loveofruiのブログ

リダの類が好きで好きで好き過ぎで、とうとう妄想世界の住民になりました。定期的な更新は仕事柄できませんが、お目汚しとスルーして頂けば、幸いです。
R付きの話を全て下げました。話が続かないところは、ごめんなさい。

宇宙戦艦トマト2



全身を不思議な色合いのベールで覆い、静々と歩み寄るプリンセス一行、、、



《ごらぁ! シーツのお化けの行進かぁ!?》


《オイオイ、侍女も皆、ハロウィンごっこかよ!、、、》


《そんなに姿形を出し惜しみする程、高貴なご一行様ですか!》


《クスッ、、、後でお菓子あげないと、、、》


《女の滋ちゃんになら、姿を見せてくれるかも、、、ワクワク、、、》


《さあ、秘密を探りますわよ♪》



司「プリンセス・マッキーノ、我が艦にようこそ♪」


プ「素晴らしい船艦に乗せて頂き、ありがとうございます。


私の供と一同、感謝申し上げます。


私共は、訳あって、人目に姿形をお見せできません。


失礼をお許しくださいませ。」


《ハロウィンごっことは、言い得て妙ですわね、艦長♪》


《後でお菓子をくださいね、副艦長♪》


頭に直接流れ込んできた言葉に、艦長司は、流石に百戦錬磨、方眉を上げるだけで、聞き流し、、、


司「乗員全員で歓迎いたします。


今回の旅の案内役として、副艦長の類をご紹介します。


今後、ご要望ご用命は、類にお申し付けください。」


類「ご遠慮なくお言い付けください。」


《粗野な艦長は、私共に割く時間などないということですね、プリンセスつくし、、》


《かえって好都合よ♪


でも、率直な人達のお陰で長旅も退屈しないで済みそう♪》


《この副艦長、群を抜いてハンサムですわね♪ 》


《優希ったら!


でも、確かに王子様みたい〃〃〃》


《姫様!?


でも、私はどちらかと言えば、黒髪が素敵なドクター総二郎が、、》


《優希ったら!


いい加減にして、さあ、早く部屋に入りましょう!》



プ「ありがとうございます♪


早速ご案内をお願いしても良くて?」


類「では、こちらへどうぞ♪」


プ「優希、行きますよ♪」

その歌声で23


「ふー、つくし、頑張ったね♪


俺も、こんなに頑張ったの、初めてかも、、、


つくしの為だと、いくらでも頑張れるんだ、俺って♪


このファーストCDは、俺達の宝として永久保存しようね♪」


「でも、類、私、ちょっと恥ずかしい、、、


いくら後ろ姿でも、CDジャケットになるなんて、、、」


「クスッ、つくし、こっちは恥ずかしくないの?


つくしの瞳って、最高!」


「ええっ! これ!?」


「この潤んだ瞳、堪んない♪」


「類~〃〃〃〃〃」







「よっ♪ 」


「いよいよだな♪」


「お前のプロモーション、楽しみにしてるぜ♪」


「ふふ、まあ見てて♪」




類の奴、オーラが凄いな!


この会場内で、一際目立ってるぜ!




