その歌声で15
気が付くと、またもや類の部屋のベッドの上、、、
え~と、確かシャワーに連れていかれたとこまではうろ覚えながら、、、
で、またシャワーで、、、〃〃〃
類ったら♪〃〃〃
あれぇ? 類は??
あっ、類のヴァイオリン♪
床に落ちていた類のワイシャツを、素肌に着て、次の間に飛び出します、、、
「類~♪」
ヴァイオリンを置くと、慌てて隠すように抱き締めます、、、
「類?」
「駄目だよ、こんな格好を他の奴に見せちゃ♪」
「??・・・キャー!」
気が付けば、飛び出さんばかりに見開いた6個の目が、つくしを見つめていた!
「ちょっと、失礼するよ」
サッとつくしを抱上げ、寝室に戻る類、、、
「類~♪〃〃〃」
「ごめんよ、つくしが起きたら直ぐ分かるように、隣に奴らを案内させたんだけど、、、
ヴァイオリンを演奏してて、つくしが起きたのに気が付いてあげられなかった、、、
起きた時に寂しい想いをさせちゃったね♪
でも、そんな色っぽい格好を他の奴に見せちゃったことは、ペナルティものだよ♪」
「類、あのお客様達って、、、」
「ああ、雑誌でも見たでしょ?
F4特集とか、、、
さっ、顔を洗って、歯も磨いて、、、
洋服は、このワンピースね♪」
「じゃ、あいつらを紹介するけど、気を付けるんだよ♪
総二郎は 13股掛けているカサノバだから、側に居るだけで妊娠させられちゃうよ(←オイ)
あきらは、優しい態度に騙されちゃダメ! マダムキラーの不倫専門、道徳観の無い危ない男だからね(←オイオイ)
司は、俺様王様の女嫌いで、側に来る女に暴力を振るう程獰猛なマントヒヒだから、側に行っちゃ駄目だよ♪(←オイオイオイ)」
「なあ、今のは幻か?」
「類が、女を連れ込んでる!?」
「何にも関心を示さない類が!?」
「類のワイシャツを着てたぞ!」
「ワイシャツの下は何も着けてなかったな」
「お前、見たのか!?」
「いやいや、見てない、見てない、、(←嘘つけ!)」
「可愛いかったな♪・・・」
「「!!!」」
「顔を赤くして、女嫌いの司が何言ってんだよ!」
「司、その下半身を類が戻るまでに、何とかしろ!」
「選りに選って、類の女に反応すんな!」
「「ヤバ過ぎだ!」」
「わ、分かってらい!」