(続13)この子猫の子子猫のつくし
類「この迷路には、、、」
進「迷路なの?
鬼ごっことか木鬼とかじゃなかったんだ!?
姉ちゃん、迷路で迷子になって出られなくなったら、どうしよう(泣)」
類「進は、桜子とペアだから、桜子に任せていれば大丈夫だよ♪」
進「やったー♪
この中で、類兄さんの次にしっかりしている人だ!」
総二郎《類兄さん? 兄さん?》
あきら《類の奴、外堀も埋めているな!?》
類「ルールは、、、」
滋「滋ちゃんは、司とペアと言いたいけど、優希が良い!」
司「あんだよ! 俺様の何処がペアに相応しく無いんだよ!」
滋「だって、司とでは、迷路から出てこられないでしょ?」
司「ベケヤロ!
俺様をなめるなよ!?
いの一番で脱出してやるから、俺様に付いてこい!」
滋「え~! しょうがないなあ♪
じゃあ、司で我慢するか!?」
と言いながら、密かに桜子達に向けてVサインする滋、、、
晴男「あ~、類君?
僕達には、優希ちゃんを一緒にしてね?
じゃないと、僕達、一生この中で暮らすことになっちゃうよ♪」
類「あ~もう!
じゃあ、組分けを先にします!
進と桜子、司と滋、あきらと総二郎、牧野パパママと優希、僕とつくし、、、」
滋「なんで類が参加するの?
類は、この迷路を知っているんでしょ?
ズルいよ~」
類「知っているけど知らないんだよ♪」
滋「何それ?」
類「後藤さんが凄いところは、この迷路は変化するんだよ!
立木の壁がランダムに動くんだよ♪
だから、元の位置に戻ろうと思っても、道が塞がって戻れないんだ♪
僕達って、記憶力も良いから、変化しない迷路には直ぐ飽きてしまうから、後藤さんが工夫してくれたんだ~♪」
晴男「ママ、水と食べ物を持っている?
2、3日分必要かも、、、」
類「この折り畳みの旗竿を配ります!
救出要請の際は、この旗を立ててその場で待っていてください♪
後藤さん達が、救出に来てくれますから♪」
晴男「あ~、良かった~♪
この迷路で白骨死体にならずに済むね♪」
類「で、救出ルールは分かった?
じゃあ、この迷路の中に、20個の箱に入ったカードを全種類集めてから、出て来ること!
カードが全種類集まっていない場合は、迷路に逆戻りですよ♪」
つくし「類~♪
早く集めに行こう!?
早くぅ~♪」
類「うんもう、僕のつくしは、可愛いいな♪
じゃ、用意スタートのキス 、チュッ♪」
晴男「ママも僕にチュッ♪して~」
優希「皆さん、行っちゃいましたよ!?
牧野パパママ、行きましょ!?」
皆、我先にと、迷路に突撃していきます、、、
類「つくし、おいで♪
チュッ♪チュッ♪チュッ♪」
つくし「類~、遅れちゃうよ~」
類「そうだった! 一番にならないと!」
類とつくしも迷路に足早に消えていきました、、、