loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

つくしちゃんと7人の仲間達15




お団子屋で、、、



μ「うわあ、美味しそうなお団子!


うわあ、海苔巻き、おむすび、おこわまである♪


どれにしようか、迷っちゃう!」



ζ「μ、迷う必要なんて無いわよ!


全種類完食よ!」



μ「ええっ!


確かに大勢だから、量は必要だけど、持って帰れないでしょ!」



φ「ねえ、そこの店員、配達してくれたら、全部買うんだけど!?


宿屋でτと言ってくれれば分かるようにしておくから、、、


代金は今半分支払って、残りは品物と引換で、、、


ただし、あんたが責任持って届けること、他の奴ではキャンセルだからねっ!」



店員A「あのう、私一人で全部ですか?」



φ「そっ、出来ないなら出来ないって言って!


他の店に行くから、、、」



店主「あっ、出来ます、出来ます!


貴方、車を使って運んで良いから!


今日はそのまま帰って良いから!


車も明日朝まで貸すから、配達お願いねっ♪」



店員A「は、はい、、、」



店員B「そんなぁ、じゃあ、私が配達したい、、、」



店主「お黙り!


あんたじゃ、まだ任せられないよ!


黙って店番してなさい!」



ζ「ねえ、今お団子食べたい~♪


μもでしょ?」



コクコク頷くμ、、、


ζとμは、本来の目的も何処へやら、お団子に釘付けな二人、、、



φ「じゃあ、お団子10本とお茶をお願い!」



店員A「あの、この魔獣達、、」



μ「あっ、よくお分かりですね!?


まだ子供なので危険は無いですから、、、


ねっ、キキララちゃん♪」



店員A「この子達って、甘い物が好物なんですよ♪


和菓子をあげても良いですか?」



φ「ふ~ん、魔獣にも詳しいんだ!?


いいよ、持ってきて♪


あんたの匂いも覚えさせたいから、、、」



ζ「あっ、その和菓子、綺麗♪


私も食べたい~♪」



μ「うん、同じ物を一緒に食べて、もっと仲良しになりましょうね、キキララちゃん♪


大人になっても、一緒に居たいな♪」



キキララは、μの言葉に大感激!


千切れんばかりに尻尾を振ってμの顔を舐めようと、、、



φ「ダーメ、μは俺のもの!


μを舐めることが出来るのは、俺だけ~♪」と、腕の中に囲い込むφ、、、



μ「ちょ、ちょっと、φ~〃〃〃」



ζ「スライにも、焼きもち焼くφだから、キキララ達も諦めな!


φとμはバカップルなんだから~


はい、和菓子お代わりあげるね♪」



μζ「ご馳走様でした~♪」



φ「うん、美味しかった♪


では、長寿と繁栄を♪」



ζ「キャハハ、φってバルタン星人か~!?」



μ「それを言うなら、バルカン星人!


バルタンじゃ、ウルトラマンだよ~」



ζ「でも、指の形は似てるから、良いじゃん♪」と、例の形を作る、、、



μ「あっ、大バサミ!


ホントだ~


ねえねえ、キキララ、長寿と繁栄を♪


皆さん、長寿と繁栄を♪


キャハハ、楽しい~♪」



φ「ねえ、μ、誰か忘れてない!?」



μ「あっ、φ、長寿と繁栄を~♪


チュッ♪」



一気にご機嫌モードで、μと恋人繋ぎして、、、



φ「さっ、宿屋に戻るよ♪」



ζ「あの二人、バカップルなんで、ごめんなさい~♪


さっ、行くよ、キキララ!」



ドアが閉まった途端、吹き出す店主、店員B、、、



その横で、苦笑いしながら、歩み去るφ達をじっと見つめる店員A、、、

俺達が知らなかったこと9

俺達が牧野の家に行くと、、、


弟が出てきて、、



「姉ちゃんは、ここには居ません、、」



あきら「病院か? まだ病院にいるのか!?


一目牧野に会わせてくれないか?


せめて類だけでも、、、」



進「姉ちゃんは、もう骨になって、今はあるところに居ます、、、


帰って来るのを待つばかりです、、、


何処か内々に話せるところにいきませんか?


ここでは、近所迷惑に、、、」



あきら「じゃ、メープルで待っている」



類「あきら、つくしは?


