loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

宇宙戦艦トマト5



偽プ「つくし、姫と侍女の関係では無く、長年の友として、話があるの、、、


つくしは、私の命を、私の家族の命を救ってくれた、、、


あの時、誓ったことがあるの、、、


今後、つくしを守る為なら、私の命を投げ出す事も厭わないと、、、


そして、今、その時が来たの、、、


私の一生のお願いだから、私の言う通りにして!


今後も、私は、プリンセスつくしで生きて行きます!


だから、つくしは、類様と幸せになって!」


偽優「何を言っているの?


そんなこと、出来る訳がないわ!」


偽プ「いいえ、出来る! やるのよ!


手筈は、全て整えたわ♪


つくしは、安心して幸せになって♪


つくしの情報は、全て私のと入れ替えたわ!


私の全身の情報も、先日、ドクターの診察を受けて取り揃えて、つくしの情報と入れ替えたわ、、、


私、優希が、プリンセスつくしとして、アルカザールに嫁ぎます!」


偽優「そんな!


待って!!!


ドクターの診察を受けたって!?


それでは、優希はドクターに姿を見せてしまったの?」


偽プ「はい、やむを得ず、、、


つくしレベルの情報を揃える為に必要でしたから、、、」


偽優「!!!


では、優希は、ドクターと結ばれたのね!


ダメよ!ダメ!


結ばれた殿方がいるのに、アルカザールに嫁ぐなんて!」


偽プ「そんなこと、命を救われたことからすれば、なんでもありません!


考えてみてください、、、


アルカザールに嫁げば、一生贅沢な暮らしが出来るんです!


こんなに美味しい話はありません!」


偽優「優希ったら、、、


贅沢な暮らしなんて、望んでもいないくせに、、、」


偽プ「とにかく、本日、私の写真もアルカザールに送ってしまいましたから、取り止めるなんてできませんよ!


それこそ、宇宙間戦争になってしまいます!」


偽優「なんてことを!


どうして、ここまでしてくれるの!?」


偽プ「私共一同は、姫様の幸せだけが望みですから、、、」


侍女一同「そうですとも!


姫様の為なら、なんでもいたします!


今回の婚約も、最後の最後まで取り止める方策を探すと、皆で決めておりました、、、」


偽プ「ねえ、つくし、類様のことどう思っているの?


最初から、特に気になる殿方だったとは、分かっているのよ♪


でも、姿を見られた為に、意図せず結ばれてしまったことを、本当は後悔しているの?」


偽優「優希ったら!


分かっててそんなことを聞くのね!


ええ、最初から素敵なかたと心がときめいておりました♪


そして、結ばれた瞬間、これ以上無い幸せを感じたわ♪


と同時に、許されない想いに絶望したわ♪」


偽プ「つくし、良く分かるわ、その想い、、、


私も同じ想いだったわ、、、


いえ、それ以上だわ!


何故なら、私、総二郎様にキスしてしまいましたから、、、


偽優「ええっ!! 優希、、、」


偽プ「頬に軽くいキスでしたが、腰が砕けそうな程の快感に、喘ぎを抑えるのが精一杯でした、、、


つくしには、類様とそれ以上の快感、幸せが待っているんです!


プリンセスつくし、どうか勇気を出して、類様と生涯お幸せに、、、」


侍女一同「プリンセスつくし、どうかお幸せに♪」


偽優「優希、みなさん、、、グスッ、、、」


偽プ「ああ、つくし、幸せの涙ね♪


ほら、涙が真珠に、、、


これからは、幸せな涙だけを、真珠の涙やルビー、エメラルド、サファイヤの涙だけを、お流しくださいませ、、、


さっ、そろそろ、お出まし頂けますか?」


奥の部屋から出てきたのは、類、、、


《今の全部、聞かれた?》


偽プ「はい、つくしの本音を聞いて頂きたくて、、、」


《だから、声に出して会話してたのね!》


偽プ「はい、ちゃんと類様に知って頂きたくて、、、」


《・・・・・》


偽プ「ふふ、類様、つくしは恥ずかしくって、言葉もないようです♪


後は、お二人でお話ください♪


そうそう、今晩から三日間、類様は休暇になっております、、、」


波が引くように、優希達が、部屋から消えていきました、、、

その歌声で25(完)



今日、俺達はやっと結婚式をあげた♪


式は、極内輪で非公開で行った、、、


披露宴だけは、盛大に行わなければならなかったが、、、





披露宴の引き出物は、

ワイン《Toujours avec toi》とCD

CDは、《記念日にはワインを》と

つくしの作詞した《私のドラゴン》

俺がつくしを思って創った曲《君に捧ぐセレナーデ》の3曲入りのCD、、


このCDが、非売品に拘わらず、リクエストチャートの1位になったのは、前代未聞の出来事だった、、、



相変わらず、世間では、つくしの歌を望む声が高いが、ごめん、つくしの歌声は俺だけのもの、、、


あっ、違った!


俺達のものだった!


えっ?


俺達って?


