慟哭29
総二郎「スゲエ! つくしちゃんのアイディア!」
あきら「ああ、俄然やる気が出てきた♪
もう少し、細かく煮詰めて 絵コンテにしてみよう♪」
つくし「竹林では、七夕の時には、飾り付けは勿論、竹灯籠もね♪」
類「八角堂の床は、漆塗りにして、床紅葉にしてみよう♪」
モハメド「日本の庭は、素晴らしいものになりそうだな♪
フランスもイギリスもロシアも、負けじと頑張ってください♪」
つくし「ねえ、美作さん、夢子さんの改良したバラを各国に提供して頂く事は?」
あきら「そうだね!
私の母親が改良した新種のバラを 宜しければ是非使ってください♪
未発表のバラが幾つかありまして、そのなかでも、フリル咲きのブルーローズは、自信を持ってお奨め出来ます♪
しかも、砂漠の緑地化に適した品種でもあります♪」
モハメド「やはり、美作家に隠し玉ありでしたね♪
美作夢子さんの地球緑地化運動は、今や世界規模で動いていますからね、、、
また、有名なバラの愛好家であり、しかも、フリルのバラの収集家でしたね♪」
あきら《確かに、フリル好きな母親については間違っていない、、、
が、俺もバラの品種改良に携わっていることは、まだ知られていないな、、、
あの綺麗なフリルを持つブルーローズは、俺の作品で、俺の生涯唯一愛する女性の名前をつけたんだ、、、》
あきら「ええ、バラをアレンジする時は、美作のバラも遠慮なくご利用ください♪」
つくし「ねえ、モハメド、日本の庭を作る時も、フランス、イギリス、ロシアの協力が欲しいわ♪
皆の知恵、知識、技術の粋を集めて、最高の庭に仕上げたいの♪」
モハメド「ああ、私の了見が狭かったね!
国別ではなく、皆の力を結集して各国の庭を仕上げよう♪
つくし達の愛の力に感服するよ♪
皆で素晴らしいものにしよう♪」
つくし「ここの1歩が、地球を救う1歩になれば、、、」
『この1歩を、地球を救う1歩に♪』
つくしのこの言葉が、今後の皆のスローガンになった、、、