つくしは、ここに居ないの?


つくしは何処?」



あきら「類、ここでは近所迷惑になるから、メープルで待とう、、」



類「そうだね、近所迷惑になったら、つくしに怒られちゃうね、、、


メープルで待とう、、、


つくしは、後から来てくれるんだよね?、、、」



あきら「そうだよ、メープルで待てば牧野に会えるよ、、」



《俺は、嘘をついた、、、


いや、俺の望みを話したんだ、、、


メープルで待てば、牧野に会えると、、、》



総二郎に連絡を入れて、4人で言葉も交わさずひたすら待った、、、



そこに現れたのは、類曰く『牧野のママ』だった、、、



「皆さん、進からお聞きになったように、つくしは短い生涯を終えました、、


死因は脳出血で、以前頭を打ったことがあって、ジワジワと出血していたそうです、、、


頭を打ったことを私達に隠していて、バイトで体を酷使していたんです、、、


私達が不甲斐ないために、つくしが犠牲になってしまいました、、、


主人もショックで寝込んでしまいました、、、」



司「俺が! 俺が悪いんです!


俺が、赤札なんか貼ったから、、、


牧野が全校生徒の虐めの対象になって、、、」



「虐めですって!


そんな生易しいものじゃないでしょ!


道明寺さん、男子生徒につくしをレイプさせたんですよね!?


有希ちゃんから聞きました、、、


偶々花沢さんが居合わせて、止めてくださったから、未遂で終わったそうですが、それは虐めなでは無く、性犯罪ですよ!


つくしは、その後男性に触れられるのが怖くなりました、、


ただ、花沢さんだけは違ったようですが、、


なのに、道明寺さんは、そのあと、よくも白々しくつくしを追いかけ回すことが出来ましたね!


つくしは、レイプされかかったことが原因で男性を怖がったままでは、犯人に負けたことになると、自分を奮い立たせて再起したんです!


貴方達、女性の尊厳を何とも思っていない付き合いばかりしていらっしゃるから、処女のつくしの恐怖心なんか、到底理解出来ないでしょう!


和也君から聞きましたが、何度も階段から突き落としたり、車で引き摺ったりしたそうですね!


私達が心配するだろうと、つくしが、隠していたので、気が付かなかった!


もっと早く気が付いていたらと、、、


私達は、親失格です、、、


こんな人非人ばかりの学校に行かせてしまって、、、」



総二郎「違います!


親御さんのせいではありません!


司だけが悪いんでも無い!


俺達も、止めもしないで、むしろ面白がって見ていたんです!


いつまでもつか、1週間で自主退学するのに賭けていたんです!」



「貴方達って!


そこまで腐り切っていたなんて!


ああ、どうして獣ばかりの学校に、大事なつくしを通わせてしまったのか、、、


玉の輿なんて、煽ってしまって、酷い親です!」



類「牧野ママは、少しも悪くない!


悪いのは、俺達なんです!


なのに、つくしは、俺達を許してくれた、、、


俺のことを好きだと言ってくれたんです!


俺は、つくしを愛しています!


お願いですから、つくしに一目会わせてください!


俺、今日つくしにプロポーズするつもりだったんです!」



「花沢さん、私も、花沢さんには、つくしに会ってやって欲しい、、、


でも、つくしは、私達のところに居ないんです、、、


やっと実の父親が迎えに来て、今は父親のところに居ます、、、


ええ、つくしは私達の子供ではないんです、、、


私の親友に託された大切な子なんです、、、


私の親友は、遺伝子の異常があり、長生き出来ない体でした、、


つくしのお産の時に、心配で駆け付けた私に、つくしを託して安心して息を引き取りました、、、


もともと遺伝子の異常があった上に、お産の負荷が重なり、体がもたなかったのです、、、


ご主人は、研究一徹で、とても子供を育てることが出来ないため、ご主人も泣く泣く私達に預けたのです、、、


医師であるご主人の協力で、親友の望み通り、つくしを実子として届けました、、、


幸いつくしはもって生まれた素質からか、素晴らしい子に育ちました、、、


でも、つくしにも遺伝子異常があり、長生き出来ない体でした、、、


そんなつくしが恋をしました、、、


雑誌に載った花沢さんの写真を見て、王子様に恋をしました、、


私達は、つくしの命が尽きる前に、恋をして欲しかった!


