loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

(続15)この子猫の子子猫のつくし

総二郎「ちっ、この箱は、3だ!」



あきら「それに、空っぽだ!


もう、桜子達も類達も取ったんだな!?」



総二郎「あっ、あそこにも箱が!


うおぅ! 壁が動いて道を塞がれた!」







滋「きゃ~、また塞がれた~!


司がグズグズしてるから、道を塞がれたのこれで5回目だよ!?


もう、これからは滋が指示する通りにするんだよ!?」



司「うっせえな!


出来るもんならやってみろって!」



あきら「お~い、司、滋、何ケンカしてんだよ!?


協力し合わないと、何時までもクリア出来ねえぞ!?」



滋「そっちは、いくつ見つけた?」



総二郎「俺達は、11、14、15の3箱だ!」



司「あっちで13見たぞ!」



あきら「おまっ! それ、ちゃんと取ってくれたか?」



司「何でだよ?


それ、お前達の担当じゃねえか!」



総二郎「はあ、俺達じゃなくても、誰かがゴールまで持ってくれば、皆で分けられるだろが!


手紙でも入れて置けば、誰が持っていったか分かるだろ?」



滋「そっかぁ♪


自分の担当以外でも取って良かったんだ~!?」



滋《いや、それをやったら、すぐゴールじゃん!


もっと司と一緒に居たいんだよ~♪》



総二郎「あっちの方向だな?


あきら、行くぞ!」



滋「ねえ、7と9、見なかった~?」



滋《一応、一生懸命ってところを見せておかないとね♪》



あきら「見てねえ、じゃな♪」






進「あ~! また塞がれた~!」



桜子「流石、花沢家!


庭師の後藤さんとやらも、一筋縄でいきませんわね!?


じゃ、ちょっと休憩しましょうか?」



進「桜子ちゃん、僕達は1から5までの箱を見つけるんだったよね?


でも、さっきから見つけた箱は全部、中のカードを取っているよね?」



桜子「当たり前ですわ♪


私以外では、滋さんと優希さんが頼りになりますが、優希さんは牧野パパママに振り回されているでしょうし、滋さんは司さんと一緒の時間を楽しんで、箱なんて二の次でしょうし、、、


他の人なんて当てになりませんから♪」



進「でも、枚数を数えては、全部取ったり、僕達の分だけ取ったり、半分取ったり、、、


なんで?」



桜子「それは、ゲームを楽しくするためですわ♪


先ず、つくし先輩と類さんの分を取ってしまうと後が怖いですし、、、


それに、F3が、更なる罠に気が付いているのかも、お楽しみの1つですわ♪」



進「え~! まだ罠があるの~?」



桜子「それについては、後のお楽しみ♪


さっ、そろそろ道が開いても良さそうなんですけど、、、」



進「え~! 休憩って、道が開くのを待っていたの~?


桜子さん、開く時間が分かっているの!?」



桜子「ランダムと言えども、30分以上開かないって事は考えにくいですから、やたらめったら歩き回らずに、果報は寝て待てですわ♪


ま、私達は寝ませんが、、、


う~ん、もう少し開くまで掛かりそうですね♪


水分補給しましょうか?


あそこの枝の袋、取れますか?」



進「あれ? あんなところに?


よいしょ!


あっ! お菓子も入ってる!


でも何で?」



桜子「たぶん、つくし先輩用の餌ですわ♪


私達用は、目立つ袋の筈ですもの♪」



進「ああ、さっきの黄色い袋に飲み物が入っていた奴!?


これは、わざと目立たない色にしてあるけど、姉ちゃんなら匂いで探し当てるね♪


フィナンシェが入ってる♪


飲み物も、クーラーポットで、アイスティだ♪」



桜子「はあ、花沢家は、とことんつくし先輩を甘やかしていますね♪」



進「僕達も、こっちの袋を見つけたら、遠慮なくもらっちゃおうよ♪


あっ! 道が開いたよ! 桜子さん!」



桜子「流石、つくし先輩の弟、天然振りも先輩に負けていませんわね♪


じゃ、行きましょうか?」







優希「牧野パパ、ほら、しっかり歩いて!」



晴男「待って、この赤い袋に食べ物は?


