loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

愛は惜しみ無く奪い与える54


類「先ず、俺の片想いの話を、、、」



類がポツポツ話し出すと、魅入られたように身をのり出して聞き耳を立てるF3、、、



あきら「お前が、引きこもりになったのは、親のせいばかりじゃなかったんだな!?」



類「うん、でも両親の罪の意識があったから、つくし捕獲作戦が、あっという間に成功したんだ♪


今では両親に感謝しているし、つくしと駿達のお陰で両親とも本当の家族になる事が出来た、、、


両親も、つくしと駿達にベタ惚れで、日本に帰国しては、つくしと駿達を連れ回して、果てはフランスに拉致しようとするから、油断も隙もないんだ、、、」



あきら「何はさておき、仲の良い家族になれたんだ、良かったな♪」



《あとは、総二郎と司の家族だな、、、


暖かい家族になるよう、手助けしたいぜ、、、》



総二郎「その不思議な絵を見せてもらえるのかな?」



類「そうだね、いずれお前達にも関係が出てくるだろうから、見ておいてもらうよ♪


でも、その前に俺達のタイムトラベルの話を聞いてもらおうか、、、」



世継ぎの王子ツカーサル、皇后カエーデシアン、アッキーラ子爵、サクラーナ子爵夫人、ジロー子爵、シーゲル侯爵嬢、rui侯爵、アンジュ侯爵夫人、幸枝に似たメイド頭サリナ、、、


そして紅孔雀とその一味、、、



最後に、額縁経由のメモと手紙、、、




あきら「ホントに紅孔雀が存在していたんだ!


半信半疑だったんだ!」



総二郎「事実は小説よりも奇なり、、とは、よく言ったもんだな!」



類「もし、ツカーサル王子が、司の祖先ならば、皇后カエーデシアンは、司の母ちゃんの楓さんの祖先なんだろうか??


不思議なのは、あちらの世界では、カエーデシアンとツカーサルの間に血の繋がりがないんだ、、、」



司「ふっ、不思議でも無いぜ!


俺とババアの間には血の繋がりが無いんだよ!」

愛は惜しみ無く奪い与える53





ある日、二人で蔵書を調べていると、、、




つくし「類、また、絵に変化が!


封書の矢印の方向が違っているわ!?」



類「きっと、書き置いてきた手紙の返事だよ♪


駿の様子を見てから、お茶飲んで休憩したいな♪


手紙は逃げないから、それからで良いよね!?」



すると、あの上目使いで、、、



つくし「類~♪


駿の様子を見たあとで、お茶を飲みながら手紙を読みたい~、ねっ! ダメ?」



類「そんな可愛いい顔でおねだりされたら、何でも言うこと聞いちゃうの知ってるでしょ!?


その代わり、後で、俺のおねだりを聞いてよね♪」



《今晩は、あんな事やこんな事も、、、》



鼻歌混じりで、額縁の組み木を解いて、手紙を取り出します、、、





駿はスヤスヤ夢の中、、、



つくし「ねえ、類、手紙を読みたいの♪


皆さんどうなさっているかしら?」



類が、手紙を胸から取り出す、、、



つくし「今回は、メモにしては長い文ね♪」



『君達は、無事だよね!?


元気でいることを祈る、、、


俺達は全員、元気にしている、、、


無事に仲間を救出出来、秘密も守られた、、、


M公爵は、獄中で毒を煽って自殺、、、


実はK皇后が手を下した模様、、、



何もかも、貴方達のお陰だ!ありがとう♪


皆からも宜しくと、、、



PS 妻が身籠った!


我が子の顔を無事見られるように


気を付けるよ、忠言忝ない♪



また、会う日まで R』




つくし「はあ、また会いたいね!?」



類「つくし、会いに行くなんてダメだよ!?


無事に娘を産むまで、遠出は禁止!」



つくし「は、はい!


類~、明日病院に行ってくるねっ♪」



類「どうした!?


何か異常が?」



つくし「う、う~ん、異常じゃないんだけど、、、


でも、急にタイムトラベルがお腹の赤ちゃんに影響を与えていないか、今更ながら心配になっちゃって、、」



類「俺も一緒に行くよ♪」



《う~ん、本当はかなり心配なの、、、


お腹が重い? 短期間に大きくなった?


気のせいなら良いのだけど、、、》





翌朝、類も一緒に診察室に、、、



先生「これは、これは!


何故、以前の検査で分からなかったんだろう!?


