この子猫の子子猫のつくし3
翌日、類はシャーロックに成りきって、ルゥルゥを待っています、、、
類「ルゥルゥ、いらっしゃい♪
今日は、面白いの見せてあげるよ♪
これ、ルゥルゥのおやつ、いつものだよね!?
でね! じゃじゃじゃじゃ~ん!
この虫眼鏡で見ると、ほら!」
「にゃにゃにゃっ!?」
類「でしょ!?
凄いでしょ!?
でも、おやつが増えた訳じゃないのが残念~
僕の眼も大きく見えるよ♪
ルゥルゥ見てみて!?」
「にゃにゃ!」
類「びっくりした?
これ、僕の宝物、これでいろいろ観察するんだ~
ルゥルゥも一緒に見ようね♪」
「にゃあ♪」
類「ふふ、おやつ食べたら、今日は僕、お出掛けするから、門の外まで一緒に行くね!?
残念だけどお昼寝も散歩も今日はパス♪」
「にゃ~ん」
類「ルゥルゥは御馳走様かな?
じゃ、出掛けよう♪
今日は、門まで抱っこで行くよ♪」
ルゥルゥを抱っこして門を出ると、そっと降ろして声を掛けた、、、
類「ルゥルゥ、真っ直ぐお家に帰るんだよ♪
寄り道して、悪い人に捕まったら大変だからね!?」
「にゃあ!」
ルゥルゥは、後ろを振り返らずに、タッタッタと帰っていった、多分、、、
僕と花枝と庭師は、ルゥルゥを見失わないように、ルゥルゥにバレないように、後をつけて行った、、、
僕は知らなかったけど、SPが、僕らの周囲を警護していて、道の先々にも配置されていたんだ、、、
今振り返ると滑稽なんだけど、その時の僕は、シャーロック・ホームズに成りきって真剣にルゥルゥを尾行していたんだ、、、
塀にピッタリへばりついて、蟹の横歩きで進み、角に来ると角から顔だけ出して、ルゥルゥを確認し、また塀にへばりつく、、、
花枝と庭師に目で合図して、また尾行する、、、
花枝と庭師は、大真面目な顔で僕に付いてきてくれたっけ、、、
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滋「つくし~、滋ちゃんが遊びに来たよ~♪」
桜子「いらしゃい~、滋さん、優希さん♪」
滋「え~? なんで桜子が居るのよ~?
つくしは、何処~?」
桜子「今、いらっしゃいますよ♪
私の手土産のお菓子をお皿に盛り付けてお持ちくださるところです、、、」
滋「殆ど毎日遊びに来てて、毎回手土産とは、あんたってマメねぇ♪」
桜子「いえいえ、毎回着ぐるみを持ち込んでいらっしゃる滋さん達には、負けますわ♪」
滋「あっ、テヘへ、、、
バレてた?
ちゃんと桜子の分もあるからね♪」
優希「今日は、桜子ちゃんは九尾の白狐、つくしは黒猫、滋姉様はジャガー、私は白うさぎよ♪」
桜子「何故、私が九尾の白狐?
どうして、普通の尻尾が1本の白狐じゃないの?」
優希「だって、滋姉様が、九尾じゃないとダメだって、、、」
滋「ま、ま、そこは深く考えないで楽しくね♪
早く着替えて、黒猫つくしのお茶会しよ!?」
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滋「きゃ~、つくし可愛いい♪
可愛い過ぎる黒い子猫のつくしだ~♪
食べちゃいたいよ、ガルルゥ!」
桜子「テディベアやカエルも可愛いかったけど、つくしは、、、」
「「「子猫が一番!」」」
優希「それも黒猫が一番だわ♪ フンフン♪」
滋「そうそう、つくしの黒い瞳とベストマッチだよね♪ ガルルゥ!」
桜子「吸い込まれそうな黒曜石の瞳ですもの、コン!」
つくし「みんな、誉めすぎだにょ、にゃっ!」
滋「キャハハ、楽しいな、ガルルゥ!」
つくし「桜子のお菓子、いつも美味しいにょ、にゃん!」
優希「この紅茶も、良い香り、フンフン♪」
桜子「あら! ルゥルゥが帰ってきたみたい、コン!」