はあ、飲み物だけかぁ、、、」



千恵子「もう、沢山箱を見つけたんじゃない?


5個以上見つけたと思うけど、優希ちゃん?」



優希「ええ、でも私達の担当分はまだ揃っていませんから、、、


20番の箱を見つけないと、、、」



晴男「あっ! 道が開いたよ!


優希ちゃん、行こう♪」



優希「あっ、そっちは、さっき行ったところで、、、」



千恵子「優希ちゃん、早く早く♪


また、閉じちゃったら大変♪」



優希「だから、そっちは、もう行かなくて良い、、、って、聞いちゃいないわ!


はあ、追いかけないと、、、


なんで、道が開く度に、考えなしに飛び込んでいくのかな~?」





進「わあ、そこが出口だね♪


やっぱり、一番乗りだね♪」



桜子「残念ながら、一番は、つくし先輩達だと思います、、、


いくらこの迷路が変化すると言っても、基本情報は頭に入っている類さんですもの!


お菓子の袋の残骸から見ても、かなり早いペースで通り抜けた筈です、、、」



進「流石、類兄さん♪


で、僕達も出ますか?」



桜子「それも残念ながら無理ですわ!


箱を全部見つけた訳じゃ無いので、、、」



進「じゃ、そこのテーブルでお茶しながら、皆を待とう!?」



桜子「やれやれ、冷たい烏龍茶が飲みたい気分~」



と、そこへ、メイドがワゴンを引いて入って来ました、、、



「冷たい烏龍茶をお持ち致しました、、、


進様、アイスティ、ケーキもございますよ♪」



進「流石、類兄さんのやることに、抜かりは無いねえ♪」



桜子「至れり尽くせりで、これも元はと言えば、つくし先輩のお陰ですわね♪


それにしても、今日も類さんにつくし先輩を独占させてしまったわ!


まあ、今夜の枕投げで挽回ですわ♪」




司「あ~、ちきしょう!


桜子が先だったか!」



滋「あっ、アイスティ!


ケーキも♪


頂きま~す♪」



桜子「滋さん、ストップ!


先にカードを配りましょうよ♪」



滋「全員揃ってからで良いじゃん!?


さっ、司、アイスティだよ♪」



司「お、おう、、、」



桜子《これは、、、滋さんは気が付いていたけど、知らん振りして来ましたね!》


滋が、ウィンクしてくるので、、、


桜子《分かっておりますわよ♪


全員揃うまで黙っておりますわよ♪》





優希「あ~、皆、揃って、、、ないわ、、」



晴男「やっと一休みできる、、、


いやあ、この迷路、楽しいですね♪


けど、思っていたより時間がかかりました!」



優希《時間がかかったのは、開いた道へ条件反射のように突っ込んで行くからです~》



桜子「優希さん、お疲れさまです♪


飲み物とケーキはいかがですか?」





総二郎「お~、やっと出口に着いたぞ♪」



あきら「皆、早かったんだな!?


お! 総二郎、ちょっと座ろうぜ!?」



総二郎「いや~参った!


途中でもう一度戻ったから、時間がかかっちまった!」



司「なんで戻ったんだ?」



あきら「箱が二重底になったのがあったろ?


それに気が付いたのは、司達と分かれた後さ!」



司「二重底?


おい、そんな箱、在ったか?」



滋「全然気が付かなかった!」



滋《気が付いていたけど、知らん振り~》



総二郎「司、箱が20だからカードも20種類だと、決めつけていたな!?


2種類入った箱が在ったんだよ!」



あきら「しかも、少なくとも1つは二重底で、隠されていたんだよ!」



桜子「じゃ、取敢えず手持ちのカードを配りましょうか!?」



配り終えると、、、



桜子「やはり、手分けしてカードを分担することも、お見通しだったんですね!


各々、2種類入った箱が2個、内、1つが二重底ですわ♪」



総二郎「俺達、ここで待っているから、取り直してこいよ!?」



司「クッソー!


仕方ねえ、滋、行くぞ!」



滋「あ~、もうちょっとケーキ食べたい~」



あきら「ちゃんと残しておくから、早く取ってこい!」