奥様は魔女7
進「ええっ! ? 」
そんな!
冗談じゃ、、なさ、、、そう、、、
でも、でも、今日の今日ですよ!?
て言うか、今日の昼間の今日の晩、、、
たった半日ですよ!?
魔法じゃあるまいし、、、
あっ! 陰陽師!
人間界の魔法使いか~!
じゃ、俺もお役目ごめんかな~」
《1度フィアンセのご機嫌伺いもしたいし、、、
姉ちゃんは、類兄さんが守っているから、今晩は帰ろっと♪》
進「ご馳走様でした♪
花枝さん、ちょっと、両親のところに帰って、今後の相談をしてきます♪
姉ちゃんは、類兄さんが離さないでしょうから、俺だけ失礼します、、、
姉ちゃんの事、よろしくお願いします。
あんな天然の姉ちゃんですが、実は歴代最高の魔力の持ち主なんです、、、
魔法世界では、姉ちゃんに見合う相手がいなくて、、、
気に入らない男を、無意識にみ~んな吹き飛ばしちゃうんです、、、
ところが、姉ちゃんに関する予言が告げられて、、、
修行と称してここに至ったんです、、、
俺は、姉ちゃんを守るために一緒に来たので、実は魔法を使えるんです♪
姉ちゃんについては、長老全員で魔力をほとんど封じました!
でも、長老全員でも完全に封じることが出来ないんです、、、
だからこそ、英徳でも一年間ほど誰も寄り付くことが出来なかったんです、、、」
花枝「まあ、つくし様に悪い虫が付かなかったのは、そう言う訳でしたのね♪
類様とつくし様は、出会うべき運命のお相手なのですね♪
類様は、どなたも寄せ付けずに、お部屋に籠ってばかりでしたの、、、
近付く輩の下心が見えてしまうので、、、
幼い頃からのお友達も、近頃は暴力沙汰やら色恋沙汰を引き起こしてらして、類様自ら接触を持つことは無くなりました、、、」
進「能力故の孤高、、、
自分にそこまでの能力が無い事を喜ぶべきか、発奮すべきか、、、」
花枝「進様、ご両親様にこれをお持ち頂けますか?
ケーキがお好きと拝察いたしましたので、シェフ特製のケーキを用意させていただきました♪」
進「わあ、ありがとうございます♪
そうなんです♪
家族全員特に姉ちゃんが、ケーキに目がなくて、、、
食べ過ぎ防止の為に、ケーキはお誕生日にしか食べられないとか、むやみに食べると呪われるって、自分達を戒めているほどなんです♪
このお土産に、両親は狂喜乱舞しちゃいますよ♪
ありがとうございます♪
ありがとう序でに、俺に付いている式神も連れて帰っても良いですか?
なんか可愛くて、離れ難いんです♪」
*進、良い子♪
*進、大好き♪
*進、ハンサム♪
*進、類様の大切な弟♪
*進、いつも一緒♪
花枝「まあ、式神にこんなに愛されるなんて、流石ですわ、進様♪
式神も一緒に行きたがっておりますので、どうぞお連れくださいませ♪」