慟哭17
類「つくし、ここに座って♪」
つくし「類~♪
何が始まるの?」
類「最愛の女性の今を、キャンバスに留めるんだ♪
此処のところ、風景画ばかりだったし、、、」
つくし「その風景画が、先日のギャラリーで即完売したって聞いたわ♪
私も類の絵、大好き♪
穏やかで優しくて♪
類って、なんでも出来ちゃうのね♪」
類「それは、つくしが側に居てくれるからこそだよ♪
可愛いい子供達も産んでくれたし、、、
俺って、世界一の幸せものだよ♪
その幸せの源のつくしの今を描きたいんだ♪
子々孫々に伝えていく絵としてね♪」
つくし「類と一緒の絵も描いて♪
それから、子供達もね♪
でも、会社のお仕事の邪魔にならないようにお願いします♪
一緒にお仕事をしている方達が、困らないようにしてね♪」
類「あい、仕事は30%、絵に20%ってとこかな♪
で、残りはぜ~んぶつくしと子供達だよ♪」
つくし《50%が、私たちね!?
、、、本当は、私たちで類を独占したいけど、、、》
類《ふふ、200%中の150%がつくし達の為だよ♪
いや、1000%中の950%かな?》
類「つくしは、どんどん綺麗になるね♪
ちょっと心配になるほどだよ♪」
つくし「もう、類ったら♪
類こそ、益々素敵になって、私こそ心配なのに♪」
桔梗「ママ~、パパ~♪
お茶の時間ですよ~♪」
類「あい、じゃ、今日はここまで♪」
数日後、、、
類「つくし、出来たよ♪」
つくし「わあ、素敵な絵♪」
類「うん、つくしが素敵なんだよ♪
描いてて、気が付いたんだ、、、
描き上がった時点で、この絵のつくしは過去のもの、、、
絵の中のつくしは、今はもう居ない、、、
絵の中のつくしを愛する想いは、過去につくしを愛していた想いの上に積もり積もって、俺を満たしていくんだ♪
絵の中のつくしを愛していたけど、俺は、今のつくしをもっと愛してる♪
だから、つくしも俺をもっともっと愛して?
俺、つくしに愛されて、どんどん欲張りになったみたい、、、」
つくし「うふ、私もどんどん欲張りになっているわ♪
一瞬毎に類を益々愛しちゃって、この尽きない想いは、世界を覆ってしまうかも♪」
紫苑「また、二人の世界だね、、、
藍「私達のこと、忘れられてるね♪」
桔梗「こんな時は、、、」
紅「おばあ様達がいつも仰る通り、、、」
桔梗、紅、紫苑、藍「おやつにしましょう♪」