奥様は魔女15
花沢邸に戻って来た類とつくし、、、
ぐったりしたつくしを抱いたまま、ご機嫌で部屋に入る類、、、
*類様、つくしと新婚さん♪
*類様、つくしと忙しい♪
*愛し合うのに 忙しい♪
*類様、邪魔は許さない♪
*類様、結界張りました♪
明くる朝、進と類父母が帰って来て、、、
瑠璃「もう! 類ったら!
早々と結界を張っっちゃって!
貴方?」
聡「類の結界だけは、陰陽師総帥の私でも破れませんよ、、、
類の式神に伝言を頼みましょうか?」
進「姉ちゃん、今日は学校休みかな?」
瑠璃「そうだわ♪
進君、魔法で類の結界をなんとか出来ないかしら?」
進「俺の魔力と類兄さんの気の力、、、
どう考えても、太刀打ち出来ないです~」
瑠璃「ならば、出て来ぬのなら、自ら出て来させましょう♪」
聡「何を企んでいるのかね、愛しの奥様は?」
瑠璃が、秘書とヒソヒソ打ち合わせ、、、
やがて、聞こえるドタドタと挨拶も遠慮も無い足音が、、、
司「やい、こら!
類! 出てこい!
引き込もってんじゃねえよ!
散々心配掛けやがって、今朝のFAXたあ、どうなってやがんだ!?
出てこねえと、ドアを蹴破るぞ!」
総二郎「司、結界が張ってあるから、ドアに近付く事も出来ねえぞ!
吼えても無駄だぞ!?」
あきら「あっ、おばさん、おはようございます♪
朝から騒がしくて申し訳ないです、、、」
瑠璃「おはよう、みなさん♪
あきら君、良いのよ♪
類の事を心配して、駆け付けてくださったんでしょ?
遠慮せずに、類を起こしてちょうだい♪」
司「おら! 許可が出たからな!
出て来るまで、ここで喚いてやるからな!
観念して出てこい!」
*類様、つくしと忙しい♪
*類様、つくしを可愛がる♪
*類様、つくしと新婚さん♪
類「煩いな~
俺達、新婚なんだから、邪魔しないで欲しいんだけど?」
司「あ? マジか?
ホントに結婚したのか?
無理矢理させられたんじゃないのか?」
あきら「それ、おばさん、おじさんに失礼だぞ!?」
類「ある意味、無理強いだったかも?」
総二郎「類、おまっ!?
無理矢理で大丈夫なのか?」
類「早く俺のものにしたくて、抱いちゃったら良過ぎて、つくしに相当無理させちゃったから♪」
総二郎「何だよ!
無理矢理結婚させられたんじゃねえのか!?」
あきら「類のこの締まりの無い顔を見れば、一目瞭然だな♪」
司「じゃあ、勿体振ってないで見せろよ?」
類「何?
俺達が愛し合ってるとこ見たいの?
司のイケズ!」
司「違っ! 〃〃〃
その、なんだ、類の嫁を見せろって、、、」
類「つくしは見せ物じゃ無いよ!
でも、折角だから、会わせてあげるけど、惚れないでよ!?
つうか、惚れても無駄だよ!
つくしの身も心も、俺のものだから♪」