偽プ「つくし、姫と侍女の関係では無く、長年の友として、話があるの、、、
つくしは、私の命を、私の家族の命を救ってくれた、、、
あの時、誓ったことがあるの、、、
今後、つくしを守る為なら、私の命を投げ出す事も厭わないと、、、
そして、今、その時が来たの、、、
私の一生のお願いだから、私の言う通りにして!
今後も、私は、プリンセスつくしで生きて行きます!
だから、つくしは、類様と幸せになって!」
偽優「何を言っているの?
そんなこと、出来る訳がないわ!」
偽プ「いいえ、出来る! やるのよ!
手筈は、全て整えたわ♪
つくしは、安心して幸せになって♪
つくしの情報は、全て私のと入れ替えたわ!
私の全身の情報も、先日、ドクターの診察を受けて取り揃えて、つくしの情報と入れ替えたわ、、、
私、優希が、プリンセスつくしとして、アルカザールに嫁ぎます!」
偽優「そんな!
待って!!!
ドクターの診察を受けたって!?
それでは、優希はドクターに姿を見せてしまったの?」
偽プ「はい、やむを得ず、、、
つくしレベルの情報を揃える為に必要でしたから、、、」
偽優「!!!
では、優希は、ドクターと結ばれたのね!
ダメよ!ダメ!
結ばれた殿方がいるのに、アルカザールに嫁ぐなんて!」
偽プ「そんなこと、命を救われたことからすれば、なんでもありません!
考えてみてください、、、
アルカザールに嫁げば、一生贅沢な暮らしが出来るんです!
こんなに美味しい話はありません!」
偽優「優希ったら、、、
贅沢な暮らしなんて、望んでもいないくせに、、、」
偽プ「とにかく、本日、私の写真もアルカザールに送ってしまいましたから、取り止めるなんてできませんよ!
それこそ、宇宙間戦争になってしまいます!」
偽優「なんてことを!
どうして、ここまでしてくれるの!?」
偽プ「私共一同は、姫様の幸せだけが望みですから、、、」
侍女一同「そうですとも!
姫様の為なら、なんでもいたします!
今回の婚約も、最後の最後まで取り止める方策を探すと、皆で決めておりました、、、」
偽プ「ねえ、つくし、類様のことどう思っているの?
最初から、特に気になる殿方だったとは、分かっているのよ♪
でも、姿を見られた為に、意図せず結ばれてしまったことを、本当は後悔しているの?」
偽優「優希ったら!
分かっててそんなことを聞くのね!
ええ、最初から素敵なかたと心がときめいておりました♪
そして、結ばれた瞬間、これ以上無い幸せを感じたわ♪
と同時に、許されない想いに絶望したわ♪」
偽プ「つくし、良く分かるわ、その想い、、、
私も同じ想いだったわ、、、
いえ、それ以上だわ!
何故なら、私、総二郎様にキスしてしまいましたから、、、
偽優「ええっ!! 優希、、、」
偽プ「頬に軽くいキスでしたが、腰が砕けそうな程の快感に、喘ぎを抑えるのが精一杯でした、、、
つくしには、類様とそれ以上の快感、幸せが待っているんです!
プリンセスつくし、どうか勇気を出して、類様と生涯お幸せに、、、」
侍女一同「プリンセスつくし、どうかお幸せに♪」
偽優「優希、みなさん、、、グスッ、、、」
偽プ「ああ、つくし、幸せの涙ね♪
ほら、涙が真珠に、、、
これからは、幸せな涙だけを、真珠の涙やルビー、エメラルド、サファイヤの涙だけを、お流しくださいませ、、、
さっ、そろそろ、お出まし頂けますか?」
奥の部屋から出てきたのは、類、、、
《今の全部、聞かれた?》
偽プ「はい、つくしの本音を聞いて頂きたくて、、、」
《だから、声に出して会話してたのね!》
偽プ「はい、ちゃんと類様に知って頂きたくて、、、」
《・・・・・》
偽プ「ふふ、類様、つくしは恥ずかしくって、言葉もないようです♪
後は、お二人でお話ください♪
そうそう、今晩から三日間、類様は休暇になっております、、、」
波が引くように、優希達が、部屋から消えていきました、、、