つくしと俺のこども達、、、


すみれ、翠、蒼、ほたる、、、愛して止まぬこども達、、、


ワインも子供の誕生に会わせたかのように、新しく生まれている、、、


《BIORA》《JADE》《TURQUOISE》《FLUORINE》


約束通り、F3(とT3も!)がプロモーションVIDEOに出演して、売り上げは上々♪


T4デザインの子供服も花沢で発売し始め、中でも子供用のハロウィンコスチュームが大人気♪


父親や母親のコスチュームもお揃いで売り出した本格的なコスチュームが大当たり♪


ハロウィンシーズンのみならず、イベントに利用され、年間を通じてのヒット作になったんだ♪


このハロウィンコスチュームのプロモーションVIDEO作成にあたっては、予期せぬ大騒動!


何しろ、F4T4のみならず、各々の家族から使用人、各々の会社の役員、社員、まで出演の名乗りを挙げてきて、、、


協賛してきたディ○ニーランドで大々的に撮影したCM、、、


売れない訳がない♪、、、




そうそう、俺の演奏でつくしが唄う我が子への子守り唄、、、


つくしの女友人達のオネダリ攻勢に根負けして、CDに作ったよ♪


これも非売品なんだけど、またもやリクエストチャート1位になったんだよ♪


非売品なのに、いつの間にかネットに流れてしまうのは、防ぎ様が無いらしい、、、


でも、つくしの生の歌声は、俺達のものだからね♪



えっ? 一度聞いてみたい?


じゃあ、眠りの国に引き摺り込まれないように気を付けて♪



《幼子へ》


さあ、唄いましょう♪


愛しき我が子、ぐっすり眠れ♪


花咲く園、夢の国、


たゆたう 揺りかご


揺られ揺られて 健やかに眠れ♪



さあ、唄いましょう♪


愛しき我が子、眠りの中に♪


煌めく笑顔、椛の手


見守る 父母


囁き唄う 健やかに眠れ♪



優しく唄う 幼子よ眠れ♪



Zzzzzzzzzzzz...


あらあら、類君、つくしの膝枕で眠っちゃいましたね♪


それでは皆様も、お休みなさい♪

宇宙戦艦トマト3



「カウンセラー桜子、読めたか?」


桜「はい、一部だけですが、、、」


司「?」


桜「つまり、読むことを許された部分だけ、、、」


総「桜子が読み取れないとは、、、」


司「で?」


桜「今回の旅が、婚約のための旅であり、婚約者以外に姿を見せてはいけないこと、、、


ただし、プリンセスの意に添わない婚約らしいこと、、、


それから、、、」


司「なんだ?」


桜「彼女達は、皆、能力者で、読心能力もテレパシー能力もあり、、、」


司「で?」


桜「今後、心を読むことは許さないと、、、」


司「ふん、まっ、大人しくしていてくれさえすれば、良しとしよう!


あきら、ここは任せる」


あ「はい! 艦長ブリッジから退室!」





滋「ねえ、桜子、まだあるでしょ?」


桜「ええ、、、」


滋「何、何?」


桜「通称と言えば聴こえは良いですが、あだ名ですわね!


司艦長のあだ名が、ぷぷ、マンティコアですって!


類副艦長のあだ名は、はあ、プリンス、


あきら保安部長は、納得、ムーンタイガー、


ドクター総二郎は、カッコ良すぎの、ブラックパンサー、


滋さんは、レッドパーロット、


私は、ピンクパーロット、、、」


滋「キャハハ! ピッタリ!」






類「こちらの部屋です。


何かご用命がございましたら、伺います。」


プ「いいえ、ありがとう。」


類「では、、、」


優「あっ! きゃっ!


ドミノ、ダメよっ♪


あっ!! 」


猫とうさぎを掛け合わせたような小動物が、優希のベールを引っ掛けたまま、走り出し、ベールを剥がされた優希の姿が類の前に、、、


姿を見られたショックで固まる優希、、、


真っ直ぐな腰まで届く艶やかな黒髪、透き通るような白い肌、大きく見開いた潤んだ漆黒の瞳、喘ぐように開かれたプックリした紅い唇、折れてしまいそうな華奢な体、、、


呆然と見とれる類、、、


類の体を電流のような衝撃が、駆け抜けます、、、



プ「プリンセス! いえ、優希!


誰か! 早くベールをプ、優希に持ってきて!


早く!」



未だに茫然自失な類、、、


プ「副艦長、副艦長!?」


類「・・・あっ、はい!」


プ「どうか、今のハプニングは無かったことに、、、他言無用で願います!」


類「・・・も、勿論、艦隊の名誉に懸けて、他言致しません。


では、失礼いたします!」




《はあ、秘密のベールの中は、あれほど美しい姫だったとは、、、》


《誰もが、一目見た途端、姫の虜になってしまうだろう、、、》


《俺も、一目で心と体で深く姫と結ばれた、、、と思った、、、》


《ダメだ、ダメだ、、、


姫には婚約者がいる、、、》


《姫を婚約者に届けるのが、今回の使命、、、》


《しっかりするんだ、類、、、》


《俺は、艦隊の副艦長、辛くとも使命を全うしろ!》



《プリンセスの身代わりを装っているのが、侍女の優希で、本物のプリンセスは優希と呼ばれている侍女を装った愛しい御方、、、》


《姫のような女性は二人といないだろうな、、、ハア、、、》


《生まれて初めて惚れた女には、婚約者がいて、会った途端、失恋決定か、、、》