(続4)この子猫の子子猫のつくし
つくしの花沢家2日目、、、
今日は、つくしが嫁に来て(?)2日目、、、
朝、頬をつんつんされて、眠い眼を開けると、キラキラ眩しく耀く黒曜石の瞳♪
僕が目覚めて嬉しいらしく、パアッと破壊力抜群の笑顔のつくし♪
ああ、僕、幸せだぁ♪
つくし「類、起きた?
ご飯食べる?」
これは《類、起きて♪
つくし、お腹が空いた!
ご飯食べたい!》
と言う意味だね!?
でも、ちょっと、焦らして、、、
類「う~ん、まだ眠いんだよね~♪」
と、つくしを両腕に囲い込む、、、
つくしの艶々の髪を撫でながら、、、
類「今朝は、つくしの好きなフレンチトーストとフルーツ一杯のヨーグルトだよ♪」
途端にモゾモゾじりじり僕の腕から脱け出そうとするつくし、、、
類「僕は、どんな食べ物よりつくしが好きだよ♪
つくしとこうやって居られたら、何も食べなくても幸せだよ♪
つくしは?」
ピタッと動きが止まり、ちょっと眉下がりの顔だけど最強の上目使いで、、、
つくし「つくしね、類が好き♪
でも、フレンチトースト好きなの♪
フルーツ一杯のヨーグルトも好き♪」
類「クスッ、じゃあ、僕とフレンチトーストでは、どっちが好き?」
つくし「類、、、〃〃〃」
類「フルーツどっさりのヨーグルトと僕とは?」
つくし「類、、、〃〃〃」
類「僕がいつでも一番だよね!?」
ぎゅるると、つくしのお腹が返事した、、、
類「おはようのキスして♪
そしたら、ご飯にしよ!?」
つくし「う、うん!
類、おはよう、チュッ♪」
類「僕の、僕だけのつくし、おはよう、チュッ♪ チュッ♪ チュッ♪」
ああ、僕って、なんて幸せなんだろ♪
ところが、朝ご飯を食べながら、平気な顔して爆弾投下するつくし、、、
つくし「類、進が待っているから、ご飯が済んだら帰るね♪」
類「進って誰?
そいつ、男だよね!
僕を放って、他の男と遊ぶの!?」
つくし「類、怒ってる、、、
進は弟だよ、今日一緒に遊ぶ約束しているの♪」
類「ふ~ん、じゃ、進に来てもらおう♪
だって、昨日植えたイチゴにお水をあげなくちゃでしょ!?
朝と夕方、お水をあげないと、、、」
つくし「そっか~、イチゴのお世話しなくちゃね!?」
類《つくしは、ピーマンやトマトよりイチゴの事ばかりだね♪
イチゴでしばらくは、縛れるな、、、
な~んて、韻を踏んじゃった♪》
類「うん、だから、花枝、弟の進とやらを迎えに行ってくれる?」
花枝「はい、類様達が、お庭を散歩なさっていらっしゃる間に行って参ります、、、」
つくし「ご馳走さまでした♪
類、早くぅ~♪」
類「つくし、昨日の夜、約束したよね!?
転ぶと危ないから、いつも手を繋ぐって♪」
つくし「へっ? 約束?」
類「うん、だから、手!」
つくし「はぁい!?」
クスッ、ホントは、つくしが寝ちゃってから、言ったんだけど、、、
返事は?って耳元で言ったら、可愛いくコクンと頷いたんだからね!
今日のつくしは、淡いブルーのワンピースに同じリボンで、最高に可愛いい♪
ってか、何時だって最高に可愛いい♪
錨のマークが刺繍してあるけど、パンティもかな?
ブランコに乗せて調べようっと♪(←オイ)
ブランコまで歩いていったら、後藤達が、またアーチのトンネルを作っていたよ、、、
つくし「後藤さん、おはようございます♪
また、アーチのトンネルですか?」
後藤「はい、こちらは、萩のトンネルになります。
そして、こちらは、藤のトンネルになります♪
そして、こちらは、冬のイルミネーションのトンネルになります♪」
つくし「わあ、このエリアから、四方にトンネルが出来るのね!?
素敵♪
ねっ! 類、凄いね♪」
類「うん、こっちも凄いけど、つくし、あっちを見てご覧♪」
後藤「ああ、あちらは、あずまやを建てております、、、
お昼寝を楽しんで頂きたくて、皆で頑張っておりますよ♪」
つくし「うわあ、素敵、素敵♪
毎日、何かが出来てくる♪」
類「だから、毎日チェックしてくれないと♪」
つくし「毎日、昨日と違うところを見付けるのね!?
了解~♪」
類《もう、ここに僕と一緒に住むんだよ♪》
後藤「今日は、ルゥルゥは、ご一緒では?」
つくし「ルゥルゥは、ご飯を食べたら、サンルームで寝ちゃったの!
