シン好きな方はUターンお願いいたします~
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陛下「皇太子よ、何を言うのだ!?
先程話したであろう!?
もう許嫁の話はのうなったと、、、」
ユル「何を馬鹿な!
チェギョンは私のフィアンセだ!
殿下には、永年の恋人ヒョリンがいらっしゃるではないですか!」
シンは、ユルなど居ないかのように、、、
シン「陛下、お願いです!
宮には、チェギョン嬢のような素晴らしい女性が必要です!
宮の為にも、チェギョン嬢との縁をもう一度繋げて頂けないでしょうか?」
陛下「宮の為にか、、、」
ユル「陛下!」
憤るユルを手を上げて制し、陛下が、、、
陛下「我等も宮にチェギョン嬢が必要であると考えていたからこそ、シン氏に無理を承知でお願いしたのじゃ、、、
チェギョン嬢にイギリスから戻って頂き、この1年間は韓国に滞在する事を合意したのじゃ、、、
後は、シンがチェギョンと愛情を育てられた場合に限って、入宮を進めると言う先先帝の遺言通りの筈じゃった、、、」
シン「ならば、まだ1年経っておりません!
今、縁が無かった事にせずに、1年間の終わりまで私達を見ていてください!」
皇后「・・・・・」
ユル「なんて勝手な事ばかり!」
チェギョン「あの、発言しても宜しいでしょうか?」
陛下「チェギョン嬢、構わぬぞ、チェギョン嬢こそ渦中の人で、意見があろう!?」
チェギョン「はい、陛下、、、
ただご無礼を承知で申し上げることになりますので、お許しを頂ければ、、、」
陛下「構わぬ!
今回の主役のそなたの忌憚の無い意見を聞かせよ♪」
チェギョン「陛下、ありがとうございます♪
では、陛下のお言葉に勇を得まして申し上げます、、、
私は、ユル君とイギリスで幸せな学生生活を送っておりました、、、
ユル君が元皇太子であったという身分のことは、知りませんでした、、、
ユル君の身分については、ほんの数日前にユル君から打ち明けられました、、、
私はそのお話に少々驚きはしましたが、ユル君自身を愛している私の気持ちには、何の影響もございませんでした、、、
今回の大学編入につきましては、1年間だけという条件で、渋々帰国いたしました、、、
その際、父の口から宮の話は一切出ませんでした、、、
きっとまっさらな気持ちで帰国して欲しいと、父は考えてくれたのだと思います、、、
編入初日に嬉しいサプライズが、、、
ユル君が私に内緒に同じ美術科に編入していたのです♪
幼友達も美術科に在籍していて、楽しい学生生活が始まりました、、、
が、間もなく恐ろしい目に合ったのです!」
と、チェギョンはシンに向かい合い、睨み付ける、、、
皇后「恐ろしいこととは?」
チェギョン「陛下、皇后陛下、私は通りすがりに、殿下がヒョリン嬢にプロポーズなさっているのを小耳に挟みました、、、
殿下が、私に気が付き、誰かに話したら一族郎党殺すと脅迫なさいました!」
陛下「なんと、馬鹿な!」
チェギョン「私もシン家の一員ですので、一対一の会話を見知らぬ人と交わす際、用心のため録音し同時にSPや弁護士に送信することになっております、、、
証拠の録音もございましたので、怒っていた私は、逆に脅し返ししてしまいましたが、、、」
シンは、ばつが悪いらしく、そっぽを向いて知らん顔、、、
皇后「皇太子シン、後で話がありますから、残るように!」
チェギョン「その後も、ヒョリンさんが悪さを仕掛けてきましたが、ユル君に助けられました、、、
殿下、殿下はそんなヒョリンさんを諌める事もなく、容認しておいででしたね!?
きっとヒョリンさんを心から愛してらっしゃるからでしょう?
そうでなければ、周囲に置く人物を慎重に選ばなくてはならない立場の皇太子が、ヒョリンさんを永年に渡りお側に置く筈がありませんもの、、、
ましてや、傍若無人な振る舞いを許している筈がありません!
そんな愛する女性がいらっしゃるのに、先程のお言葉にとは!
いくら宮の為とは言え、ヒョリンさんにも私にも誠実ではありませんね!
私は、私だけを愛してくださる誠実な男性と生涯を共にしたいのです♪
そして、その男性は、ユル君です♪
ですから、殿下、先程のお言葉は無かったものと、、、
陛下、皇后陛下におかれましても、殿下の先程のお言葉は、お心に留めることの無いようにお願いいたします♪」
陛下「見事な言い分じゃ!
あい分かった!
そなたとユルの気持ちに揺るぎ無き事、しかと見届けた!
チェギョン嬢や、許しておくれ、、、
皇太子と宮の将来の事ばかり心配して、チェギョン嬢のユルへの気持ちを無視しておった!
済まんことをした、、、
この1年の残りの大学生活を、心置きなく楽しんでくれるよう願う♪
たまには、ユルと宮を訪ねておくれ♪」
皇后「陛下、お二人の婚約のお祝いを用意いたしましょう♪」
陛下「素晴らしい二人には、素晴らしい祝いの品を用意しておくれ♪」