俺の女神1
「ふん! この全身整形のドブス!」
「ドブスが道明寺様に近付こうなんて!」
「ドブスの思い上がりが!」
「ちょっと!
そう言う貴女達は、何様なの?
私には、貴女達の方が醜く見えるんですけど!?
綺麗になりたくて努力しているのは、お互い様!
貴女達と桜子の違いは、他人を貶めて楽しむ性悪か、そうでないか!
外見はいくらでも努力で綺麗になるけど、性格の醜さはどうしようもないわね!?
貴女達って、可哀想だわ♪
自分達の醜さに気が付かず、桜子の綺麗な心も見ようともせず、更に桜子を貶めて楽しもうとは、百万年早いわよ!」
「な、何、いきなり割り込んできて、好き放題言ってんのよ!
生意気ね!」
「そうよ、貴女も、チビのブスじゃないの!」
「貴女も、道明寺様を狙っているんでしょ!
身の程を知りなさい!」
つくし「道明寺って、どこのお店の?
それって美味しいの?」
類「ぷぷっ! あんた、おもしろいね♪」
つくし「貴方、誰?
そこで何しているの?」
類「うん? 昼寝かな?」
つくし「貴方、桜子が苛められているのに、傍観しているって、男としてどこまで腐っているの?
全くこの英徳は腐った魚より酷い臭いがするわ!
桜子、アメリカに戻らない?
カイやジョン、アルマン、シャルルも戻ってこいって、日夜煩いの、、、」
桜子「それは、カイ達はつくしが好きだから♪」
つくし「何言ってんのよ♪
桜子の事も好きなのよ♪
桜子ほど、綺麗で可愛いい子は居ないもの♪」
そこへ、ぷらぷらやって来たあきら達、、、
総二郎「おい、類が女と一緒にいるぞ!?
あのおチビ、スゲエ変わってんな♪
おい、あきら、声かけてみようぜ♪」
あきら「よし、行くぞ!」
総二郎が、必殺の笑顔で、、、
総二郎「ねえ、そこの君達、一緒にお茶しない?」
あきら「ラウンジのカフェに招待するよ♪」
それを聞いた類、何故か面白くない気分に、、、
つくし「人にものを尋ねる時は、先に名乗るべきじゃありません?」
「キャー、何言ってんの!」
「F4の美作様と西門様じゃないの!」
「それに、そちらは、花沢様ですわよ!」
「光栄ですわ♪
ラウンジのカフェに誘って頂けるなんて(はあと)」
類「あんた達は、誘ってない!」
つくし「ぷぷっ、貴方が、花沢類?
貴方も、面白いわね♪」
あきら「俺は、美作あきら、こいつが、西門総二郎、、、」
総二郎「君、変わってるね?
俺達、F4を知らないなんて!?」
つくし「私、興味ない事には、とことん無関心なもので!
名乗って頂いたので、仕方がないので、私達も名乗らせて頂きます、、、
私、牧野つくしと申します、、、
こちらの可愛いい後輩は、三條桜子、私の親友です♪
それでは、自己紹介も終わりましたので、皆様、失礼いたします♪
桜子、行くよ♪
折角、桜子にお弁当作ってきたのに、ここでは、があがあアヒルが煩いし、孔雀気取りまで集まって来ちゃ、もう、場所変えよう?」
桜子の手を引っ張って、さっさと校門に向かうつくし、、、
総二郎「ちょっと、待てよ♪
一緒にお茶を、、、」
つくし「お茶なら、そちらの3羽のアヒルが喜んでお相手するでしょ!?」
あきらと顔を見合わせた総二郎、、、
総二郎「このまま引き下がっては、F4の名折れ、俺達も行こうぜ♪」
面白いものを見付けたとばかりに、にやにや笑いながらつくし達の後を追う二人、、、
類も、何を思ったのか、その後に続きます、、、
桜子「つくし先輩、お弁当って、先輩のお手製ですか?」
つくし「うん、今朝起きたら、あんまりお天気が良いので、桜子と外でお弁当食べたくなって、作っちゃった♪」
桜子「うわあ、嬉しい♪
先輩のお手製のお弁当、味は勿論、見た目が凝っていて、あっちでは評判だったんですよ♪」
つくし「うふっ、今日は桜子のイメージで、アライグマのテーマで作ってみました♪」
桜子「え~っ! 何気に酷くありません?
白鳥ならいざ知らず、アライグマだなんて!?」
つくし「そ、そうかな~?
アライグマって、可愛いいんだよ♪
清潔好きなところも、似ているし!?
私が言いたいのは、桜子は可愛いい綺麗な心の持ち主ってこと♪」
桜子「先輩~〃〃〃」
後ろから付いて来ているF3、、、
総二郎「なあ、アライグマのテーマの手製の弁当って!?」
あきら「アライグマが好きな食べ物が入っているのか?」
類「違うよ♪
所謂キャラ弁だよ♪
俺、牧野のキャラ弁食べたいな♪」
総二郎「じゃ、ランチをご馳走して、お弁当を貰おうぜ!?」
ところが、、、
桜子「あっ! シャルル! ジョン、アルマン、カイ!?
どうして???」
校門には、F4も霞んでしまう程のイケメンが、、、
シャルル「つくし! 愛してるよ♪
一緒にランチだよ♪」
ジョン「中々帰って来ないから、迎えに来たよ♪」
アルマン「早く俺のプロポーズにYESと言ってよ♪」
カイ「駄目だよ、つくしは俺の、、、」
つくし「一度に喋らないで♪
私、桜子とお弁当食べるから、ランチはパス!」
アルマン「あっ! それって有名なつくしのキャラ弁?」
シャルル「わあ、つくしのキャラ弁、食べる食べる♪
お弁当もらうから、ランチをご馳走するよ♪」
と、つくしの持っているお弁当を取り上げてしまう、、、
つくしが取り返そうと、シャルルが頭上に掲げたお弁当にピョンピョン飛び付きますが、全然届きません、、、
男どもは、ジャンプするつくしのスカートがひらひらするのに、釘付け~
桜子「先輩、無理ですって!
パンツ見えちゃいますよ!?」
つくし「きゃ~ 早く教えてよ!?
もう~、じゃ、一杯一杯ご馳走になってやる~
桜子、行こ♪」
カイとジョンが、つくしの両側にさっと陣取り、アルマンとシャルルは桜子をエスコート♪
ワイワイ賑やかに、迎えのリモに乗ってしまいます、、、
あきら「はあ、あいつら、どっかで見たような、、、」
類「皆、俺らより大きな財閥の御曹子達だよ!
さっ、早く乗って! 後を追うよ♪」
いつの間に呼んだのか、花沢の白いリモが、、、
皆が慌てて乗り込むと、、、
類「あのリモを見失わないように、後をつけて!」