宮(真っ平ごめん)11
シン好きな方はUターンお願いいたします~
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ユル「本日はお招き頂きまして感謝申し上げます♪
陛下、皇后陛下、皇太后様、皆様ご健勝のご様子、母に伝えれば喜び安堵いたしますことでしょう♪」
皇后「ほんに立派な青年におなりになって!
先帝がご存命であらっしゃれば、どんなにかお喜びでしょうに、、、」
陛下「ユルや、父を亡くした上に、急に宮を出ていくことになり、苦労したであろうな!?」
ユル「まだ、私は小さかったですし、父の不在に戸惑うばかりで、、、」
皇后「ほんに、先帝の葬儀が終わるや否や、イギリスに行ってしまって、、、
生活に困る事は無かったかえ?」
ユル「はい、お陰さまで、宮からの援助のお陰で何不自由無く、、、
それに、母が再婚しまして援助を遠慮したのに拘わらず、私への信託基金を設立して頂きまして、心苦しいばかりでございます、、、」
陛下「いやいや遠慮せず、是非とも受け取っておくれ!?
ファラン、いや、ゲインズブール公爵夫人には、援助など必要無かろうが、、、
私達の気を楽にする為と思って、ユルには受け取って欲しいのだよ、、、
ユルが、自分の家庭を持つ時にでも役立ててくれれば、こんなに嬉しい事は無い、、、」
ユル「私のことまでお気にかけてくださり、ありがとう存じます♪」
皇后「さて、堅苦しい挨拶は終わりにして、そちらの美しいご令嬢を紹介してくださらぬか?」
ユル「はい、チェギョン、おいで♪
こちらは、シン・チェギョン嬢、私のフィアンセです♪」
チェギョン「初めまして、シン・チェギョンと申します、、、」
陛下「!!!」
皇后「やはりな、、、
ユル、チェギョン嬢、おめでとう♪」
陛下「ユル、素晴らしい女性だね♪
チェギョン嬢、ユルは幼い頃父親を亡くし、辛い思いを経験しておるのじゃ、、、
どうか、ユルのことをよろしくな、、、」
皇后「ユルや、お茶でも飲みながら聞きたい事がたんとあるので、私の部屋に来ておくれ♪
勿論、チェギョン嬢もご一緒に♪
陛下、陛下もご一緒に?」
陛下「後程、顔を出そう♪
二人とも、ゆるりと過ごすが良い♪」
コン内官「陛下、失礼いたします、、、
陛下、お一人ですか?
ユル様は?」
陛下「ユルは、皇后の部屋じゃ、、、
皇太子は来たか?」
シン「陛下、お呼びでしょうか?」
陛下「ユルが来ておるのに、何故早く来ない!?」
シン「ユルとは大学で会っていますので、後程顔を出せば良いかと、、、
皇后陛下へのご挨拶がてら、これから行って参ります、、、」
陛下「その前に話す事がある、、、
皇太子には、許嫁が居る事は先日話したな!?
だが、その話はのうなった!」
皇太子「!!!
そうですか、、、
顔も知らぬ相手です、、、
私には、今、気になる女性がおりますので、、、」
陛下「そうか、ヒョリンとか言う娘ではあるまいな!?
皇太子よ、そなたとは宮に入って以来、忙がしさにかまけて、いつの間にか疎遠になってしまった、、、
そなたが気に入った娘が現れれば、そなたの気持ちを大事にしようと思っていたが、、、
ヒョリンは問題外だ!
これを読むが良い!」
シン「・・・・・
これは!!
・・・陛下、ヒョリンと知り合ったのは、何年も前です、、、
何故今までこの事を教えて頂け無かったのでしょうか!?」
陛下「そなたは皇太子として公務もこなしておる公の立場にある、、、
そなたの皇太子としての自覚、また私の跡を継ぐ者としての眼力、、、
それらをそなたが時間を掛けて培うのを見守ってきた、、、
だが、タイムリミットが来たようじゃ、、、
そなたの許嫁だった女性は、誰が見ても文句のつけようが無い素晴らしい女性だ、、、
残念である、、、」
シン「・・・・・」
ユル「皇后陛下、先ず一言お伝えしたいことが、、、」
皇后「そなたは可愛いい甥じゃ、遠慮せずに申すが良い、、、」
ユル「はい、ありがとうございます♪
私は、チェギョンを一目見て愛してしまいました!
チェギョンの笑顔、優しさに触れ、愛さずにはいられませんでした!
今もこれからも益々惚れて惚れて惚れぬいていくことでしょう♪」
皇后「ホホホ、ユルからノロケ話を聞かされるとはのう!?」
ユル「お伝えしたいこととは、チェギョンが世継ぎの皇子の許嫁である事を知らずに、チェギョンを愛し始めたと言うことです!
最近、許嫁の件を知りましたが、私はチェギョンを譲りません!
陛下や皇后陛下、宮と戦ってでも、チェギョンを離しません!」
陛下「ハハハ、随分威勢の良い言葉じゃな!?」
皇后「陛下、聞いていらしたんですの?」
陛下「良い良い、ここでは無礼講じゃ、話を続けるが良い♪」
シン「陛下! それでは、私の許嫁とは、こちらのチェギョン嬢なのでしょうか?」
陛下「正確には、許嫁であった、過去形である、、、」
シン「陛下、皇后陛下、チェギョン嬢との婚約を進めて頂けませんか?」
一同「!!!???」