運命の女19
つくしと司、つくしと類の物語り、、、
激しくも哀しく砕け散った恋物語り、、、
静かな激しさで、力強く燃え続けている愛の物語り、、、
「うォォ~! 、、、 そんな!! 、、、
つくし~、、、ぉォォ~!!
俺、俺が、、、つくし~、、、
うぅ、、、つくしィ~、、、」
「「・・・・・」」
「・・・なぁ、全て終わってしまったことだ、、、
牧野も既に前を向いて進んでいる、、、
お前も、故意に歪められた情報に振り回されずに、きちっと真実を知って、前を向けよ、、、」
「・・・何故だ!何故なんだ!、、、
どうして、、、つくし、、、
俺の運命の女、、、
何故、俺があいつのことを忘れたっ!!
他の全てを忘れたって、あいつのことを忘れる訳がない!!
なのに、なのにどうして、、、
どうして、、、どうしてなんだァ~!!」
「・・・そんなもん、誰にも分かるもんか!
只、現実は、お前は牧野のことだけを忘れ、牧野を貶め、暴言を吐き、とことん傷付けた、、、」
「最悪は、牧野をレイプしようとしたことだ、、、」
「そんな! 、、、嘘だ!、、、
俺が、大事な牧野にそんなこと、、、」
「嘘じゃねぇ!
お前は、牧野をそこいらのゲス女より酷い扱いしたんだよ、、、」
「・・・・・」
「お前、ちゃんと記憶を取り戻したいか?
事実に向き合う勇気はあるのか!?
お前の母ちゃんに間違った記憶を植え付けられたまま、あいつらを怨み続けていくのか?」
「・・・・・」
「なぁ、お前の母ちゃんが牧野に何をしたか、事実を知ったら、こんなもんじゃねぇぞ!」
「だが、しんぺえすんな!
俺達が支えてやる!
墜ちるところまで墜ちたら、俺達が救い上げてやる!」
「・・・うォォ!、、
牧野~、牧野ォ~、、、
俺は牧野が居なけりゃ、生きてる意味がねえんだ!、、、
牧野ォ~、、牧野ォォ~、、、
どうしてだァ~、、、・・・」
「司、それでも生きるんだ!
生きて、牧野に恥じない人生を生きるんだ!」
「なぁ、お前には、俺達が望むべきもない、牧野との素晴らしい想い出があるじゃねぇか、、、
それを胸に抱いて生きていけ!」
「牧野が言ってたんだ、、、
私の好きだった司は居なくなったけど、私には、大事な想い出がある、それで十分だって、、、」
「今でも、お前との出会いは、最悪で最高の出来事だったって、綺麗に笑って言ってのけるんだ♪
凄い女だろ♪」
「お前は、そんな牧野を死ぬまで愛し抜くだろう、、、」
「なんせ、あの牧野だ!」
「「愛さずには、いられない♪」」
「お前らも、、、」
「それ以上言うな♪、、、」
「だが、俺は幸せになるぜ♪
ちゃんと愛せる相手を見つけたからな♪」
「司、お前も前を向いて、幸せになれ!」
「・・・・・」
「んじゃ、今夜は久し振りに飲み明かそうぜ♪」
「ここは、あきらの隠れ家だ、遠慮なく酔い潰れようぜ♪」
「乾杯! 司、お帰り、我らがF4に♪」