慟哭27
総二郎「それにしても、類達が此処に居ると言うことは、類はマックとして生計を立てているんじゃないんだな、、、
ビジネスは捨てていなかったんだな、、、」
類「ああ、つくしファンクラブがあの手この手で放ってはくれなくて、、、
お陰で、子供たちの教育にも困らずに済みそうで、感謝しているんだ♪」
つくし「子供たちと言えば、、、
これ、お手製ですが、お持ち頂けますか?」
あきら「これって!?」
総二郎「おお、牧野が作ったんか?」
つくし「お二人のお子さまが、あんまり可愛いらしくて、少しずつ織ったの♪
写真は、瑠璃ママから頂いていたの♪」
総二郎「すげえな!
一織り毎に愛情がこもっているのが、よく分かるよ♪
子供たちも、喜ぶよ、ありがとな♪」
そこには、可愛らしい子供たちの笑顔が織り混まれたミニタペストリーがあった、、、
類「あきらや総二郎から、あんな形で離れる事になって申し訳ないと思ってる、、、
つくしも落ち着いてからは、それはそれは気にしていたんだ、、、
そんなつくしが、いつか会える時にって、一織り一織りありがとうとごめんなさいの心を籠めて、仕上げたんだ、、、
」
あきら「ごめんなさいは、必要ないけど、ありがとうは、嬉しいよ♪
タペストリーの子供たちが動き出しそうで、この頃の自分の気持ちを思い出すよ、、、
この子たちの笑顔を守っていかなければ、もっと家族を大切にしようと、改めて気が引き締まる思いだよ♪」
総二郎「ああ、新たな気持ちにさせてくれる、ありがとうな、牧野♪」
類「ねえ、牧野じゃないんだけど、、、
花沢つくしなんだけど、、、
つくしって名前を呼ばれたくないから、牧野で良いや♪」