宮(真っ平ごめん)5
シン好きな方はUターンお願いいたします~
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ヒョリンのこれ迄の写真、、、、
シンが撮った写真は、殆どがバレエのもの、、、
イン達が撮った写真は、シンがヒョリンを抱き締めてご機嫌な乗馬姿、ヒョリンを膝に抱いているシン、ヒョリンの頬にキスしているシン、、、
誰が見ても恋人同志の二人の姿、、、
誰が見ても美人なヒョリンに夢中なシン、、、
そして、今回のチェギョンの写真、、、
写生中の遠くを見つめる真剣な目、ガンヒョンと話すチェギョンの眩しい笑顔、ユルにからかわれて、エクボのある頬を染めたチェギョン、、、
チェギョンの体から光が放たれているような魂の耀きが、そこには在った!
誰もが惹き付けられる笑顔、誰もが自分に自分だけに向けて欲しいと願うその笑顔、、、
シン達が、現像室で思わず息を呑んだチェギョンの耀き、、、
ファン「この娘、凄いな♪
一体どこのお嬢さんなんだ?」
イン「はっ! ただの庶民だよ!
ヒョリンとは比べ物にならないよ!」
ファン「ああ、口が達者で痛快だったツナギの娘ね♪」
イン「生意気な庶民に、ギャフンと言わせてやろうぜ♪
なっ! シン、俺達のティールームに1度招待してやろうぜ♪
庶民との違いを見せつけてやる!」
シン「・・・・・」
美術科に映像科から招待状が届いたのは、間も無くの事、、、
ガンヒョン「へ~、美術科と映像科の親睦会ですって!?
何を企んでいるのかしら!?」
チェギョン「ただの親睦会でしょ?
穿った見方はいけないわよ?」
ガンヒョン「はいはい、ごめんなさい、、、」
けれど、ガンヒョンは、ユルと目を合わせ、ユルが頷くのを確認して、、、
ガンヒョン「この日は、大事な講義があるから、時間ギリギリね、、、」
チェギョン「敷地の両端だから、走って行かないと、、、
遅れたら失礼になるから、、、」
ユル「ちょっと用事を思い出した、、
先に写生していて♪」
数日後、仕上がった絵は、、、
ガンヒョンの絵は、あくまで写実的で迫力のある風景、、、
チェギョンの絵は、木々が歌い、妖精が微睡む心象風景だった、、、
ガンヒョン「うわあ、チェギョンの絵、本当に素敵♪
絶対、展覧会に出品すべきよ♪」
ユル「うん、チェギョンには、この妖精が見えているんだね♪
チェギョン、この絵を見ていると、穏やかな気持ちになり癒やされるよ♪
それに、このタッチは他の追随を許さない完成度だよ♪
是非展覧会で、大勢の人に見てもらいたいね♪」
映像科との親睦会の日、、、
教授「今日は、映像科との親睦会と聞いているよ、、、
他の科との交流も大切だから、ユル君達の希望通り早目に授業を終わらせよう♪」
ガンヒョン「ナイス、ユル君♪」
チェギョン「いつの間に?」
ユル「さあ、これで走らずにゆったりと歩いて行けるよ♪」
映像科のティールームで、、、
ガンヒョン「やっぱり、こういう事だったのね!」
チェギョン「え~? どういう事?」