(続17)この子猫の子子猫のつくし
つくしの入学式が間もなくの頃、、、
類「お父様お母様、一生のお願いがあります!
僕は、つくしと結婚したいんです!
つくしと結婚出来ないのなら、一生結婚しません!
今晩、牧野パパママに、つくしとの結婚の許可をお願いするので、立ち会って頂けますか?
お願いします!」
瑠璃「まあ、貴方♪
類が、類が、、、」
聡「おお、類、我が息子よ♪
お前の一生の願い、是非とも叶うように、私達や花枝を始め、花沢が総力あげてサポートしよう♪」
瑠璃「ええ、ええ、私達がフランスに居る間は、花枝、花枝にお願い!
花枝、類とつくしちゃんのこと、呉々もお願いしますね♪
類も、相談があったら、フランスにもじゃんじゃん電話してきて頂戴♪
それより、つくしちゃんと直接フランスにいつでも訪ねてきて♪
花枝、今夜は婚約祝いのディナーをお願いね♪
ああ、つくしちゃんのご家族、早くいらっしゃらないかしら?
もう、ここに住んでくださいって、何度もお願いしているのに、遠慮なさってばかりで、、、」
花枝《奥様、牧野様もお仕事があり、邸のご用事もありますから、お忙しいのでは?
でも、週末のほとんどは、こちらにいらしてくださってます♪
類様が、つくし様を離さないので、、、
1度つくし様が、牧野邸にお帰りになった日は、何も召し上がらず、お眠りにもならず、ひきこもってしまわれて、、、》
回想、、、
花枝「類様、つくし様は明日には戻ってらっしゃいますから、少しだけでも召し上がってくださいませ!?」
類「・・・・・」
花枝「類様、お昼寝もなさらなかったのに、まだお休みなさいませんか?」
類「・・・・・」
プルルプルル、、、
花枝「もしもし、夜分遅く申し訳ございません、花沢邸のメイド頭の花枝と申します、、、
実は、類様が、、、
えっ! そうですかっ!?
つくし様が、類様を!?
は、はい、あ、ありがとうございます!
早速お迎えに伺います!
では、後程♪」
ノックノック、、、
花枝「類様、類様、花枝はこれから牧野邸につくし様をお迎えに行って参ります!
つくし様が、類様を呼んで泣いていらっしゃるそうで、牧野様も大変お困りのご様子で、、、
なので、しばらくお待ちくださいまし!?
る、類様?」
類「花枝! グズグズしない!
早く迎えに行くよ!」
花枝「は、はい!?
はい! 急ぎましょう♪
つくし様も、食事も召し上がらずに、類様の名を呼び続けて、泣いてらっしゃるそうですから、、、
つくし姫を類王子様が助けに行きませんとね♪
って、ちょっとお待ちを!
花枝は、そんなに早く走れませんって!」
牧野邸にて、、、
類「牧野パパママ、こんばんは!
お邪魔します!
つくし! つくし!
迎えに来たよ♪」
つくし「類?
類、類、類~!!!
うわあ~ん、今日、従姉が来て言ったの、、、
王子様みたいな類には、女の子が一杯群がるから、つくしの事なんて忘れちゃうって、、、
つくしより綺麗な子が、類に相応しいんだって、、、
類、つくしを嫌いになっちゃうの?
他の子を好きになっちゃうの?
ヒックヒック、、嫌だよ~
他の子を好きになっちゃ、ダメ~
つくしを好きでいてよ~、ヒック、、、」
類「つくし、大好きだよ♪
僕は、つくししか好きになれないよ♪
そんなバカな意地悪従姉の嘘に騙されないで!?
僕は、一生つくしだけを愛するよ♪
だから、泣き止んで、僕のお姫様♪
可愛いい僕のつくし、一生離さないよ♪
ほら、帰るよ♪」
花枝「夜分遅くお邪魔いたしました、、、
それでは、つくし様をお預かりいたします♪
是非、しばしば花沢邸に遊びにいらしてくださいませ♪」
千恵子「いらしてくださり、ありがとうございました!
従姉が帰ってから鬱ぎ込んで、あのつくしが食事もせず、泣いてばかり、、、
私達では、どうにも出来ずに、オロオロするばかりでした、、、
どうか、つくしの事、よろしくお願いいたします♪
類君、つくしは類君が居ないとご飯も食べないで泣いちゃうの!
つくしの事よろしくね♪」
類「はい! つくしは僕が守ります♪
意地悪従姉には、僕が落とし前をつけます!
では、お邪魔しました♪」
つくし「ねえ、何を落とすの、類?」
類「うん? そだね、取敢えず雷かな?
はい、乗って♪」
つくし「うわあ、オヘソ隠しておかなきゃ♪」
類「オヘソもだけど スカートの後ろにゴミが、、、」
つくし「え~、今日従姉とお庭でお茶した時かな~?」
類《ちっ、ただの白か、ま、たまには良いか、、、》(←オイ)
花枝《クスッ、花枝が、可愛いいのを沢山用意しておりますので、類様、明日からお楽しみに♪》
花枝「帰りましたら、お食事にいたしましょうね♪
類様も、つくし様の事が心配で、お食事もせず、お昼寝もなさりませんでしたから、お二人ともお腹が空いてらっしゃるでしょう?」
つくし「うん、お腹ペコペコペコリン♪」
その晩は、つくし様を片時も離さず、膝に抱いて仲睦まじくお互いに食べさせ合い、小さな新婚さんのようでした、、、