(続11)この子猫の子子猫のつくし
パジャマパーティの夜は更けて、、、
花枝「失礼いたします、つくし様?
ルゥルゥが寂しがって、、、
あらまあ、もう寝てらして?
では、ベッドにお連れしますね♪」
と、つくしを抱き上げ、目礼して出ていく花枝、、、
桜子「あれは、ルゥルゥじゃなくて類さんが寂しがっているのよね!?」
滋「類君の変わり様を見たら、花沢が総力をあげて、つくしを囲い込むのも納得よ♪
あんな類君に捕まったら、もう逃げられないでしょうよ♪」
優希「でも、あれだけ愛情を注がれているのって、羨ましいわ♪
あのキキララの文房具、いえ、類つくの文房具、素敵だったわ♪」
滋「じゃあさ! 優希と桜子と私で、作ろうか?
眠れる森の美女の3人の魔女はどう?」
桜子「だったら、白雪姫!
つくし先輩が白雪姫で王子様は類さん、七人の小人に、私達3人とF3と和也さんで、如何?」
滋「う~ん、不思議の国のアリスの頭でっかちの女王とか、白雪姫の意地悪魔女の女王とか、眠れる森の美女の悪い魔女とか、、、
そっちのほうが楽しそうなんだけどなぁ!?」
優希「文房具なんだから、大人し目で七人の小人にしましょ!?」
どこが大人しい文房具なのかと、突っ込みは入れないで、、、
桜子「じゃ、美容のために もう寝ましょ!?」
滋「あ~ん、まだ つくしと枕投げしてないよ~」
桜子「誰が一晩で帰るんですか!?
私は、しばらく泊まりますよ♪
明日は、進君も牧野パパも一緒にゲームをする約束をしちゃっていますし、、、」
滋「桜子~、類君に太刀打ち出来る策士は、あんたしか居ないわ~♪
桜子、お主も中々悪よのう~♪
ありがとう、桜子、良くやった~♪」
優希「滋お姉様、文房具を作るなら、早く注文しないと、、、
でも、F4を入れて勝手に作って大丈夫ですか?」
桜子「その時は、つくし先輩にニッコリして頂ければ、即、O.K.ですわ♪」
翌朝、、、
つくし「類~、起きて~
ルゥルゥもお腹が空いたって♪」
類「おはよう、僕のつくし、チュッ♪」
類《なんて可愛いいんだ!
その笑顔、そのエクボ、犯罪級だよね!?
ああ、僕って幸せ者~♪》
「ちょっと、押さないでください!」
「だって聞こえないんだからしょうがないじゃん!」
「しっ! 類さんの怒りをかったら、追い出されますよ!?」
「ねえねえ、つくし起きたかな?
聞こえないの、桜子~?」
「「「わぁー!」」」
類「何やってんの!?」
ドアが大きく開けられて、類の足下にどっと倒れた3人、、、
つくし「あっ、おはよう、滋さん、優希、桜子♪
お腹が空いたよね!?
顔を洗ってくるから、先に行ってて♪」
相変わらず天然のつくし、、、
類「そこの3人! きをつけ!
今日は許してあげるけど、二度目は無いから、、、」
滋「ひょぇ~、怖っ!
寝太郎の類君が、こんなに早く起きるなんて!」
桜子「類さんが、ここまで変わるとは!
つくし先輩、恐るべし、、、」
花枝《おやまあ、朝から賑やかで♪
つくし様がいらしてから、花沢邸が人で溢れかえって、賑やかで楽しそうで、花枝は嬉しゅうございます♪
少し賑やか過ぎるきらいはございますが、、、
つくし様の入学式までに、フランスから類様のご両親も帰国なさるので、準備怠りなくせねば、、、
以前なら考えも及ばない嬉しい忙しさですわ♪》
滋「つくし~、つくしが食べてる美味しそうなの頂戴~♪」
優希「お姉様、お行儀が悪いわ、、、」
滋「だってぇ、つくしの食べているのが、美味しそうなんだもん♪」
桜子「滋さん、つくし先輩のは、私達と同じ物です!」
滋「え~? ほんとかな~?
つくしのちょっとだけ試食させて、ねっ!?」
類「あんた達、いつまで居るの?」
滋「・・・あっ、牧野パパ、ママ、進君と相談して、、、」
桜子「今日は、進君とも一緒にゲームで遊ぶ約束していますの♪」
晴男「パパも一緒だよ♪
で、何のゲームかな?
ワクワクしちゃうね♪」
類《ふ~ん、牧野家を巻き込んで居座るつもりだね!?》
類「じゃ、宝探しゲームしようよ♪」
晴男「おお、良いね♪」
桜子《類さん、何を企んでいらっしゃる?
でも、私達も負けませんわよ♪》