loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

宮(真っ平ごめん)9

シン好きな方はUターンお願いいたします~


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コン内官「陛下、皇后陛下、御忙しいところお時間を頂戴致しまして、ありがとうございます♪」



陛下「シンに何か?」



コン内官「はい、殿下におかれましては、チェギョン嬢に関心を抱かれたようでございます♪


チェギョン嬢の情報を集めるようにと命を承りました♪」



皇后「なんと!


転入して間もないと言うに、チェギョン嬢は、もうシンの関心を集めたか!?


流石、お祖父様の眼力は本当に素晴らしい!


幼いチェギョンに何を見たのか、世継ぎの皇子の許嫁に指命なさった時は、一時の戯れ言と思うておりましたが、、、」



コン内官「他にもご報告がありまして、、、


チェギョン嬢が編入した美術科に、ユルグ様が、、、」



皇后「何!?


あのユルグか?


ユルグが国内に居るのか?


イギリスに居るのでは無かったのか!?


ユルグが帰国したこと、何故報告が来ないのだ!?


先帝である兄の可愛いい一人息子なのだ!


何らかの形で復位した後、宮に引き取ったものを!」



コン内官「ユルグ様は、復位など望んでいらっしゃらないようです、、、


今の自由な生活を満喫なさってらっしゃいます、、、」



皇后「陛下、1度ユルグを宮に招待したく存じます、宜しゅうございましょうか?


ファヨンの再婚相手は、ユルグに本当に優しいのか、幸せに暮らしておるのか、、、直接、顔を見て確かめとうございます、、、」



陛下「そうだな、先帝が崩御なさり、あれよあれよと思う間に、私達は入宮、ファヨン達はイギリスへと、ゆっくり語らう間もないままであった、、、


その後、再婚し幸せになったと聞いていたが、、、


ユルグは、さぞかし立派な青年に成長したであろうの、、、


私達も入宮後の生活に慣れるのが大変であったが、ファヨン達は私達以上に大変であったろう、、、


ユルグを良く良く労っておくれ♪」






皇后「ユルグはいつ訪ねてくれるのか?」



チェ尚宮「はい、今週末でとお返事を頂いております、、、」



皇后「そうかそうか、呉々もおさおさ準備怠り無くしておくれ♪」



チェ尚宮「ユルグ様には、SPの同行の許可願いが出ておりますが、、、」



皇后「構わぬ、ファヨンの再婚相手が財閥なので、ユルグにもSPが付けられているようだ、、、」



チェ尚宮「・・・」



皇后「まだ、何か?」



チェ尚宮「はい、ユルグ様は、婚約者をご紹介したいと、、、」



皇后「なんと! めでたい話ではないか!?


では、一層怠り無く、準備せよ!」

(続16)この子猫の子子猫のつくし

進が小さな声でひそひそと、、、



進「ねえ、桜子さん、半分取った箱には、2種類のカードが入っていた?」



桜子「ええ、2種類入ってましたわ♪」



進「それって、2種類入った箱の存在を隠すため?


1種類しか入っていないと思わせるため?」



桜子「ええ、まして、二重底に隠されたカードがあるなんて、考え付かないように、、、」



進「でも、優希さんと僕の両親のチームの担当分には細工しなかったよね?


チームの担当分がどうなるか、どうして分かったの?」



桜子「簡単ですわ♪


私達が、出発したら、慌てて追い掛けてくるのは?」



進「司さん、、、」



桜子「進君のご両親は、その後に続きますか?」



進「いや、出発するまで時間がかかるよ、、、


それに、総二郎さんも司さんと同じように短気だから、司さんの後をすぐ追い掛ける、、、」



桜子「ほらね♪


ちょっと考えれば、出発の順番は分かるでしょ?


箱の分担の番号もね♪」



進「じゃあ、何故、司さん達の担当分に細工しておいて、総二郎さん達の担当分には細工しなかったの?」



桜子「二重底を教える役割が、総二郎さん達だったから、、、


私が教えたのでは、司さんに私が締め上げられるでしょ!?」



進「・・・桜子さんって、魔女?」



桜子「魔女とは失礼な!


つくし先輩大好きで、類さんからつくし先輩を奪還したい、ただの後輩です!


魔女だなんて言ったら、カエルにしちゃうわよ♪」



進《ひえ~、やっぱり魔女じゃん!》



桜子「ま、これくらい出来ないと、類さんに太刀打出来ませんことよ!?」


と、優雅にナプキンで口を拭うと、、、



桜子「では、私達はお先に失礼いたします、、、」



進「えっ!? 司さん達を待たないとカードが、、、」



桜子「大丈夫、全部揃っていますから♪


そうそう、勝負に油断は禁物、、と、司さんにお伝えください、、、


勝負に負けて根に持つほど、根性が小さい男じゃないと信じます、、ともお伝えください、、、


後を引かれると嫌なので、、、


では、ごきげんよう♪


あっ、優希さん、これどうぞ♪」



優希「わあ、これでカード全部揃ったかも!」



総二郎「やられた!


桜子の策士め!」



あきら「まあ、類ほどでは無いがな、、、


中々やるな♪」



今後、桜子を怒らせる事はすまいと心に刻み込む二人でした、、、




しかし、その晩のこと、、、



桜子「ちょっと、滋さん、優希さん、つくし先輩も!


なんで、疲れて寝ちゃうんですか!