花沢様、二重におめでとうございます!


奥様のお腹には、双子がいらっしゃいます!


しかも、男の子と女の子の二人です!」




二人はびっくりして、顔を見合わせます、、、




《タイムトラベルの影響で、現在も変化したのか!


でも、双子だなんて、ラッキー♪


しかも、男の子と女の子だって♪》




類「ありがとう、つくし♪


俺、凄く幸せ♪」



つくし「類、ありがとう♪


私は、もっと幸せ♪」



類「双子と分かったからには、一層体に気を付けないとね♪


先生、つくしが特別扱いを嫌うので、通院していましたが、今後は先生に往診して頂きたい、、、」



つくし「そんな大袈裟な、、、


先生のご迷惑に、、、」



「いやいや、喜んでお邪魔いたします!


駿様や幸枝さんにもお会い出来ますし、、、


ミィちゃんは、元気ですかな?」







無事に双子の誕生を向かえ、幸せな日々が過ぎて行く、、、



F3も相変わらず、お邪魔虫、いえ、子守にウキウキとやって来て、、、



駿は司と遊び、双子はあきらと総二郎が膝に抱きあやし、類はつくしを膝に抱きあやし?の風景も、見慣れたものになり、、、



類「ねえ、以前、あきらの家の秘事を話してくれたよね、、、


今日は花沢の家の秘事を話そうと思う、、、」

愛は惜しみ無く奪い与える52



つくし「ねえ、道明寺の遥か昔のご先祖に、何処かの世継ぎの王子らしき人が居ないかしら?」



司「俺様の先祖だ! 王や王子が居ても不思議は無いぞ!」



《聞いた相手が悪過ぎた!


俺様の答えしか返って来ないなんて、、、》



つくし「美作さんや西門さんのご先祖に

子爵の人がいる可能性は? 」



総二郎「なんだよ、つくしちゃん、俺達が中世の貴族になってる夢でも見たのか?」



あきら「いや、待てよ!?


俺、聞いた事があるぞ!?


秘中の秘なので、他言無用だぞ!


紅孔雀という小説を読んだことがあるか?」



総二郎「ああ、確か、宮廷の貴族が紅孔雀と名乗って義賊働きする、怪傑ゾロ擬きの外国小説だったな!?」



あきら「あの小説は、実話を基に書かれた物で、紅孔雀は実在したんだ!


そして、美作の遥か遠縁の祖先も、その一味として活動していたんだ、、、


それこそが、今の美作の面に出ない活動の源なんだ!」



総二郎「そう言えば、俺んちの蔵書に、茶とは無関係な古書があったっけ!


ヨーロッパの城の設計図が、面白かったな♪


隠し通路や隠し部屋、何に使ったのか無数の面白い仕掛けまで描かれていて、コッソリ読み耽った事がある、、、


ちゅうか、今もたまに読んでる、、、


日本の城の設計図もあるが、城が残っていないので面白味に欠けるな、、、」



類「ああ、花沢にも同じ秘事があるよ、、、


俺は、家の蔵書を読み尽くした時に、似たような話を読んだ、、、


城の設計図も有ったけど、保管状態が良いとは言えなくてね、、、


総二郎のとこは、保管状態は完璧だよね♪


1度コッソリ見せて、総二郎♪


悪阻が始まると、遠出も出来ないから、つくしと一緒に眺めたいんだ、、、」



総二郎「つくしちゃんが見るんなら、持ってくるけど、管理は完璧にしてくれよ!?」



類「貴重な古書だ、気を付けるよ♪


取り敢えず、シュノンソーとそれに似た造りの城の、、、」



類が、いくつかの名前を告げます、、、



あきら「類、お前、何か企んでるな!?


俺らも一枚かませろよ!?」



類「うん、ありがとう!


全面的に協力してもらう事になるよ♪


司! 聞いてんの!?


駿やつくしにくっついてばかりじゃん!


つくしから離れて!!


日本の道明寺邸になら、古書がありそうだから、蔵書を全部調べて!


収穫があるまで、花沢邸に出入り禁止だよ!」



《駿は良くて、つくしちゃんには近寄らせないってか!


まあ、つくしちゃんて、なんか良い匂いなんだよな♪


香水もつけていないのに、、、


確かに、本能の野獣、司は近付けちゃ危険だな!》



司「ちっ、調べりゃ良いんだろ、調べりゃ!」



つくし「道明寺、頑張ってね♪」



司「お、おう♪〃〃〃」