運命の女13
「つくしは、俺が守るから、余計なことは話さないでよ!」
「る、類~♪〃〃〃
お祖父様も、お帰りなさい~♪
お仕事、早く終わったの?」
「ん!
つくしの友達が来てるって聞いて、早く片付けて帰ってきた、、、
でも本当は、つくしに早く会いたかったから♪」
チュッ、、
〃〃〃〃〃〃
「花沢さん、お邪魔してます。
大学とお仕事、良く続いてらっしゃいますね、
やっぱり、先輩の愛の成せる技ですか?」
「そっ、つくしが俺のエネルギーの元♪
つくしのためなら、何でもできそう♪」
チュッ、、
「着替えてくるから、待ってて!?」
チュッ、、
お祖父様は、類のダダ漏れの愛情表現にも慣れているようで、ニコニコ着替えに行きます、、、
「うわぁ、いいなぁ!
滋ちゃんも、あきら君にチューしてもらいたい~」
「何言ってるんですか!
滋さんだって、毎日なさってらっしゃるじゃないですか!」
「う~ん、だって、いつも滋ちゃんからのチューだよ!?
あきら君からしてもらいたい~
ブチューって濃厚な奴を、、、」
「あ~、はいはい、帰ったら、存分にどうぞ!」
「ねえねえ、優希ちゃんは、彼に一杯チューしてもらってる?」
「・・・あ、あの・・・〃〃〃」
「優希さんが、密かに今お付き合いなさってるのは、西門純一郎さんですわね♪
将来のナースとドクター、定番ですわね♪」
「桜子、あんたの情報網って、、、
いいのいいの、何も言わないで!?
三条家の情報網裏話には、踏み込みたくないし、、、」
「ふ~ん、優希ちゃんは、純一郎さんのためにナースに成りたいと?」
「いいえ、医学に関わりたいと考え始めたのは、道明寺さんの事件の時です。
あの時のつくしは見ていられなかった!
あんなに苦しんでいたつくしの何の役にも立てなかった!
私にできることで、人の役に立ちたいって、あの時本気で思ったの、、、」
「優希~、ありがとう! グスッ
そんな風に考えてくれていたのね~」
「で、純一郎さんにあれこれ相談していたらデキてしまったと、、、」
「桜子、あんたねえ、ここは優希ちゃんの優しさに感動するところなのに、、、
デキちゃったって、、、
で、いつデキちゃったの?」
「もう、滋さんも~~!」
「ふ~ん、流石、女4人集まるとかしましい以上だね~」
「あっ、類~♪
〃〃〃ちょっ? 類~、今はダメだって~」
「いつものことじゃん♪ チュッ♪」
ソファーに座ったつくしを軽々と抱き上げ、つくしを膝に横抱きにしたまま座った類、、、
「つくし♪」
「はい、今日は キャッスルトンのファーストフラッシュダージリンだよ♪」
「ん♪」
「はい、あ~ん、クッキーは甘さ控えめに作りました♪」
「ん♪ つくしが作ってくれるものは、何でも美味しいよ♪ チュッ♪」
クゥ~、甘さ控えめぇぇ~!?
甘い! 甘過ぎですわよ!?
でも、先輩幸せそうで 桜子、安心しました♪
う~、羨ましい♪
やっと幸せになったんだね♪
良かったね、つくし♪
滋ちゃんも頑張るよ♪
つくし、本当に幸せそう♪
花沢さんと一緒の時のつくしって、一際可愛いらしい♪