loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

ヴァレンタインに6

皆が、各々のつくしとの想い出で感慨に耽っている間も、つくしはすっかり夢の中、、、



つくし「・・・類、、、大好き、、、Zzzzzz、、、」



総二郎「ちぇっ、幸せな奴、、


寝ている間も好きって言われるほど牧野に愛されているのに、、、


そんな牧野を放ってフランスに逃げやがって、類の奴、1発殴ってやる!」



あきら「いや、2発だ!


俺も殴ってやる!」



桜子「大事な花沢さんを殴ったら、先輩に嫌われますよ!?」



総二郎「ふん、牧野の前ではやらねえよ!」



あきら「だな!」



桜子「全く先輩の事になると、皆さんすぐ頭に血が上るんですから、、、」



あきら「それより、司から手紙の経緯を話してくれ、、、」



桜子「はい、少し長くなりますが、、、


私、滋さんから打ち明けられたんです、、、


道明寺さんが、NYで苦戦しているのを知って、居ても立っても居られず、NYに会いに行ったと、、、」



回想・・・


滋「私が行っても何にもならないのは、分かっていた、、、


それでも、側に居て少しでも役立つ事があればと、、、


楓おば様には大歓迎されて、司と過ごせる時間を意図的に作ってくれた程、、、


それで、欲が出ちゃったの!


つくしは、司の側に居る事が出来ないけど、私は、堂々と司の側に居られるって!


私の方が、司に相応しいって!


司も精神的に参っていたから、私の顔を見て、懐かしさから歓迎してくれたわ、、、


で、食事して、お酒を飲んで、酔いつぶれた司とベッドイン、、、


初めての司は、夢中になっちゃったわ、、、


私、翌日、司に殴られるのを覚悟していた、、、


けれど、翌朝、正気に戻った司が、私に背中を向けて泣いているのを見て、、、


私は、自分の欲で、何て事をしてしまったんだろうって、、、


私、消える、司の前からも桜子達の前からも、消えるわ、、、


黙って消えれば、つくしが心配して捜すでしょうから、桜子だけには、事実を言っておくわ、、、


私を探さないで!?


そして、つくしを傷つけないように、上手く話してくれる?」



桜子「滋さんは、それで良いんですか?


滋さんは、道明寺さんを愛してらっしゃるでしょう?」



滋「うん、でも道明寺はつくしを愛してるし、二人を引き裂く事は出来ないよ、、、


司にとっては、一夜の過ちでも、


私にとっては、生涯一度だけの素晴らしい想い出なんだ、、、


その想い出があれば、生きていけるから!」



桜子「綺麗事はお仕舞いにしてください!


NYに行くと決めた裏には、あわよくばって思いがあったんでしょ?


だから、弱っている道明寺に、お酒を飲ませて酔い潰したんでしょ!


意識していなかったかもしれないけれど、心の奥底には、どす黒い思いがあった筈ですわ!」



滋「・・・ハハ、桜子は容赦無いね、、、


そう、私は、司の弱さと楓さんの思惑につけこんで、司を手に入れる為に仕掛けたの、、、


でも、計画通り念願叶っても、手に入るものは司の抜け殻だって訳!


こうなったのも、自業自得!」



桜子「全く、滋さんも先輩も、困った人達ですわね♪


先輩も、苦しんでいらしゃいます、、、


いいえ、滋さんと道明寺さんとの事は知らないですから!


苦しんでいる先輩のために、一肌脱ぎましょう♪


滋さんや道明寺さんの為では無いですよ!


本来、ゲスなお二人の事なんて、歯牙にも掛けません!


ただ、先輩の為にすることが、結果的に滋さんを救う事になるでしょう、、、


いいですか!?


私は、しばらく留守にしますが、滋さんは、この部屋から1歩も出ないでください!


誰にも連絡をしてはいけません!


私が戻るまで、ここで隠れていてください!


今、滋さんが勝手に動くと、先輩を傷つける事になりますからね!


滋さんは、先輩を傷付けたくないから、私のところにいらしたんですよね!?


呉々も何もしてはいけません!


いいですね、一生に1度の桜子のお願いです!


何もしないで、隠れていてください!」



滋「わ、分かったわよ!


でも、きっつい桜子は何処に行く、、、の?


、、、って、もう居ないじゃん!」





桜子はNYの司のもとに、、、



道明寺「滋から聞いたんだな、、、」



桜子「時間を無駄にしないところは、流石ですわ♪


ええ、滋さんをどうなさるおつもりですの?


先輩には、どう打ち明けるおつもりですの?


滋さんと楽しんだ時に、避妊は?


妊娠していたら、責任はどうお取りになりますか?」



司「!!!


妊娠しているのか!?」



桜子「まだ分かりませんわ!


でも、どうせ獣のように襲ってたっぷり注ぎ込んだでしょうから、可能性は高いでしょうね!


あら? 話がエグかったですか!?


道明寺さんがしたことが、エグ過ぎるので仕方がないでしょう!?


で、先輩には、なんと?」



司「分かんねえよ!


分かっていたら、こんなに苦しまねえよ!」



桜子「しっかり楽しんだ後で、無かった事には出来ませんよ!


滋さんも、私達の前から消えるなんて、先輩みたいな事を言っているし、、、」



司「!!!


牧野が、消えるって!?


なんで牧野が消えたがるんだ!?


桜子、お前、俺と滋との事を、牧野に話したのか!?」



桜子「私が先輩を傷付けるであろう事を話すものですか!


話すのなら、道明寺さん、貴方から話すべきでしょう!


ヤっちまったのは、道明寺さんなんですから!」



桜子の容赦の無い物言いにも、怒りを表すこと無く、、、



司「悪りぃ、自分のやったことを棚に上げて言う事じゃなかった、、、


で、牧野は悩んでまた変な方向に行ってるのか?」



桜子「滋さんをスルーして、先輩の心配をなさるとは、あんな事をしでかしたののに、まだ、先輩を愛してらっしゃるんですね!?


先輩の幸せの為なら、何でもなさいますか?」



司「ああ、俺に出来ることなら、何でも!」



桜子「では、手紙を書いてください、、、


先輩に別れを告げる手紙を、、、」