呼んでも、片眼を開けて、尻尾をパタンで終わり、、、」
後藤「昨日はたくさん遊んで、お風呂にも入って疲れているんでしょう♪
それに、この邸が気に入ったんでしょう♪」
つくし「うん、きっと気に入って、居ついちゃってるのかも♪」
類《つくしも、ルゥルゥと一緒に居つくんだよ♪》
後藤とばかり話しているから、繋いだ手をちょっと強目に引っ張って、、、
類「イチゴにお水をあげるんでしょ?」
つくし「あっ、そうでした!
じゃ、後藤さん、皆さん、またね♪
類、類も挨拶して!」
類「あ、また!」
つくし「そんなにグイグイ引っ張んないで~」
後藤「なんて可愛いいお嬢様なんだ!
類様が夢中になるのも良く分かる、、、
さあ、皆、類様とつくしお嬢様の為に、頑張るぞ♪」
イチゴに水をあげながら、、、
つくし「わあ、ここもレンガを積んでいるわ♪
あちこち、凄いね~♪」
類「今日は、工事で危ないから、イチゴの世話が済んだら、僕の部屋でヴァイオリンを弾いてあげる♪」
つくし「つくしもピアノ弾きたい♪」
類「じゃ、音楽室で演奏会だね♪」
でも、その前に、、、
つくし「ふ~、水やり終わったね!?」
類「そだね♪
あっ、つくし、スカートに何か付いてる!
じっとして! 取ってあげるから、、、」
類《何も付いていないけど、ちょっと失礼♪
ふ~ん、やっぱり、お揃いの錨の刺繍が付いてる♪》(←オイ)
類「もう大丈夫だよ♪(←何が?)
じゃ、戻ろ♪」
戻ると、つくしの弟の進が到着して、、、
進「牧野進と申します。初めまして♪
姉ちゃん、今日、買い物に一緒に行ってくれるって約束していたのに、、、」
つくし「ごめんね、友達のお誕生日のプレゼントを買うんだったよね!?」
類「ねえ、プレゼントって、どんな物を考えているの?」
進「う~ん、女の子なんで、全然考え付かなくて、それで姉ちゃんに、、、」
類「つくし、つくしだったら、お誕生日に何が欲しい?
あっ、食べ物以外でだよ!?」
つくしは、イチゴがたくさん乗ったケーキを思い浮かべていましたので、ちょっと恥ずかしくて、頬を紅く染めました、、、
その様子が、可愛いらしくて可愛いらしくて、類は、ぎゅっと抱き締めてチュッ♪
類「つくしのお誕生日には、イチゴのたくさん乗ったケーキにしてあげるね♪」
つくし「る、類~〃〃〃」
進「はあ、姉ちゃん、食べ物じゃないので、考えてよ!?」
つくし「着ぐるみは、きっと滋さん、優希、桜子だけが喜ぶ物だよね、、、」
そうそう、つくしちゃんのお友達の趣味は、ちょっとどころか、突き抜けて変わっていますよ!
つくしちゃんのお友達を基準にしては、危険です!
つくし「私だったら、キャラクターの小物が欲しいな♪」
類「キャラクターの小物って?」
進「ああ、フ○ッシーとか?」
つくし「キキララとか、ミッフィーとか、ありままとか、可愛いいのが良いな♪」
進「そんな可愛いい系は、姉ちゃんが一緒に行ってくれないと、俺だけじゃハズイよ、、、」
つくし「じゃあ、今から行こうか?
じゃ、類、お泊まり楽しかったわ、ありがとう♪
花枝さん、いろいろありがとうございます♪
後藤さんにも、お礼を言っていたとお伝えして頂けますか?」
類「何言ってんのさ!?
僕も一緒に行くに決まってるでしょ!?
つくし、約束したよね!?
ずっと一緒にいてくれるって♪」
つくし「うん、ずっと仲良しだよ♪」
類《ちっ、この鈍感娘め!
まあ良い、後でみっちり教えてやろう♪》
進《うわあ、怖えぇ!
類さんの獲物を見る眼!
僕は、早々に帰ろうっと♪
父さん達は、全然分かってないな!
ただのお泊まりとしか考えていないけど、、、
もう、姉ちゃんは、類さんのところから帰してもらえないよ!》
類「仲良く一緒に居るんだよ!?」
つくし「はい、分かってますって♪」
進「姉ちゃん、分かってないのに、分かってるって言っちゃ、、、
まあ、良いわ!
姉ちゃんの事は、類さんにお委せ♪
ただ、姉ちゃんの友達は厄介なんで、類さん、大変ですよ♪」
類「進は、物分かりが良いね♪
じゃ、行こうか?」
つくし「へっ、類も?」
類「当たり前!
いつも一緒でしょ!?
進も、行くよ♪」
と、つくしの手を取ってズンズン歩いていきます、、、
つくし「あっ、ルゥルゥ!
ルゥルゥを連れてこないと、、、」
類「ルゥルゥは寝てるよ♪
帰ってくる頃には、起きているんじゃない?」
つくし「そっか! 一度此処に寄ってルゥルゥを連れて帰れば良いか、、、」
進《だから、姉ちゃんは帰れないって!》
類《帰ってくる頃に、ルゥルゥが出掛けていて居ないようにするから、ルゥルゥが帰ってくる頃には、つくしは僕と寝ているよ♪
花枝にLINEいれておこうっと♪》