loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

運命の女24(完)


つくしは、子供を産んで、益々綺麗さに磨きがかかった、、、



つくしを一目見た途端、雷に打たれたみたいになっちゃう男が、わらわら、、、


平成の光源氏と言われるあの総二郎でさえ、つくしに会う度に言葉もなく見惚れるって、どんだけぇ!?、、


あっ、俺、ニューハーフじゃないよ、分かってるだろうけど、、、


TVで流行ってる言葉を使うと、つくしが可愛く笑うから、使ってるんだ♪


つくしが俺をTVっ子って言うけど、俺、人と話すの苦手だから、つくしと楽しく話すために勉強してるんだ♪



俺って、ホント、健気でしょ!?


つくしのために俺がこれほど一生懸命になってるって、分かって無いんだよなぁ、愛しのつくしは、、、


他の奴らに、可愛いい笑顔を見せちゃうから、つくしを求めてアリンコのように集まって来ちゃう、、、


俺って、一生アリンコ退治だよ、、、


まあ、つくしに手を出す奴には、天罰が下るけどね♪


うん!?


そっ、神様は忙しいだろうから、俺が神様の代わりにドッカンボッカンとね♪


もちろん、つくしにはナイショ♪


そうそう、妊娠している時のつくしって、一段と吸い付くような肌触りなんだよ、、、


特に、、つくしの中が、いつまでも離れられないほど気持ちいいんだ♪


何時でも何処でも抱きたい、妊娠させたいって思うのも無理ないでしょ!?


実は、今も5人目妊娠中~♪


お祖父様は花沢の会長なんだけど、会社に行くより、益々可愛いくなったつくしや孫達と過ごすほうが大切だと、社長の叔父と副社長の俺に会社を任せっきり、、、


あっ、社長の叔父、父さんの弟なんだけどね、俺の母さんのことを密かに愛してたんだって♪


愛する母さんの忘れ形見の俺を、息子のように可愛がってくれて、つくしと俺達の子供を甘やかしてくれる♪


叔父は、父さん母さんの仕事を陰ながら支えていたんだけど、母さん達の事故の後、先頭に立って会社を切り盛りしてくれたんだ♪


そんな叔父には、幸せな家庭を持って欲しいけど、きっと母さんだけを一生愛していくんだろうな、、、


どうやら、花沢家の男は、生涯一人の女性しか愛せない運命らしい、、、


叔父は、母さんが父さんと幸せに笑っていてくれれば、自分も幸せだと見守ることを選んだ♪


昔の俺みたいで、血の繋がりってすごいよね♪


あっ! 愛しのつくしが呼んでる!


お産が始まるみたい♪


フフ、邸に産室を造ったんだ♪


だから、後何人でもO.K.さ!


じゃ、バイ♪


あっ、君達も運命の相手に出会えますように♪


出会ったら、しっかり掴まえて離しちゃダメだよ♪




fin

運命の女23



時間を遡って、、、


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総二郎はじめ西門一門の音頭の下、婚約、結婚、妊娠発表が行われた、、、


ただし、つくしと俺はフランスで、、


司の母ちゃんがいる日本では、つくしに万が一のこともあるからね、、、


美作あきら&大河原滋、西門純一郎&松岡優希、一條忠臣&三條桜子は、日本のメープルで、、


二元中継ながら、それはそれはお祭り男の面目躍如!


賑々しくも粛々と、、とはいかず、あくまでも賑々しく華々しく行われた!


なにしろ、婚約どころか、いきなりの入籍会見、、、


日本中が悲喜こもごも大騒ぎ、、、


司の母ちゃんも、ホテルのいい宣伝になったと大満足、、、


司の母ちゃんに油断させる仕掛けにもなったようで、これって、つくしの言う一石何鳥ものお得?


司も着々と独立計画を進めていて、俺達も喜んでバックアップしてる♪



奴ら、結婚式もつくしと一緒にしたいと、迷惑省みず、皆フランスまでやってきた、、、


厳粛な結婚式の筈が、またもや、お祭り騒ぎになって、ホント、迷惑!?


挙げ句の果てに、俺達のベビーと自分たちのベビーを結婚させたいと、水面下で争っているんだよ、、、


司や総二郎なんて、つくしに似た女の子を産んでくれと、つくしにマジお願いしてたけど、、、


何企んでいるんだか!


さっさと年相応の誰かと結婚してよ!



あっ、司は、あきらと総二郎に説得されて、美作系列の病院で治療して全ての記憶を取り戻したんだ、、、


記憶が甦った時の辛さを想像すると、胸が痛んだ、、、


不安もあった、、、


どこまでも優しいお人好しなつくしが、司に絆されてしまうんじゃないか、、、


そんな不安を見抜いたのか、つくしが言ってくれたんだ♪


「ねえ、知ってる?