恋をして、失恋しても、また恋をして欲しかった、、、


だから、父親から預かっていたお金を使って、英徳に入学させたのです、、、


実物の花沢さんに会って、叶わぬ恋をして、ちゃんと失恋して、次は身の丈に合った恋をして欲しかった、、、


英徳に赤札があるなんて、知らなかった!


知っていたら、入学させなかった!


ちゃんと調べずに入学させた私達が、つくしの短い命をさらに縮めてしまった!


しかも、花沢さんを遠くから見ているだけで満足していたつくしに、玉の輿と煽って、否応なしに花沢さんを意識させ恋心を掻き立てようとしたんです、、、


つくしに一斉一代の恋を味わって欲しかった!


主人は、赤札の実態とつくしの死の事情を知って寝込んでしまいました、、


花沢さん、つくしのお骨が帰って来たら、連絡しますので、しばらくは私達をそっとしておいてください、、、


お願いします、、、


そして、道明寺さん達、厳しいことを申し上げます、、、


私達は、つくしほど寛容になれません、、、


私達が、今後二度とお会いしたくないと言っても、ご理解頂けますよね?


では、失礼いたします。」



俺達は、身動き一つ出来なかった、、、


俺達は、知らなかったんだ!


いや、知ろうともしなかったんだ!


親の資金力を嵩にきて、人を人とも思わず、傍若無人に過ごしてきて、、、


何をすべきで何をしてはいけないか、知ろうともしなかった!


命に貴賤はないことを、、、


どんな人でも、愛し愛される価値があることを、、、


俺達が正しいことさえしていれば、俺達も真の無償の愛に巡り会えるということを、、、


お金で買えないものこそ、一生大切にすべきものだと、、、


大切なことを何一つ知らなかったんだ!



今となっては、牧野に恥じない一生を送ること、あの世で牧野に堂々と会えるように生きていくこと、それだけが、俺達の出来ることだった、、、

つくしちゃんと7人の仲間達14




τ「何時になったら出発すんだよ!?


街中をウロウロしているばかりで、魔獣まで連れて歩くなんてよぉ、、、」



μ「愚痴らない、愚痴らない、、、


お団子食べに行ってないし、、、」



《いや、お団子屋には情報収集に行くんじゃねぇの?》



φ「キキララのエサも用意しないと!?」



τ「ああ、これも貰った!」と、バックパック一杯のエサを見せる、、、



φ「凄い! τって犬が苦手なのに、ちゃんとキキララのこと考えて貰ってくれたんだ!


やっぱり、リーダー勇者だね♪」



τ「お、おう、、、〃〃〃」



《ぷっ、τったら、μのおだてに乗せられて、、、


この調子なら、キキララのトイレの後始末も押し付けられるかも、、、》



φ「あと、地図を手に入れないとでしょ?


それに、重要な情報は夜に聞き出せるって、定石でしょ?」



τ「上席?定席?


俺様の席はいつも上席だ!


なら、俺様が聞き出せば良いんだな!」



μ「???」



ζθνは、リーダー勇者τの的外れな張り切りに言葉も無く、、、


ρχは苦笑い、、、



φ「せっかくτがああ言ってくれているんだから、夜の情報集めはτに任せて、俺とμは団子屋で情報をゲットしよう!?」



《ったく! φの奴、巧く割り当てやがって!》



《τだけじゃ、ケンカになってしまうな!


仕方ねえ、俺らの腕の見せどころだな》



ρ「じゃ、夜の酒場はτとχと俺に任せろ!」



φ「回復系のν、あんたもτ達と一緒に行って!


お団子はお土産で買ってくるから、、


情報収集に役立つから、スライも連れて行きな!」



θ「では、私もνと一緒に行きますわ♪


スライともっと仲良くなりたいので、、、」



《スライには、もっと秘密がありそうです、、、


然り気無く聞き出しましょう♪》



φ「そっ、じゃあ、スライのことは、あんたに任せるよ !


(素性とか、何故に井戸の底でオリハルコンを守っていたのか、探ってくれ!)」



ζ「じゃあ、キキララは私達とお団子食べに行こう♪」



μ「キキララって、お団子食べても大丈夫なのかな?」



χ「う~ん、塩気は良くないぞ!」



ρ「じゃあ、宿屋で合流な!」