loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

奥様は魔女2






玄関で出迎える花枝、、、



《あっ、くのいち!》



類「ぷっ! アハハ、、、


花枝、この子、つくし、牧野つくし、、、


ぷぷっ、ダメだ、腹が痛てぇ、アハハ、、、」



つくし「ちょっと!


お腹が痛いのに、何笑ってんのよ?


そんなに痛いのなら、ドクターじゃない、ご、ご典医を呼ばなくちゃ!?


ねっ、くのいちさん、早くご典医を!」



誰が『くのいちさん』なのかと、誰か『くのいちさん』が居るのかと、自分の後ろを振り返る花枝、、、



そんな花枝を見て、益々笑いが止まらない類、、、



類「アハハ、ヒィヒィ、苦しい~♪


つくし、早く部屋に連れてって♪


花枝、お茶、、、アハハ、痛てぇ、、、」



つくし「そんなに苦しいなんて、、、


くのいちの花枝さん、早くご典医を呼んであげて!?


あっ、私、牧野つくしと申します、初めまして、お邪魔いたします、、、


類、類、大丈夫?


お部屋って何処の部屋?


ほらっ、しっかり私に掴まって!?」



半分体を折り曲げて笑い転げる類、、、



そんな類を初めて見た花枝は、しばし固まっていましたが、類が後ろ手にピースサインを出して歩き去る姿を見て、我に返ります、、、



つくしちゃんに抱き付くように寄り掛かって、笑い転げる類、、、



相変わらず、痛てぇだの苦しいだの言いながら、花枝に振り返るとウィンクする類、、、



初めて聞く類の笑い声に、あちらこちらから集まってくるメイド達、、、



そんなメイド達に、お辞儀をしながら、一生懸命類を支えるつくし、、、



《この武家屋敷には、くのいちしか居ないの?


もしかして、隠し扉向こうに控えているとか、、、


そうだっ、お庭番って居たわよね!?


お庭に控えているのかな?》



類「ぷぷっ! ああ、もうダメ!


死にそうだっ! ヒィヒィ、アハハ、、、」



つくし「類、類、死にそうだなんて!


早くベッドに横になって、、、


ああ、ご典医はまだですかぁ?


お庭番さん~、そこに居るならご典医を早く迎えに行ってください~」



《修行中でも魔法が使えたら良かったのに、、、》



類「ふ~ん、つくしは修行中なんだ!?


で、何の修行してんの?


魔法を使っちゃいけないんなら、魔法の修行じゃ無いよね!?」



つくし「うん、うん、お父様が、愛について勉強してこいって!


でも、授業でも教えてくれないから、どうすれば良いのか?


3年生になったら、授業で教えてもらえるの?」



類「残念ながら、授業じゃ教えてもらえないよ♪」



つくし「そっかぁ~、ん!?


って、なんで?


なんで、、、」



類「あんたが魔女だって、最初から分かってるよ♪


俺、陰陽師だし!?」



つくし「ひぇ~!?


人間の魔法使いじゃん!


私、今、魔法使えないから、魔法対決出来ません~」



類「ぷぷっ! あんた、魔法対決って!?」



つくし「あれ! お腹痛いのは?」



類「つくしが、優しく寝かせてくれたから、治ったみたい!?」



つくし「よ、良かったね!?」



《私は、何もしてないっちゅうの!


陰陽師って、やっぱり強敵だわ~


死にそうな病気を治せちゃうなんて!》



《つくしは、分かって無いね!?


敵じゃないんだよ、愛する夫になるんだから♪》



と、ドアがトントン、ノックノック、、、



花枝「類様、お紅茶をお持ちいたしました、、、


入ってもよろしいでしょうか?」



類「ん、テーブルも持ってきた?」



《そう言えば、この部屋って、なんも無い~


陰陽師って、鼻ピコピコ出来ないから、くのいちに用意してもらうんだ~》



《ふ~ん、鼻ピコピコはテレビドラマの作り話じゃなかったんだ~


つくしの鼻ピコピコ、いつか見せてもらうよ♪


さぞかし可愛いいだろうな♪》



花枝「ケーキもご用意いたしましたが、どれを召し上がりますか?」



《うっわあ! これがお母様いわくの禁断のケーキ♪


お誕生日にしか食べられないって仰ってたけど、、、


むやみに食べると呪われるって!