私の初恋は、類、貴方♪


道明寺と付き合っていた時も、類は私の胸の特別な場所に居たわ♪


道明寺が居なくなっても、類が居てくれたから、私は生きていられたの♪


類が居なくなったら、私は生きていけない♪


あの頃は、道明寺を本当に好きだったけど、今、私はもっともっと深い想いで類を好き♪


愛しているの♪


道明寺を好きだった頃も、類を愛してたと、今なら分かるわ♪


私の最初で最後の、ただ一人の運命の相手、、、


それが、類、貴方なの♪」


俺、思わず泣いちゃったよ、、、


カッコ悪、、、



司が静かに全てを受け入れて、俺達に会いに来た時、、、


つくしは、司を親友として受け入れた、、、


俺は、司の独立の意図を知り、秘密裏に協力を約した、、、


司は清々と、けれど、どこか寂しげに去っていった、、、


司が道明寺コーポレーションから独立すると知ると、道明寺に怨みを持つ者が警備が手薄になる司を襲うのではと、つくしが心配しだした、、、


俺は、直ぐ様、司に屈強なSPを付けたよ、、


つくしに俺だけを見てもらうためには、つくしの心配事を解決しないとね♪、、、


放っといたら、俺を差し置いて、つくしの歓心を買うために動き出す奴らが一杯いるしね!


つくしの心配を取り除き、安心して俺に身を委ねさせることも、つくしを愛する俺の使命?だからね♪

運命の女22



「ふっ、何故、皆、あの溝鼠に誑かされるの!?


あの貧弱な体では、男を満足させるのも無理でしょうし、、


あんな女のどこがいいのか、、、」


「気を付けろと、俺、今言ったよな!?


牧野を貶めるなら、俺も黙ってねえぞ!


まあ、あんたには、牧野の素晴らしさは、到底理解できないだろうよ!


あんたは、どんなに逆立ちしたって、牧野に敵わない、、


あんたは、本能的に牧野を怖れて、排除しようとしてるんだろうが、、、


奴らからも其なりの報復が来るぞ!


牧野をまだ狙うなら、逆にあんた自身が狙われるぞ、、、」


「はっ、あの馬鹿がつくほど慈悲深い溝鼠が、そんなことを許すものですか!」


「ああ、牧野が知れば許さないだろう、、、


が、牧野に知られずにやってのける奴が、牧野の周りにはうじゃうじゃいるんだよ♪


論より証拠、自分を見てみろ!」


楓が自分の体を見下ろすと、レーザー照準がいくつも当たっていた!


「!!


んな、馬鹿な!


ここは、道明寺の会長の執務室よ!


そこいらの輩にこんな事出来る訳がない!


司! 貴方が仕掛けたの!?」


「俺にはそんな悠長な遊びをする暇なんかない!


奴らが遊びで済ませてくれているうちに、自重しろ!」


「司! 何処にいくの!?」


「あんたの顔を見なくていいところなら何処へでも、、、」


「司! 私は貴方を愛してるのよ!」


「フッ、そうかも知れない、、、


あんたなりに愛してるつもりなのかも知れない、、、


そう 、確かに昔は少しは愛があったんだろう、、


俺も、俺なりにあんたを愛してた、、


だがな、愛は育ててやらなければ、枯れてしまうんだ、、


相手を心から大事にしなければ、枯れてしまうんだよ、、、


なのに、あんたは越えてはいけない一線を越えてしまった、、


俺が心底欲しい者を奪った、、


俺が人生をかけて大切に守りたい者を襲った、、


自分で愛を切り捨てたんだ、、


俺に言えることは、これだけだ、、


精々独りぼっちの人生を元気に過ごしてくれ、、」


茫然と言葉もない楓を振り返ることもなく、辞表を置いて部屋を出る司、、、


部屋の外に佇む一人の男、、


任せたぞ、任せてくださいと、互いに目礼して、去る男と見送る男、、



司がスッキリした顔で道明寺コーポレーションのビルを出てくると、そこには、、


「「よっ♪」」


拳と拳を付き合わせ、阿吽の呼吸で歩き出す、、、


その周りを守るSP達、、、


「お前ら、俺にSPを付ける余裕がなくなったからって、勝手に俺にSP付けんなよ♪」


「俺らじゃねえ、類の奴だよ♪」


「それもお前のためじゃねえから、遠慮すんな♪」


「牧野がお前のことを心配しているから、牧野のためにやっているんだぜ♪」


「ククッ、類の奴、相変わらず牧野最優先なんだな、、」


「ああ、相変わらずのバカップルだよ♪」


「今、五人目のガキを製造中だそうだ、、、」


「フッ、サッカーチームでも作るつもりか!?


そんときゃ、俺様が監督やってやる♪」


「アハハ、そりゃいいな♪


俺はトレーナーでもやるか!?


あきらは、マネージャーだな♪、


んじゃ、チーム結成の前祝いといきますか♪」