「つくしは、何処だ? 何処にいるんだ?」


「オイオイ、相変わらずだな、司、、、


類の女房を呼び捨てにしちゃ、まずいぜ、、」


「お前、まだ諦めてないのか!?」


「うっ、ちょっと口がスッテンコロしただけだ!」


「お前の口は、滑ってばかりだから、今日は一言も喋るなよ!」


「・・・・・」


「そうそう、その調子、、、」




類が壇上に上がり、話し始めます、、


「お集まりの皆様、今日は皆様の貴重なお時間を頂戴致しまして、ありがとうございます。


本日、発売の《Toujours avec toi》、花沢が、満を持してのご提供でございます。


皆様には、毎日何かしら嬉しいこと、幸せなことが起こってらっしゃる筈、、、


是非その嬉しく幸せな毎日を記念日としてお祝い頂き、このワインを、皆様の記念日の欠かせない友としてご利用ください、、、


愛する人と出会った日、


初めて微笑んでくれた日、


初めて手を繋いだ日、


毎日が記念日、、


記念日には貴方といつも一緒に、、


永遠(とわ)の愛のワイン、、


Toujours avec toi、、


どうぞご愛顧ください♪


では、プロモーションVIDEOスタート!」



♪君と出会えたあの日に乾杯♪


♪君と初めて手を繋ぎ♪


♪君と初めてキスした日♪


音楽に合わせて、類がつくしにプロポーズしたシーンがシルエットで流れます、、、


最後に、つくしの手がボトルを持っているかのようなラベルが貼られたワインボトルが映し出され、、


ラベルに描かれた手が 立体的に浮き上がり、ボトルを持ち上げ、ワイングラスに注ぎます、、


グラスの中で踊るように注がれるワインのアップで映像が終了、、、



「それでは、皆様、花沢が自信を持ってお薦めするToujours avec toi、ご堪能ください♪」


嵐のような拍手を浴びながら、壇上を降りようとする類に、マスコミが、質問を投げ掛けます、、


「花沢さん、1つお聞きしてもよろしいですか?


あのプロポーズのシーンのモデルの男性は、花沢さんご自身ではありませんか?」


そら、来た!


予想通り、引っ掛かったな!


「はい、シルエットで分からないと思ったのですが、良くお分かりになりましたね♪」


「お相手の女性は、どこのモデルですか?


花沢さんのプロポーズに、本気になってしまったんじゃないですか?」


「いえ、本気になってもらわないと、私が困るんですが!?」


「???」


「彼女は、私の婚約者ですから!


つくし、出ておいで♪」


桜色のシルクシフォンのドレスを纏ったつくしが、類にエスコートされて現れる、、、


「皆様、こちらが、私が愛して止まない婚約者のつくし、マッキーノ家のご令嬢です♪


つくし、今日も綺麗だ♪ チュッ♪」


「る、類~〃〃〃」


「花沢さん、もしや歌っていらしたのは、婚約者さんですか?」


「はい、彼女の歌声も素敵でしょ♪」


「ヒュー♪」


「おい! ニュースだ! 記事の差し替えの連絡だ! 駄目だ! 夕刊に間に合わない! 号外だ! 号外を出すぞ! 見出しは、 《Toujours avec toiを前に永遠(とわ)の愛を誓う婚約者達》、いや、《Toujours avec toi、毎日愛を唄う恋人達》、これでいくぞ! カメラ! 二人とワインを撮ったか!?」



「・・・類の奴、やりやがったな! 」


「すげえ騒ぎだ!」


「これで、明日からToujours avec toiと類達の婚約の話題で盛り上がるってもんだ!」


「只で宣伝してもらうようなもんだな♪」


「CMは、1週間後から流すらしいぞ♪」


「流石だな、話題が少し落ち着く頃を狙って、盛り返しに流すとは!」


「だな! 明日から1週間は、CMが必要ない程、今日の話題で賑わうからな!」


「類の奴、婚約を発表しちまった、、、」


「司~、おまっ、グジグジ言ってんじゃねえよ!」

宇宙戦艦トマト1



滋「司艦長! 本部から通達命令!


《マッキーノ星の姫の送迎をせよ》です♪」


司「っ! なんだと!


この俺様の艦で女の送迎をしろ!?


ざけんなっ!


そんな女は、貨物輸送船でたくさんだ!」


あ「でも、マッキーノ星の姫と言えば、秘密のベールに隠された、、、」


総「一説では、絶世の美女、または、見るに耐えない姿形、、、とか」


桜「見る者により変幻自在に姿形を変えるとも、、、」


司「そんな得体の知れない奴、俺はパス!


類、お前が相手しろよ♪」


類「え~、ヤダ、、、と言いたいけど、

面白そうだから、いいよ♪」


総「類、絶世の美女だったら、俺に任せろ♪」


あ「身体検査は俺に任せろ♪」


桜「ここは、私の読心能力の見せ処、、、


秘密を探ってみせますわ♪」


滋「滋ちゃんは、変身の技、教えて貰おうっと♪」


言いたい放題の宇宙艦隊トマトのちょっと困った奴ら、、、