愛は惜しみ無く奪い与える37
つくしが、駿の世話のため、席を外した時、、、
「なぁ、類、1つ聞いていいか?
世間からひた隠しにしてまで、大切に守っていたつくしちゃんを、なんで あの時、しかも英徳だったんだ?
それも変装までさせて、、」
「あきら、それは、マッキーノ家と花沢家に伝わる秘密の家訓だとしか答えられない、、悪いけど、これ以上は話せないんだ、、、
話せる時が来たら、必ず話すよ」
「ただ言えることは、運命の女、、、
俺にとって、つくしは運命の女なんだ、、、俺は、物心が付いた頃からずっとつくしを愛してる、、、
つくしは、俺のために産まれた女なんだ♪」
「なんだよ、そんな昔からの相手だったのか!?
そんなこと、一度も言わなかったじゃねぇか!?
みずくさいぞ、類!」
そんな昔からだったなんて、敵わないはずだな、、、
「まあ、その頃は、俺の一方的な片想いだったからね♪」
類の執着心の強さは知っているつもりだったが、そんな昔からとは、、、
そんな長い間には、きっと辛いことも沢山あったに違いない! だから無口無関心無愛想になったのか!?
今までは、類を羨んでいただけだったけど、 これからは、類とつくしちゃんの幸せを守るためなら、何だってやるぞ♪
「おい、類、お前達の幸せのためなら、微力ながら何だってしてやるから、イギリスに俺がいるからって遠慮せずに頼ってくれよ!」
「類、俺も力になるからな!
司も同じ気持ちだろ!?」
「お、おう! 」