枕投げはどうなったんですか!


つくし先輩は、皆が迷路で走り回っている間、お昼寝も充分なさったはずでしょ!?


ちょっとぉ、枕投げはもういいですから、お喋りしましょうよ~!


はあ、駄目だわ!


類さんの仕掛けに負けた!


明日のリベンジの為に、私も寝ます!」





皆が寝静まると、クスクス笑いながら、、、


類「やっぱり皆、寝ちゃったね♪


じゃ、花枝、つくしを僕のベッドにお願い♪」



花枝「類様、早く大きくなって、つくし様を類様だけのものにしてくださいませ♪


つくし様が人気があり過ぎて、花枝は心配で心配で、、、


せめて内々での婚約でも整えば、、、」



類「しぃ~、つくしが起きちゃうよ?


大丈夫、父様母様がフランスから帰国次第、つくしを許嫁にしてもらうから♪


入学後も、ちゃんと考えているし、、、」

宮(真っ平ごめん)8

シン好きな方はUターンお願いいたします~


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ファン「驚いたな!


あのチェギョンって娘、何者なんだ?


彼女のピアノ、素晴らしかったな♪


また、弾いてくれないかな?


所作も一級品、ダンスも、ヒョリンより上品で優雅だったね♪


絵も素晴らしいものを描くらしいし、、、


はあ、あんな娘が世の中に存在するんだな♪


ユルが、大事にしているのも無理はないな、、、


チェギョンちゃんがここに編入すると決まったら、ユルが先回りして編入してきたって、噂だけじゃ無かったな!?


ユルは、チェギョンちゃんから離れられないんだな♪


俺は、展覧会にチェギョンちゃんの写真を出すよ♪


我ながら素晴らしいのが撮れたんだ♪


シンは、毎年ヒョリンのバレエの写真だろ?


悪いが、今年の大賞は俺が頂きだ♪」



シン「チェギョンは、シン財閥のシン・チェギョンだ、、、」



ファン「ひゅー、俺達なんか問題にならない、大財閥じゃないか!


あちゃ~、今回、チェギョンちゃんに仕掛けた事が明るみに出ると、大変な事になるぞ!


シン、ヒョリンに謝らせろよ!?


俺も一緒に謝りに行くから、、、」



ヒョリン「嫌よ! 謝るなんて!


あんな貧乏くさい格好で態と誤解させて、私達に恥をかかせて楽しんだのは、あっちでしょ!


第一、皇太子殿下に対する態度じゃ無いわよ!


不敬罪だわ!


ねえ、シン!?」



シン「帰る、、、」


一言だけ残して、帰って行くシン、、、




ヒョリン「ほらね! シンは相当不機嫌になっているわ!


明日が見物ね♪


覚悟しなさい、チェギョン!」



ファンは、呆れて去って行きます、、、



ファン《下品なヒョリンを側に置いている今のシンでは、この国の行く末が心配だな、、、


しばらくシンとは、距離を置いた方が良いな、、、》



帰宅したファンは、父親の帰宅を待ち、今回の件を話します、、、



ファン父「イギリスに住んでいたユル君?


宮廷ダンスも難なく踊った?


ユル君の写真があるかな?」



ファン「チェギョンちゃんを撮った時に、ユル君も写っているのがあったっけ、、、」



ファン父「!!!


チェギョンちゃんは、シン財閥のお嬢さんでは?」



ファン「うん、シンが、いえ、シン殿下がシン財閥のシン・チェギョンだって、、、」



ファン父「シン殿下のことを呼び捨てにしてはいけないよ!?


幼稚園児では無いのだから、礼儀を弁えなさい、、、」



ファン「はい、ごめんなさい、、、


今後気を付けます、、、」



ファン父「それから、ユル君は、元皇太子だ!


ユル君の父上である前皇帝陛下がご逝去になり、ユル君とユル君の母上は、下野した、、、


その後イギリスに渡り、母上は再婚なさったと聞いていたが、、、」



ファン「今回、ユル君は、チェギョンちゃんを追い掛けて、と言うより、先回りして帰国したようです、、、」



ファン父「チェギョン嬢は、シン氏について世界各国を巡っていて、現在イギリスの大学で学んでいると聞いていたが、、、


ご自身驕る事の無い才色兼備な誰からも好かれる、シン氏ご自慢の掌中の珠のご令嬢だ、、、


よもや、失礼があってはならんぞ!」



ファン「はい、早速明日、今日の事の謝罪に行きます、、、


チェギョン嬢は、本当に素晴らしいお嬢様なんです、、、


僕はチェギョン嬢の写真を今年の展覧会に出すつもりなので、出品の許可もお願いするつもりです、、、」



ファン父「私からも、シン氏に出品の許可をお願いしておこう♪」



ファン「ありがとうございます!


よろしくお願いいたします♪」




一方、宮では、、、



シン「コン内官、美術科に編入してきたシン・チェギョンについて、調べてくれないか?」



コン内官「チェギョン嬢を調べて、どうなさるおつもりで?」



シン「うん!?


コン内官は、チェギョン嬢を知っているのですか?」



コン内官「はい、類い稀なる、それはそれは素晴らしいお嬢様ですから♪」



シン「確かに、あんな娘は初めてですね、、、」



コン内官《シン殿下が、初めてチェギョン嬢を話題になさった!


陛下にご報告せねば!》