でもでも、陰陽師邸では守られてて大丈夫なのかな?》



類「つくし、この邸には結界があるから、ケーキをいつ食べても呪われる心配は無いんだよ♪


好きなだけ食べても大丈夫♪」



つくし「えっ! と言うことは、、、


ケーキ食べ放題!?」



類「そっ!


花枝、ワゴンのまま置いてって♪


後で、ハーブティーを持ってきて♪」



きらきらお目めで、ケーキを見つめているつくしを、微笑ましく見て静かに下がって行く花枝、、、



類「さあ、たんとお食べ♪」



つくし「じゃ、このラズベリーのケーキから、、、頂きます♪」



《流石、魔女っ子、リムジンにも驚かなかったし、食事の作法も優雅だな、、、


人間界では、何処に誰と住んでいるんだろう?》



類「ねえ、つくし、今は誰と住んでいるのかな?」



つくし「類、このイチゴのケーキ、最高♪


スポンジがふわっふわっで、クリームも軽くてイチゴも大きくて甘~いの♪


類も一口どうぞ♪


はい、あ~ん♪」



類「ん、美味しいね♪


で、誰と何処に?」



追求の手を緩めない類、、、



つくし「ん?


進とモルガナホテルに泊まってるけど?」



類「そこって、結界が無いから、ケーキ食べ放題じゃ無いよね?


弟もケーキ食べたいんじゃない?」



つくし「うん、でも無理だもん、、、」



類「無理じゃないよ♪


弟もここに連れてくれば良いんだよ♪


弟は、今何処に居るの?」



つくし「進は、英徳中学の1年生、もうすぐ授業が終わる頃だわ♪」



類「じゃ、田崎に迎えに行かせるから、進君に連絡しよう♪」



つくし「でも、家の車が、迎えに行く予定だから、、、」



類「携帯貸して♪


もしもし、あっ、進君?


俺、花沢類、、、


進君の姉上のつくしは、今、我が家に居るんだ♪


進君も、花沢の車で田崎と言う運転手が迎えに行くから、それに乗っておいで♪


ケーキをご馳走するよ♪」




と、ドアがノックされて、、、



花枝「ハーブティーをお持ちいたしました♪」



類「丁度良かった!


田崎に英徳中学まで、つくしの弟の進君を迎えに行かせて!


つくしのカバンの回収もね!」



花枝「あらまあ♪


つくし様の弟様にもいらして頂けるのですか?


なんて嬉しいんでしょう♪


早速シェフに夕食の用意をお願いしてきますね♪」



類「そうそう、花枝、どう思う?


今知ったんだけど、訳あって、つくしと進君の二人だけでホテル住まいしているんだって!」



花枝「まあ、それはいけません!


子供二人だけだなんて!


今夜はこちらに泊まって頂きましょうね♪


良いですか、つくし様!


子供二人だけだなんて、お聞きしては、放っておけません!


花枝の大人としての責任問題でございます!


どうあっても、泊まって頂きますから!


さあさあ、お部屋の用意をしなくては♪」



《花枝、グッジョブ♪》



類「うん、やっぱり大人の責任として放っておけないよね♪


と言うことで、今日はお泊まり決定ね♪


花枝、つくし達のホテルはモルガナホテルだって!」



《はい、類様の言わずのご指示、了解しました♪


ご指示通り、つくし様達のお荷物を全部引き取って参ります!


先程、奥様にお電話でつくし様の事をお伝えした際に、類様の為に最善を尽くすように命じられておりますので、、、》