loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

(続7)この子猫の子子猫のつくし

この学期休みに入る前から、自主休みに入っていた僕、、、



1度も奴らに連絡しないどころか、返信もしなかったんだ、、、



だって、妻のつくしの世話で忙しかったからね♪



つくしったら、油断すると、ルゥルゥと帰るって言うんだよ!?



帰るって、つくしの家は此処じゃん!


何処に帰るって言うんだよ!


って、怒鳴りたいのをぐっと我慢して、花枝が美味しいものを持って来るのを待つんだ♪


僕って健気でしょ?



つくしが、はむはむ美味しく食べている間に、あら不思議、ルゥルゥが何処かに行っちゃって、ルゥルゥが帰ってくる頃には、ディナーも終わって、つくしは夢の中、、、



つくしと僕は僕のベッドへ、、、



隠していた、じゃなくて、何処かで遊んでいたルゥルゥも、ルゥルゥのベッドへ、、、



ああ、僕って幸せだぁ♪



つくしのご両親には、急ぎフランスから帰国した僕の両親が、挨拶に行ってたんだって♪



花枝から送られた僕達の映像を見て、それこそすっ飛んで牧野邸にあがりこんで、良い返事を得るまでは居座る勢いだったんだって♪



瑠璃「突然お邪魔いたしまして、ご迷惑をお掛けいたします、、、」



瑠璃《迷惑と言われようと、良い返事を頂けるまで、梃子でも動きませんわよ!》



聡「息子の類のことで、ご相談がございまして、フランスから飛んで参りました、、、」



聡《相談と言う強要ですが、ここは交渉術の腕の見せ処、、、》



瑠璃「こちらは、花沢のワインでございます♪


1度ご賞味くださいませ♪」



聡「お気に召しましたら、定期的にお届けさせて頂きます、、、」



千恵子「まあ、ご丁寧に♪


それでは、遠慮なく頂戴いたします♪」



晴男「で、態々フランスからご両親揃ってのご訪問とは、一体何のご相談でしょうか?」



聡「実は、私達が不甲斐ないために、息子類を精神的に追い詰めてしまい、類には精神的に問題が、、、」



聡《先ずは、率直に自分達の弱味を暴露して、同情と共感を得て、、、》



瑠璃「類は、親が言うのも烏滸がましいのですが、何をやらせても素晴らしく出来てしまう、所謂天才で、、、


私達は、それはそれは期待してしまって、次から次へと課題を強要し、とうとう類を壊してしまったのです、、、グスン、、、」



聡《瑠璃の泣き落としの本領発揮ですね♪》



千恵子「まあ、なんて事!」



千恵子が貰い泣きしながら、ティッシュボックスを瑠璃に差し出します、、、



聡「類は、私達の顔を見ると、パニックを起こすまでになってしまい、、、


私達は、どうしたら良いのか分からずに、フランス本社へ逃げていたのです、、、


本当に不甲斐ない親で、お恥ずかしい、、、


会社をしっかり経営する事で、類が将来困らないようにと自分に言い聞かせながら、これまでやり過ごしてきました、、、


いえ、正直に申せば、仕事に逃げていたのです、、、」



瑠璃「幸い、類は、花枝と言うメイド頭には、なついておりましたので、類のすべてを花枝に一任し、花枝の報告を受けては、日々胸を痛めておりました、、、グスン、、、


類は、花枝との会話が唯一で、それも必要最小限の単語での会話に過ぎなく、所謂引きこもり状態だったんです、、、グスン、、、」



千恵子「まあ、さぞかしご心痛な事でしょう! グスン、、、 」



聡「幼稚舎で3人の仲間が出来たんですが、その子達も各々問題を抱えていて、同病相憐れむ仲間と言ったところですか、、、」



瑠璃「その仲間とも、付かず離れずの関係でしか無くて、類が話す言葉は、うん、いや、ダメの3語だけなんです、、、グスン、、、」



千恵子「お辛いですわね、、、グスン、、、」



聡「それが、先日信じられない朗報が!」



瑠璃「子猫のルゥルゥちゃんが遊びに来てくれて、類が文章で話し出したと聞いた時は、私達、会議を放ったらかして、お祝いしちゃいました♪」(←いいのか、それで?)



