宮(真っ平ごめん)8
シン好きな方はUターンお願いいたします~
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ファン「驚いたな!
あのチェギョンって娘、何者なんだ?
彼女のピアノ、素晴らしかったな♪
また、弾いてくれないかな?
所作も一級品、ダンスも、ヒョリンより上品で優雅だったね♪
絵も素晴らしいものを描くらしいし、、、
はあ、あんな娘が世の中に存在するんだな♪
ユルが、大事にしているのも無理はないな、、、
チェギョンちゃんがここに編入すると決まったら、ユルが先回りして編入してきたって、噂だけじゃ無かったな!?
ユルは、チェギョンちゃんから離れられないんだな♪
俺は、展覧会にチェギョンちゃんの写真を出すよ♪
我ながら素晴らしいのが撮れたんだ♪
シンは、毎年ヒョリンのバレエの写真だろ?
悪いが、今年の大賞は俺が頂きだ♪」
シン「チェギョンは、シン財閥のシン・チェギョンだ、、、」
ファン「ひゅー、俺達なんか問題にならない、大財閥じゃないか!
あちゃ~、今回、チェギョンちゃんに仕掛けた事が明るみに出ると、大変な事になるぞ!
シン、ヒョリンに謝らせろよ!?
俺も一緒に謝りに行くから、、、」
ヒョリン「嫌よ! 謝るなんて!
あんな貧乏くさい格好で態と誤解させて、私達に恥をかかせて楽しんだのは、あっちでしょ!
第一、皇太子殿下に対する態度じゃ無いわよ!
不敬罪だわ!
ねえ、シン!?」
シン「帰る、、、」
一言だけ残して、帰って行くシン、、、
ヒョリン「ほらね! シンは相当不機嫌になっているわ!
明日が見物ね♪
覚悟しなさい、チェギョン!」
ファンは、呆れて去って行きます、、、
ファン《下品なヒョリンを側に置いている今のシンでは、この国の行く末が心配だな、、、
しばらくシンとは、距離を置いた方が良いな、、、》
帰宅したファンは、父親の帰宅を待ち、今回の件を話します、、、
ファン父「イギリスに住んでいたユル君?
宮廷ダンスも難なく踊った?
ユル君の写真があるかな?」
ファン「チェギョンちゃんを撮った時に、ユル君も写っているのがあったっけ、、、」
ファン父「!!!
チェギョンちゃんは、シン財閥のお嬢さんでは?」
ファン「うん、シンが、いえ、シン殿下がシン財閥のシン・チェギョンだって、、、」
ファン父「シン殿下のことを呼び捨てにしてはいけないよ!?
幼稚園児では無いのだから、礼儀を弁えなさい、、、」
ファン「はい、ごめんなさい、、、
今後気を付けます、、、」
ファン父「それから、ユル君は、元皇太子だ!
ユル君の父上である前皇帝陛下がご逝去になり、ユル君とユル君の母上は、下野した、、、
その後イギリスに渡り、母上は再婚なさったと聞いていたが、、、」
ファン「今回、ユル君は、チェギョンちゃんを追い掛けて、と言うより、先回りして帰国したようです、、、」
ファン父「チェギョン嬢は、シン氏について世界各国を巡っていて、現在イギリスの大学で学んでいると聞いていたが、、、
ご自身驕る事の無い才色兼備な誰からも好かれる、シン氏ご自慢の掌中の珠のご令嬢だ、、、
よもや、失礼があってはならんぞ!」
ファン「はい、早速明日、今日の事の謝罪に行きます、、、
チェギョン嬢は、本当に素晴らしいお嬢様なんです、、、
僕はチェギョン嬢の写真を今年の展覧会に出すつもりなので、出品の許可もお願いするつもりです、、、」
ファン父「私からも、シン氏に出品の許可をお願いしておこう♪」
ファン「ありがとうございます!
よろしくお願いいたします♪」
一方、宮では、、、
シン「コン内官、美術科に編入してきたシン・チェギョンについて、調べてくれないか?」
コン内官「チェギョン嬢を調べて、どうなさるおつもりで?」
シン「うん!?
コン内官は、チェギョン嬢を知っているのですか?」
コン内官「はい、類い稀なる、それはそれは素晴らしいお嬢様ですから♪」
シン「確かに、あんな娘は初めてですね、、、」
コン内官《シン殿下が、初めてチェギョン嬢を話題になさった!
陛下にご報告せねば!》