loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

宇宙戦艦トマト3



「カウンセラー桜子、読めたか?」


桜「はい、一部だけですが、、、」


司「?」


桜「つまり、読むことを許された部分だけ、、、」


総「桜子が読み取れないとは、、、」


司「で?」


桜「今回の旅が、婚約のための旅であり、婚約者以外に姿を見せてはいけないこと、、、


ただし、プリンセスの意に添わない婚約らしいこと、、、


それから、、、」


司「なんだ?」


桜「彼女達は、皆、能力者で、読心能力もテレパシー能力もあり、、、」


司「で?」


桜「今後、心を読むことは許さないと、、、」


司「ふん、まっ、大人しくしていてくれさえすれば、良しとしよう!


あきら、ここは任せる」


あ「はい! 艦長ブリッジから退室!」





滋「ねえ、桜子、まだあるでしょ?」


桜「ええ、、、」


滋「何、何?」


桜「通称と言えば聴こえは良いですが、あだ名ですわね!


司艦長のあだ名が、ぷぷ、マンティコアですって!


類副艦長のあだ名は、はあ、プリンス、


あきら保安部長は、納得、ムーンタイガー、


ドクター総二郎は、カッコ良すぎの、ブラックパンサー、


滋さんは、レッドパーロット、


私は、ピンクパーロット、、、」


滋「キャハハ! ピッタリ!」






類「こちらの部屋です。


何かご用命がございましたら、伺います。」


プ「いいえ、ありがとう。」


類「では、、、」


優「あっ! きゃっ!


ドミノ、ダメよっ♪


あっ!! 」


猫とうさぎを掛け合わせたような小動物が、優希のベールを引っ掛けたまま、走り出し、ベールを剥がされた優希の姿が類の前に、、、


姿を見られたショックで固まる優希、、、


真っ直ぐな腰まで届く艶やかな黒髪、透き通るような白い肌、大きく見開いた潤んだ漆黒の瞳、喘ぐように開かれたプックリした紅い唇、折れてしまいそうな華奢な体、、、


呆然と見とれる類、、、


類の体を電流のような衝撃が、駆け抜けます、、、



プ「プリンセス! いえ、優希!


誰か! 早くベールをプ、優希に持ってきて!


早く!」



未だに茫然自失な類、、、


プ「副艦長、副艦長!?」


類「・・・あっ、はい!」


プ「どうか、今のハプニングは無かったことに、、、他言無用で願います!」


類「・・・も、勿論、艦隊の名誉に懸けて、他言致しません。


では、失礼いたします!」




《はあ、秘密のベールの中は、あれほど美しい姫だったとは、、、》


《誰もが、一目見た途端、姫の虜になってしまうだろう、、、》


《俺も、一目で心と体で深く姫と結ばれた、、、と思った、、、》


《ダメだ、ダメだ、、、


姫には婚約者がいる、、、》


《姫を婚約者に届けるのが、今回の使命、、、》


《しっかりするんだ、類、、、》


《俺は、艦隊の副艦長、辛くとも使命を全うしろ!》



《プリンセスの身代わりを装っているのが、侍女の優希で、本物のプリンセスは優希と呼ばれている侍女を装った愛しい御方、、、》


《姫のような女性は二人といないだろうな、、、ハア、、、》


《生まれて初めて惚れた女には、婚約者がいて、会った途端、失恋決定か、、、》