愛は惜しみ無く奪い与える55
司「ふっ、不思議でも無いぜ!
俺とババアの間には血の繋がりが無いんだよ!」
一同、!!!!!
総二郎「お前、ホントか!?
いつから知ってたんだ!?」
司「つい、最近さ!
書庫で隠れて古文書を調べていたら、ババアがやって来て、隠し部屋に入って行ったんだ、、、
その隠し部屋は、俺も知らなかった部屋で、、、
コッソリ様子を探っていたら、そこで、ババアが独り言でオヤジと俺のことや道明寺のことを罵り始めたんだ、、、
それで、色んな事の辻褄が合ったんだ!
ババアの実家の代々の役目についても、知ったぜ!
道明寺家に潜り込んで、道明寺を乗っとるんだと!
積年の恨みと言っていたぜ!
その恨みを晴らすために、ババアは、俺のオヤジに媚薬を使って、姉ちゃんをまんまと妊娠して、妊娠を盾に取り結婚を迫ったんだ!
結婚後、ババアを愛していないオヤジは、何人も愛人を作り、そのうちの一人の愛人が俺を産んだんだ、、、」
類「だから、継子扱いなのか!?
悪い、お前の母ちゃんからお前への愛情を、これまで感じた事が無かったし、、、」
司「いや、本当の事だから、気にするな!
俺自身、ババアの愛情を感じた事が無いんだから!」
あきら「で、司、お前の産みの母親は?」
司「出産で亡くなったらしい、、、が、俺は疑っている!
殺された可能性がある、、、」
総二郎「それって、お前の母ちゃん、いや、楓さんが、、、!?」
司「まだ分からないが、ババアに隠れて調べているから、なかなか思うようにいってないんだ!」
あきら「水臭えぞ、司!
何のための親友だよ!?
俺達に頼れよ!」
類「俺達が調べるほうが、理にかなってるよ!
差し詰め、自由課題『F4のルーツを辿る』ってとこかな!?
司は、お祖父さんの代からの祖先を調べるんだ!
間違っても、自分の母親を調べるなよ!
楓さんに勘づかれるぞ!
俺達が互いに協力し合っている事を前提に、目星しい人物にインタビューと言う形で、司の母親の話を聞きに行くよ♪」
総二郎「俺の祖先の調査にも、皆で行こうぜ♪
隠れ蓑になるからな♪」
あきら「俺の方の調査も、一緒に行ってくれ♪」
類「多分、次のタイムトラベルは、皆で行く事になると、俺の感が言っている!
ただ、同じ方法で5人一緒にタイムトラベル出来るのか、分からないんだ、、、」
司「なあ、類達の場合は、花沢家代々のネックレスが絵と反応するんだよな!?
俺の場合は、何が反応するんだ?」
類「ちょっと待って、司!
それって、道明寺邸にもご先祖の肖像画があって、司にそっくりってこと!?」
司「あ、まあ、、、
絶対オヤジの部屋にも隠し部屋がある筈と探った時に、隠し部屋、いや、隠し地下室があったんだ!
その地下室に肖像画があって、俺自身かと見間違えるほど似ていたんだ、、、」
類「その絵に道明寺家代々の品が描かれて無かった?」
司「剣を持ち、勲章をつけてたけど、代々の品なのか、今も家にあるのか、、、」
類「じゃ、司はタマさんにそれとなく聞いて!?
俺らもその絵を見に行かないと、、、」