loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

運命の女22



「ふっ、何故、皆、あの溝鼠に誑かされるの!?


あの貧弱な体では、男を満足させるのも無理でしょうし、、


あんな女のどこがいいのか、、、」


「気を付けろと、俺、今言ったよな!?


牧野を貶めるなら、俺も黙ってねえぞ!


まあ、あんたには、牧野の素晴らしさは、到底理解できないだろうよ!


あんたは、どんなに逆立ちしたって、牧野に敵わない、、


あんたは、本能的に牧野を怖れて、排除しようとしてるんだろうが、、、


奴らからも其なりの報復が来るぞ!


牧野をまだ狙うなら、逆にあんた自身が狙われるぞ、、、」


「はっ、あの馬鹿がつくほど慈悲深い溝鼠が、そんなことを許すものですか!」


「ああ、牧野が知れば許さないだろう、、、


が、牧野に知られずにやってのける奴が、牧野の周りにはうじゃうじゃいるんだよ♪


論より証拠、自分を見てみろ!」


楓が自分の体を見下ろすと、レーザー照準がいくつも当たっていた!


「!!


んな、馬鹿な!


ここは、道明寺の会長の執務室よ!


そこいらの輩にこんな事出来る訳がない!


司! 貴方が仕掛けたの!?」


「俺にはそんな悠長な遊びをする暇なんかない!


奴らが遊びで済ませてくれているうちに、自重しろ!」


「司! 何処にいくの!?」


「あんたの顔を見なくていいところなら何処へでも、、、」


「司! 私は貴方を愛してるのよ!」


「フッ、そうかも知れない、、、


あんたなりに愛してるつもりなのかも知れない、、、


そう 、確かに昔は少しは愛があったんだろう、、


俺も、俺なりにあんたを愛してた、、


だがな、愛は育ててやらなければ、枯れてしまうんだ、、


相手を心から大事にしなければ、枯れてしまうんだよ、、、


なのに、あんたは越えてはいけない一線を越えてしまった、、


俺が心底欲しい者を奪った、、


俺が人生をかけて大切に守りたい者を襲った、、


自分で愛を切り捨てたんだ、、


俺に言えることは、これだけだ、、


精々独りぼっちの人生を元気に過ごしてくれ、、」


茫然と言葉もない楓を振り返ることもなく、辞表を置いて部屋を出る司、、、


部屋の外に佇む一人の男、、


任せたぞ、任せてくださいと、互いに目礼して、去る男と見送る男、、



司がスッキリした顔で道明寺コーポレーションのビルを出てくると、そこには、、


「「よっ♪」」


拳と拳を付き合わせ、阿吽の呼吸で歩き出す、、、


その周りを守るSP達、、、


「お前ら、俺にSPを付ける余裕がなくなったからって、勝手に俺にSP付けんなよ♪」


「俺らじゃねえ、類の奴だよ♪」


「それもお前のためじゃねえから、遠慮すんな♪」


「牧野がお前のことを心配しているから、牧野のためにやっているんだぜ♪」


「ククッ、類の奴、相変わらず牧野最優先なんだな、、」


「ああ、相変わらずのバカップルだよ♪」


「今、五人目のガキを製造中だそうだ、、、」


「フッ、サッカーチームでも作るつもりか!?


そんときゃ、俺様が監督やってやる♪」


「アハハ、そりゃいいな♪


俺はトレーナーでもやるか!?


あきらは、マネージャーだな♪、


んじゃ、チーム結成の前祝いといきますか♪」