瑠璃「で、で、更にですね!」


と、泣いたカラスがもう笑って、千恵子の手を両手でつかみ振り回しながら、、、



瑠璃「お宅のつくしお嬢様が、類と親しくしてくださってから、類が、劇的に変わりまして、、、


私達、嬉しくて会議中に踊り出した程だったんです♪」(←本当にいいのか、それで?)



聡「それで、お願いがございまして、つくしお嬢様を、しばらく花沢で預からせて頂けないかと、、、」



聡《本当のところは、しばらくではなく一生なのですが、、、》



瑠璃「類は、小学生になっても、登校拒否状態で、たまに登校しても、自主早退してしまって、、、」



聡「その類が、つくしちゃんが入学して登校するのを楽しみにしていると知ってから、つくしちゃんと一緒に通学すると自分で準備を始めたのです!」



聡《つくしちゃんを逃したら、類は一生引きこもりのまま、、、


断られたら、この持参の薬を飲ませて、婚約誓約書にサインさせますよ!》



(←流石の類父、危なさ度数は類以上!?)



瑠璃「どうか、つくしちゃんを我が家に預からせてください!


つくしちゃんが離れると、途端に、能面のようになってしまって、話すどころか、食べることも寝る事も止めてしまうそうなんです!


どうかどうか、類を助けてください!


類の側につくしちゃんを!


お願いします! お願いします!


わあん、、、」



聡《瑠璃、その調子、その調子♪


瑠璃の泣き落としに耐えられる人は居ませんからね♪》



千恵子「花沢の奥様、そんなに泣かないで!?


うちのつくしで良ければ、どうぞ側に置いてやってくださいませ♪


つくしも、類様のお邸が楽しくてしょうがないようですので、、、


進までお邪魔して、申し訳ございません、、、


つくしが人助けの役に立つなんて、こちらも嬉しい限りですわ♪


ねえ、貴方、宜しいわね?」



瑠璃《やったー♪》



晴男「う、うん、でも、淋しいな、、、」



聡「それでしたら、頻繁に花沢邸に遊びにいらしてください!


つくしちゃんが喜びますし、つくしちゃんが喜べば、類も喜びますので、、、


私達は、急遽帰国したので、直ぐにフランスに戻らなくてはいけないのです、、、


これからは、頻繁に帰国出来るようにいたしますが、花沢邸に様子を見にいらして頂けると、私達も安心ですので、、、」



晴男「じゃあ、進も連れて一緒にお泊まりしちゃおうか?」



千恵子「貴方、そんな遠慮のない事を!」



瑠璃「いえいえ、我が家と思って、お泊まりくださいませ♪


私達を助けると思って、宜しくお願いいたします♪」



瑠璃《うふふ、牧野家をまるごと、捕獲完了♪》




帰りの車で、、、



瑠璃「貴方、やりましたわ!


つくしちゃんをGETですわ♪


こうなったら、こちらのものですわ♪


貴方も、つくしちゃん包囲網を厳重に何重にもお願いしますわよ♪


あんなに可愛いいつくしちゃんですもの、他に奪われないように、早く婚約させないと、、、」



聡「類の友達も、油断出来ませんよ♪


花枝達によくよく指示を出しておきましょう♪



もしもし、花枝、私だ!


つくしちゃんに関しては、費用の心配は一切せずに、類の希望通りにするように♪


花枝達も可能な限り、積極的に動いておくれ♪


勿論、費用の出し惜しみは一切せずに!


類の将来、ひいては、花沢の将来がかかったミッションだよ♪


呉々も宜しく頼む♪


これから邸に帰るが、類がパニックになると大変だから、コッソリ類の様子を見るよ♪


類とつくしちゃんの寝顔を見て、明日朝一番でフランスに戻るから、、、


私達も、これからは、頻繁に帰国するつもりだが、今まで以上に頻繁に連絡しておくれ♪」