加したいって言ってるんだが、この騒ぎじゃ、、、」
つくし「勿論、双子ちゃんと一緒に作る予定よ♪
こんにちは、お邪魔します♪
あらあら、折角鉢巻きを皆の分も用意してきたのに、、、」
滋「つくし~♪
会いたかったよ~ん♪
鉢巻き、持って来てくれたの?
よしっ、鉢巻きして更に頑張るぞ!
あっ、格好いい!
名前が刺繍してある♪
ありがとう、つくし!
一生の宝物にするね♪」
司「俺のも名前が刺繍してあるぞ♪
よしっ、これで完成まで頑張るぞ!」
つくし「いえ、二人ともそんな大袈裟な、、、
でも、喜んで頂いて嬉しい♪
喜ばせついでに、お客様をお連れしたんだけど、、、
私の幼稚園の時の親友、優希です~♪
νと言った方が分かり易いかも、、、」
総二郎「いらっしゃい、優希ちゃん♪
俺、χ、西門総二郎、よろしくね♪」
つくし「じゃ、優希のことは西門さんに任せて、、、
あっ、手を出したら、ケーキ10個ホールで一気食いよ!」
あきら「類、場所が空くまで待ってくれよ、、、」
類「桜子、退いて、、、」
桜子「あっ、ハイハイ、、、
ご夫婦で座るには、この二人掛けですよね♪
では、私はこちらの三人掛けに、、、」
《ほんとに、どこまでもつくし命なんですね!》
類「総二郎、抹茶ミルク作って♪」
総二郎「バカヤロウ!
そんな冒涜物、作れるかっ!」
類「ケチッ!
じゃ、あきら、紅茶頂戴♪
キャッスルトンのダージリン、ファーストフラッシュのね♪」
あきら「はあ、了解、、、」
つくし「今日は双子ちゃん達は?
一緒に巻き寿司を作ろうと思っていたのに、、、
ほら、鉢巻きも皆と同じに用意してきたのよ♪」
あきら「ありがとよ♪
双子も一緒に参加したくて、朝からオネダリ攻勢が激しかったこと!
今は、多分、、、
このドアのうしろに!」
と言って、ドアを急に開けると、双子ちゃんと夢子さんが、前のめりに飛び込んで来た、、、
あきら「母さん、母さんまで覗き見とは、歳を考えて!」
夢子「だって、とっても楽しそうなんですもの~」
つくし「夢子おば様、宜しければ、ご一緒にいかがですか?
材料も、たくさんあり、、」
夢子「あっ、材料はちゃんと用意してあるから大丈夫よ♪
そう? そんなにお誘い頂いたら、参加しない訳にはいかないわね♪
じゃ、皆さん、いらして♪」
あきら「え~! 瑠璃叔母さん、西門の珠緒叔母さんまで!
一体何処に隠れていらしたんですか!?」
瑠璃「隠れてはいませんわよ♪
あちらでお茶をご馳走になっていたら、あまり楽しそうだったので、ちょっとだけお邪魔しようかなっと♪」
類「お茶をご馳走になりに来ただけなのに、エプロンして、鉢巻きまでまねしちゃって、、、
しかも、それ、巻き寿司の材料でしょ、ねえ、花枝?
花枝まで連れて来て、助手をやらせるつもりでしょ?」
夢子「はあ、類君には敵わないわね♪
でも、堅いこと言わないで、参加のお許しも頂いたのだから、頑張っちゃうわよ~♪
子供相手だからと、手を抜かないから覚悟してね!?」
類「紅茶まだ?」
桜子「あっ、私にもお代わり頂けます?」
双子「つくしお姉様とお茶した~い♪」
瑠璃「花枝、あきらちゃんのお手伝いしてあげて!?
私達にも、お茶、お願い♪」
《はあ、エプロンして鉢巻きして、お茶のお代わりですか~》