花嫁は誰?5
類「司、着陸地点に地下格納庫と基地をセットして♪」
司「おう!」
あきら「ふ~、やっと着いたな♪」
総二郎「まっ、今後は、このゲートを設置したから、一瞬で帰る事が出来るな、、、」
類「じゃ、総二郎と司は、行って♪
あきらと俺は、本物とのタイミングを見て、出ていくから、、、」
総二郎「言っとくが、俺、13股なんて無理だぜ!
2股すら無理だ!」
類「そこは、気持ちを入れ替えて真面目に茶道に精進する西門惣二郎で良いんじゃない!?」
司「俺は、、、」
類「司は、柄左とキャラが殆ど被っているから、そのまま自然体で良いよ♪
あきらは、影武者を跡継ぎにしようとするくらいだから、あきらが本人じゃないと家族にバレても、セーフだよね♪」
総二郎side
西門邸で、、、
総二郎「家元、家元夫人、初に御目もじいたします。
西門惣二郎と申します、、、
この度は、祥一郎様の件、お悔やみ申し上げます、、、」
家元夫人《憎い愛人の子、けれど、西門家の為には、この子を一人前に仕上げないと、、、
いえ、次期家元として恥ずかしくないように教え込まないと、私の能力が疑われてしまうわ》
家元夫人「よくぞ決心して西門にいらしてくださったと、感謝しております、、、
惣二郎さんには、大変な荷を背負わせてしまいますが、家元共々私達が出来る限りのサポートをいたします、、、
ただ、噂では女性関係がお盛んなようですが、今後は女性とのお付き合いは、慎重にお願いします、、、
取り敢えず、お茶を一服如何ですか?」
総二郎「はい、喜んで♪」
総二郎《ほう、これが家元夫人のお点前か、、、
流石だな♪》
総二郎「結構なお点前で、、、」
家元夫人《お茶を嫌っていると聞いていたけれど、茶室に入るところから、しっかり作法が身に付いていらっしゃる、、、
基礎は出来ているようね、、、
何より、凛とした姿勢が、その空気感が、素晴らしい♪
これはとんでもない宝を得たのかも、、、
惜しむらくは女癖ね!
まあ、女が放っておかないんでしょうけど、、、
性悪雌ぎつねを近付けないように、呉々も注意しなくては、、、》
家元夫人「惣二郎さん、改めて謝罪させてください、、、
御母様の件、大変申し訳ありませんでした、、、
私の嫉妬が、いけなかったんです、、、
本当にごめんなさい、、、」
総二郎「いえ、済んだ事です、、、
西門の為に精進致しますので、ご教授よろしくお願いいたします、、、」
家元夫人《噂で聞いていた人物とは、まるで違っていて、嬉しい誤算だわ♪
孝三郎では、役者不足でもあるし、今はこの惣二郎さんに賭けるしか手がないわ、、、》
いやいや、家元夫人、貴女、総二郎の魅力にノックアウトされちゃいましたね!?
家元夫人「そう言って頂けると、嬉しい限りですわ、、、
では、お部屋に案内致しますので、夕食までゆっくりなさってね♪
惣二郎さんのお披露目は、折りを見て決めましょう、、、」
総二郎「形だけでも、一通り出来るようになってからで、お願いいたします、、、」
家元夫人「あら! 形だけなら、もう申し分なくてよ♪
茶道に初めて足を踏み入れるのですもの、、、
そこのところの事情は、皆さんご存じですから、、、
でも、西門に馴れて頂く時間として3ヶ月間程は頂きましょうね!?」