その歌声で18
「ねえ、類、さっきのヴァイオリン♪」
「そうだ!
皆も地下のスタジオに来てよ♪
あっ、そのヴァイオリン持ってきて!」
つくしを抱上げて、さっさと地下に降りていく類、、、
「類、何が始まるんだ?」
「来れば分かるよ♪」
「しゃーねえ、行くか♪」
「じゃあ、ぶっつけ本番でいくよ♪」
「そんなぁ、類~!?」
「大丈夫、俺が惚れぬいたあんただから、自信を持って♪」
《記念日にワインを》
君と出会えたあの日に乾杯♪
君と初めて手を繋ぎ、
君と初めてキスした日
初めてケンカもしたっけね
ごめんね、初めての仲直りの日♪
君と誓ったあの日に乾杯♪
君と歩くバージンロード
投げたブーケのいく先に
ふたりでニッコリ笑ったね
幸せな未来の日に、二人で乾杯♪
たくさんの二人の記念日、ワインで乾杯♪
「「「おー、スゲエ♪」」」
「その曲、、、」
「ん?
俺が創った、、、」
「今、初めて合わせたんか?」
「ん!
つくしと俺、最高の相性でしょ♪」
「ああ、つくしちゃんの声、天使の声だな」
「類のヴァイオリンにピッタリの声だ」
「で、この曲をどうすんだ?」
「あるワイナリーのワインが、やっと売り出せるようになったんだ♪
かなり良くできたワインなんで、新しいプロモーションしよっかなっと、、」
「なんなら、俺らがCMに出てやってもいいぜ♪」
「婚約祝い替わりだ、遠慮すんなよ♪」
「「だな!」」
「じゃあ、第二段弾によろしくね♪」
「おう♪」
「待てよ?
と言うことは、第一弾は出来たのか?」
「まあ、まだ60%の出来かな♪
曲の方が、これからなんでね♪」
「類、お前、やるときゃやる男だな♪」
「お兄さんは嬉しいよ♪
お前が、出来る男で♪」
「うん、つくしとの子供もすぐ出来るよ♪」
「おまっ!
そっちの出来る男かよ!?」
「はいはい、そっちもこっちも出来る男ってことで、、、」と まとめ役のあきら、、、