慟哭23
「美作様、西門様、間もなく到着いたします。」
あきら「いよいよだな!」
モハメド別邸、、、
モハメド「世界の要人が集っているんだ、セキュリティはどうなっている?」
SP「はい、地下基地に最速戦闘機が常にスタンバイ。
空からの脱出用に、特注ジェットが10機、護衛用戦闘機も配備済です。
また、地下シェルターから、島の四方に配備した潜水艦への避難路も確保しております。」
モハメド「いいか、万が一の場合は、次世代である私らの子供達、特に、花沢一家とその友人を最優先に行動しろ!」
長年仕えてきた主人の言葉に、一瞬息を詰めたが、プロらしくきびきびと、、、
SP「承知いたしました!
では、有事の際は、私が花沢一家を最優先に誘導いたします。
他のお客様のお子様方は、有事の訓練を受けていらっしゃいますので、各々サブリーダーを付けております。
他にご指示がなければ、失礼いたします。」
モハメド「君にも、花沢一家の重要性が理解出来ているようだな♪
くれぐれも頼んだぞ!」
SPが、静かに黙礼して立ち去ります、、、
「モハメド様、美作様、西門様がアリババの間にご到着です。」
アリババの間、、、、
モハメド「モハメドです。
美作君と西門君だね♪
急なお招きにも拘らず、遠路遙々といらして頂き、ありがとう、、、
類君もだが、実物のほうがずっと美男子ですな♪」
類の名が出たことに色めき立つ二人、、、
あきら「お招きありがとうございます。
お陰さまで快適な旅を満喫させて頂きました。
ところで、類をご存じなのでしょうか?
私達が、行方を調べても捕まらなかったのは、貴方の力が働いていたのですね?」
総二郎「どうか、類が何処に居るのか、無事で居るのか、教えて頂けませんか?」
モハメド「勿論、、、」
桔梗「こら、そっちに入ってはいけませんって~
紫苑、藍、戻ってらっしゃい~!
紅、捕まえて!」
紅「あ、ムスタファ、ドア開けちゃ駄目だってば~!」
紫音「モハメド、見っけ♪
あっ! ごめんなさい、お客様で、、、
!!!
あきらと総二郎だ!
こんにちは♪」
藍「こんにちは♪」
類にそっくりな男の子に、言葉もなく魅入る二人、、、