花嫁は誰?15
つくし「え~っ!
特クラス~?
じゃ、今居た教室じゃなくなるの?
って言うか、今朝教室に行かなくても、ううん、登校しなくても良かったの?」
類「うん、そだね♪
でも、俺達の結婚を皆に知らせて、つくしに纏わりつく虫を退治したかったし、名前変更手続もあったから、、、
それに、ラウンジもチェックしたかったからね♪
まっ、気分転換に登校するのも良いんじゃないかな♪」
つくし「登校するって、教室は何処になるの?
特クラスの他の生徒って、
誰がいるの?」
類「俺達の他に、司、あきら、総二郎、つくしの友達の姉妹、つくしの後輩、、、」
つくし「え~! さっきのラウンジに居たメンバーじゃない!?」
類「そだね♪
だから当分はラウンジが、特クラスの教室替わりだね♪」
つくし《登校して、ラウンジでお茶しただけで帰ってくるって、、、はあ、、、》
類「心配無いよ、つくし♪
お茶だけじゃなく、ランチもラウンジで摂る時もあるから、、、
勉強もするだろうし、、、」
つくし《はあ、、、なんかズレてる気がするけど、、、》
類「それより、俺達の部屋の改装を見てよ♪
ほら、着いたよ♪」
花枝「お帰りなさいませ、類様、つくし若奥様♪
旦那様、奥様がリビングでお待ちですよ♪」
つくし「若奥様!?〃〃〃」
類「クスッ、つくし、真っ赤だよ♪
『若奥様』か、その呼び方良いねえ♪」
類《両親と会うのが初めてで緊張するだろうけど、『若奥様』の呼び方に気を取られている間に、会わせてしまおう♪》
とリビングに急ぎます、、、
類「ただいま、おひさし、、、」
挨拶する間も無く、つくしに抱き付いてくる瑠偉母、、、
瑠璃「きゃ~、つくしちゃん、可愛いい♪
瑠偉が、いえ、類が、こんなに元気に男らしくなったのは、つくしちゃんのお陰ね♪
類を好きになってくれて、ありがとう♪
類と結婚してくれて、ありがとう♪
あとは、可愛いい赤ちゃんをお願いしますね♪」
嵩「おいおい、落ち着きなさい♪
つくしちゃんが、びっくりしているぞ♪
つくしちゃん、瑠偉、いや、類の両親です、よろしくね♪
類、元気になって良かった!
それもこれも、つくしちゃんのお陰だね♪
つくしちゃんに嫌われないように、大事にしなさいよ♪」
類「大丈夫!
毎日舐めるように可愛がっているから♪
それに嫌と言っても逃がさないからね♪」
つくし「嫌うなんて、、、〃〃〃」
嵩「ハハハ、その調子なら、孫の顔を見られるのも直ぐだな♪
つくしちゃん、類の相手は大変だろうけど、見放さずに頼みますよ♪」
瑠偉「類が元気になって、こんなに可愛いいつくしちゃんが、お嫁ちゃんになってくれて、、、
ぐすっ、うわ~ん、夢みたいで嬉しくて、、、
うわ~ん、、、」
嵩「おいおい、ひとりで泣いては狡いですよ♪
私も、思い切り泣きたいのを我慢しているんですから、、、
家長としてみっともないところは見せられない、、、ぐすっ、、、」
類《これが家族と言うものなのか、、、
俺達の星では、子孫を残す為だけの関係で、産まれた子は、親とは離れて暮らす、、、
家族と言う概念が存在していない、、、
家族って、温かくてどこか切ないものなんだ、、、
子孫を残す関係も、一夫一妻を知った今は、つくしに対して驚く程の独占欲がある、、、
俺って、こんなに執着心が強かったんだと、自分ながらびっくり‼
でも、そんな自分が嫌いじゃない♪
とことん執着して独占して俺だけのつくしを、誰にも渡さない♪
子供も俺達で育てる事が出来るって、最高♪
花沢家と牧野家の為に、俺、頑張るよ♪
瑠偉の替わりに皆を幸せにするよ♪》
家族での楽しい食事の合間にも、こっそり涙を拭う両親や、花枝達、、、
初めて知る家族の愛情、、、
類は、ある決心をします、、、