(続14)この子猫の子子猫のつくし
司「おい、作戦会議だ、集まれ!」
桜子「どうせ、20個の箱を皆で分担するって話でしょ?」
総二郎「流石、桜子♪」
桜子「誰でも考えますわよ、その程度の事は!
で、類さんを出し抜くために、各々5個を受け持つと、、、
じゃ、1から5までは、私と進君が担当しますね♪
出口地点で待ち合わせですわよね?
勿論 、出口地点に到着した早い順に、ゴールですわよね!?
じゃ、進君、グズグズしないで出発しますよ♪」
進「わあ、桜子さんって、頼もしい♪
僕達、きっと一番乗りだね!?」
桜子の仕切りに、皆、言葉を挟む間もなく、桜子の出発を見送り、、、
「おう、俺達もグズグズ出来ねえな!
俺と滋は、6から10を探すぞ!
じゃあな!
おら、早く来い!?」
滋「司、遅いぞ~
早く来い~♪」
司「ちっ! 滋の奴、もう、あんなところに、、、」
総二郎「あきら、俺達も行くぞ!」
あきら「ああ、俺達は、11から15を担当だ!」
優希「はあ、何が作戦会議ですか!?
まあ、残り物には福がある、、、
牧野パパママ、行きますよ♪
16から20の箱を見つけてくださいね♪」
晴男「任せなさい!
迷路遊びは初めてで、ワクワクしますね♪」
千恵子「貴方、お願いだから、優希ちゃんから離れないでくださいな!?
勝手に動いてはダメですからね!?」
つくし「ねえ、もう誰も居ないよ?
皆、行っちゃった~」
類「大丈夫だよ、僕が箱の場所は知っているから、、、」
つくし「え~! それってズルじゃん!」
類「(箱の場所は)知っているけど、迷路は変化するから(箱までの道は)知らないって、ちゃんと皆に話して了解を得たじゃん♪」
つくし「そ、そうだった、、、??」
類「さっ、のんびり行こう♪
迷路の中に、お菓子や綺麗なリボンを置いてもらったから、探しながら行こうね♪」
案の定、お菓子と聞いて、もう箱の事などそっちのけのつくしちゃん、、、
つくし「ねえねえ、どんなお菓子があるのかなぁ?」
類「僕も知らないから、見つけるのが楽しみだね♪」
つくし「類~、あれ、お菓子?」
類「そうみたいだね!?
つくし、手が届く?」
つくし「う~、無理!
高い枝に結んでるんだもん!
類、取って~♪」
類「つくしが、チュッ♪してくれたら、手伝ってあげる♪」
つくし「う~、チュッ♪」
類「あい、ほら、取ってごらん♪」
つくしを縦抱きにして、枝に届くように持ち上げる類、、、
つくし「わあ、取れた取れた♪
あっ、マカロン♪
類、食べても良い?」
類「ちょっと待って♪
スカートが、、、」
類《ぷぷ、キャンディ柄だ、可愛いい♪》(←オイ、忘れずチェックしているのね!?)
類「お手拭きも飲み物も入ってるから、そこのベンチでお食べ♪」
その間、類は、箱を見つけてカードを取ります、、、
綺麗なリボンを見つけた時は、類が器用に、つくしの髪に編み込みました、、、
次のリボンでは、手首に花のブレスレットを作り、、、
その次のリボンは、つくしが、類の髪にヘアバンドのように結び、、、
順調にカードも集め、時々お菓子を食べて、ゴールへ、、、
類「あずまやで休憩しよ♪」
つくし「皆、まだ来ないから、あずまやで待つのね♪」
あずまやで、軽いランチを摂り、ハンモックでお昼寝の二人、、、
司「おい、この迷路、どうなってんだ!
目の前の箱を、壁が動いて隠しちまったぞ!?」
滋「時間で変化するって、この事か~!?」
司「向こうから回って取りに行くぞ!」
滋「ラジャー♪」