慟哭21
類「つくし! 医者を!」
バスルームに駆け込むつくし、、、
モハメド「呼ぶのは、産婦人科の医者だな♪」
類「!!!、、、〃〃〃」
診察が終わり、、、
ケビン「類、つくし、おめでとう♪」
モハメド「二人の子供なら、何人でも欲しいぞ♪」
ヘンリー「うんうん、何人でもじゃんじゃん産んでおくれ♪」
ピエール「モハメド、我々は、数ヵ月滞在するぞ♪
つくしちゃんが、ジェットに乗るのが大丈夫になるまでな!」
ケビン、ヘンリー「我々もだ!」
類「皆さん、ありがとうございます♪
つくしは、部屋で休ませていますので、、、
でも、皆さんのお仕事は大丈夫ですか?」
モハメド「世間では、我々は競い合っている事業家ということになっている、、、
我々が親密だなんて、まして、こうやって訪問する仲だなんて、誰も知らない、、、
そんな我々が一緒にいることで、世界は反ってスムースに回るんじゃないか?」
ケビン「つくしちゃんが我々を結び付けたお陰だよ♪」
ヘンリー「つくしちゃんと知り合う前は、我々の会議もテレビ電話のみで、直接会うことも無く、疑心暗鬼だったな、、、」
ピエール「不思議な女性だよ、つくしちゃんは、、、」
モハメド「あのロシアのチェコフまで魅了してしまうんだから、、、」
ケビン「チェコフは、今回も来られないと悔しがっていたが、類のご両親は、そろそろ到着する頃だな♪
つくしちゃんの妊娠に、さぞかしお喜びになるでしょうな♪」
ピエール「つくしちゃんのご家族は、未だに我々との付き合いを遠慮していらっしゃるのかね?」
類「ええ、花沢との付き合いも遠慮なさっているんです、、、
つくしの弟は、無理矢理花沢に取り込みましたが、ご両親は、花沢との付き合いも固辞なさって、、、」
ケビン「つくしちゃんのご両親って、気持ちの良い素晴らしい方らしいね?」
類「ええ、一緒にいるとホッとする楽しい方達で、つくしや進を立派に育てた方達ですから、人間として大切な物を備えた素晴らしい方達です、、、」
モハメド「その大切な物とは?」
類「人に対する思い遣り、正義を行う勇気、人を赦す懐の大きさ、何度でも立ち上がる強さ、尽きることの無い愛情、、、
私の家族は、つくしとつくしの家族に救われました、、、」